ニャルラトホテプの普遍的無意識
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ウザい感じの手記なので誰も見てないここに投稿。



俺のももいろクローバーとの出会いは2010年8月30日、アイドルサマーフェスタ2010の会場だった。

何と席は最前列。しかし俺の目当てはSKE48だった。
当時のSKEはAKB総選挙で松井珠理奈が第10位、松井玲奈が11位を獲得し波に乗っていた。

上昇志向、下剋上と言ったものに目がない俺は彼女たちのひたむきさに虜になっていた。

迎えた当日、同じSKEヲタの友人と会場入りし、席についた。
彼のヲタ仲間たちがやいのやいのと集まってくる。

AKBやSKEなど、いわゆる48系と言われるアイドルはホールライブの数が少ない。これを補うのが日々の劇場公演なのだが、まず当たらない。
なのでこう言ったライブの参戦率は非常に高い。

なにせ最前列というのはそうそう取れるものではない。
今回の会場は現渋谷公会堂で、当時はまだC.C.レモンホールだった(何やらおかしな気もするが)。
収容人数は2200人オーバー。
その最前列はたったの20人なのである。
いくら払った?等と冷やかされながら入場の際に貰ったパンフレットに目を通す。


ももいろクローバー

その名がそこにはあった。
当時すでにメジャーデビューを果たしていた彼女らは一部のアイドルファンの間でカルト的な人気を博していたらしいのだが、
俺は名前すら知らなかった。


もちろんこの時点でその人気はもちろん、当の自分がその子らの追っかけになる事など知る由もなかった。

なのでその他2組のチラシにも目を通すと、
はぁ、玲奈ちゃん11位か。新規ファンがたくさん付くんだろうな、だとか
ちょっと遠くに行っちゃった気分だな。

だとか考えていた。
自分から遠ざかることなど考えもしなかった。


開演の時間が迫る。
埋まった客席を振り返ると、
オレンジのTシャツに身を包む馴染みのヲタたち…はあまりいない。
代わりに同じデザインなのだが5、6色とカラフルなTシャツのヲタが周囲を埋めていた。

少し戸惑って、すぐ分かった。
先ほどのチラシ、ももいろクローバーのメンバーカラーに対応していることが。

ももいろクローバーのヲタ、結構多いな。
と友人にささやくと
ももクロね。AKBの古参とかが流れちゃってるらしいよ。
リーダーのかなこっていう子がいるんだけど、コールがかなこー!じゃなくてかなこぉ↑↑なんだ(笑)

と、早口に言われた。
松井玲奈一筋で通している彼だが、DDとしての素質も十分に持っていた。


ライブが始まる。
総勢4組によるアイドルフェスだ。登場する順番は事前には知らされない。

まずは司会のお兄さんが司会兼注意事項の説明兼前座として話す。どうでもいい。

では皆さん盛り上がりましょう!どうぞ!


やっと始まる。
大モニターには煽りVとともにトップバッターの名前が。

ももいろクローバー

トップはももいろクローバーだ。
カラフルなヲタたちが怒号に近い歓声をあげた。

そして音楽が流れる。
今では聴きなれたOvertureだ。

彼女たちが登場する。

そこからはあまり覚えていない。
ココココしか言っていない歌や、飛び跳ねている周りのヲタたち。
笑顔と歌声で他グループのファンを完全に食いに来ている姿があった。
そして食われた。

特にダンスは圧巻の一言しかない。
SKEのダンスはレベルが高いと思っていたし今でもそう思う。

だけどももクロは次元が違う。
いや、土俵が違うといったところか。

アイドルの振り付けではない振りをやっているとしか思えない。
SKEの面々がももクロの振りを与えられたなら彼女たちは踊りこなすだろう。

でもそれとこれとは話が別だ。
そもそも、あんな振りを付けない。
可愛らしく踊って恋の歌を歌ってファンの心に訴えるのが普通のやり方だ。

ももクロは違った。
全力で踊って下剋上の歌を歌って心に訴えかけていた。
虜になった。
全力という言葉がぴったりだと思った。
少年ジャンプのようだと思った。


帰り道はももクロの話しか出なかった。



最高の出会いをしたと思った。



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