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2016凱旋門賞

馬場や枠順は日本以上に慎重に扱わなければなりませんが、
現段階での予想でも。

◎Minding
○Highland Reel
▲Jack Hobbs
△Found
×Order of St George
×マカヒキ
×Fascinating Rock

 

 

シャンティイの2400Mは2004年まで仏ダービーが行われていたのですが、
NijinskyやAllegedがブイブイ言わしてたように、
所謂フレンチな斬れよりアメリカンなパワーが必要で、
坂を登りつつ4角を回り、尚且つ追い出しは坂の途中。
勝負所で加速するためにはアメリカンなパワーを要求されるということかと。

 

ガリレオ(とデインヒル)ばっかりじゃねーかよ。
と言われそうですが、舞台設定を考えるとそうなってしまうのです。

 

Mindingは前走の愛チャンピオンSで3着に敗れ株を落としてますが、
上がり勝負で斬れ負けといった印象で、
内々から抜け出すときの脚は流石と思わせるものでした。
今年の欧州3歳(含牡馬)で最強でしょう。

インの最後方という状況から驚異的な末脚を繰り出したオークス。
当時は9頭立てではありましたが、
多頭数になりそうな今年の凱旋門賞では楽しみが増します。

 

ところでムーアは乗ってくれるのでしょうかね。
もし、そうなると日本では人気しそうではありますが。

 

2016 愛チャンピオンS

 

ポーランド調教馬が独G3制覇

ポーランド調教馬のVa Bankが独G3のバーデン貯蓄銀行賞を勝ちました。  
1馬身半差で破った相手がPotemkin(G3二勝、前走はG1で3着)、  
3着のFelicianは更に6馬身離されました。  
前が開いてからは豪快に伸びての完勝です。

 

 

2歳時から王道を歩み続け、このレースを入れてここまで12戦全勝。  
日本風に例えると、  
2歳時は新馬、デイリー杯2歳S、朝日杯FSと3連勝で最優秀2歳馬。  
3歳時は一般戦を叩いて三冠を制覇した上にジャパンCを勝ち、  
年度代表馬と最優秀3歳馬のタイトルを獲得。  
今年は一般戦を叩いて、天皇賞春、宝塚記念を勝つ(11戦で付けた差は約32馬身)。  
というポーランド史上最強馬と言っても差し支えないレベル。

 

東欧主要国での格はチェコ、スロヴァキア、ハンガリーの次でしょうか、  
(オーストリアはマグナ社の破綻で殆ど体を成さず)  
東欧の重賞(リステッド)やイタリア、北欧の障害レースではよく見かけますが、  
(瑞グランドナショナルはSerafinが89-92,95年に5勝など)  
パート1国に遠征して重賞を勝ったのは記憶にないなぁ。

 

1988年にポーランド生産馬のOmenが  
ノルトラインヴェストファーレン州賞(G3,2200m)を勝ってますが、  
細かいことを言うと、これは独移籍後のことでした。

この勝利により生産界が活気付くことを願いたいですが、  
現実は近年加速している輸入馬の増加に拍車がかかるのでしょうね。

 

字面を見ていきますと、  
父ArchipenkoはNureyev≒Bound(父Nijinsky)の3X1という強烈なクロスを持っていますが、  
代表産駒のMadame Chiangはそれを祖母Kiliniskiで更に累進。  
他ではサンタラリ賞3着のLady Penkoは母がNijinsky持ち。  
べレスフォードS2着のClonard StreetはNijinskyとSadler's Wells。  
ドルメロ賞2着のMarabeaもNureyevとFar North≒Nijinsky持ち。  
チェスターヴァーズ3着のMedranoはNijinsky持ち。  
チェコダービー2着のHonzik Chiperaも母父Hernandoで更にNureyev持ち。  
パワーを増幅するのが成功の近道でしょうか。

Nijinskyと相性の良いRed GodやRobertoなども効果的ですが、  
スイートスポットが狭いのが難点という言い方もできるかと。

Va BankはNijinsky≒Ajdalの3x4で、DarshaanにHabitatにSecretariat、  
褒めちぎれませんが、まずまずかなぁ。

 

ウィッシュノート

2週前のクラウディオスはおそらく引退戦だろうとは思いましたが、
夜勤明けでこの猛暑ということもあり自重しての自宅観戦でしたが、まさかの勝利。
30年近く競馬やってますが、これにはびっくり。
師を含め、携わってる方々もさぞかし驚かれたことと思われますが、
ただただ感謝の一言であります。

で、ウィッシュノートは見てきました。
ダート短距離馬を想定して出資したのは初の試みでしたが、母系にはSpecial(Nureyevクロス)はともかく、
Courtly Dee、Numbered Account、The Brideと名牝が揃い踏みですからねぇ。

もう少しパワフルな印象を持っていましたが、
意外とこじんまりとした感じでした。
まぁ、牝馬ですし仕方ないのかなぁとも。


ウィッシュノート1ウィッシュノート2
ウィッシュノート3ウィッシュノート4

返し馬は良い印象でしたし、ぶっ込んだのですが・・・
ウィッシュノート5ウィッシュノート6

鞍上も前からぁ、とアクシデントも堪えましたか。

一瞬ですが、おおっと言う脚は見せてくれましたので、まぁ納得です。
ウィッシュノート7ウィッシュノート8

相手が揃う前に中2週でとの思いもありますが、
何はともあれ、お疲れさまでした。
ウィッシュノート9