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たこやきレインボー「恋のダンジョンUME」

というわけで本日フラゲ日明日リリース、たこやきレインボー メジャー6枚目のシングル「恋のダンジョンUME」を編曲させていただきました。


たこやきレインボーがメジャーデビューしてから3年と数ヶ月、今回が6枚目のシングルになるわけですが、僭越ながらわたくしその内「RAINBOW〜私は私やねんから〜」「まねー!!マネー!?Money!!」と今回の「恋のダンジョンUME」と3曲も編曲を任せていただけました。

今回は3度目の正直を狙われないとダメなわけで売り上げが下がったちゃうとまずいわけです。

ですので今日は「恋のダンジョンUME」の聴きどころをお伝えすることで、少しでもダウンロードやサブスク、YouTube
https://youtu.be/MVnpIAYHTcU
の再生回数に貢献できればと。

・聴きどころその①

ビンテージシンセサイザー祭

70年代後半から80年代初頭にかけて当時のディスコソングでよく使われていたビンテージシンセと同じものを用意して使いまくりました。プロフェット、オーバーハイム、moog等々。オーケストラヒットの音はフェアライトから実際に録音した「本物」です。

・聴きどころその②

ギター

珍しくギター弾きまくりました。
間奏のギターソロですが実はぼくはそもそもギターソロってあまり好きじゃないんです。しかし今回はいい感じに「いなたい(古ぼけた、田舎くさい、間抜け、等々の意味。しかし音楽業界では『逆にそれがいい』というほめ言葉の意味で使います)」フレーズを思いついてしまったので何回か練習して自分で弾いて録音しました。
後輩に最近ギターソロ弾いたよと言うと「似合わねー!」と大爆笑されます笑

・聴きどころその③

堀くるみ
数ヶ月前のコロナ禍以前、歌のレコーディングの為ディレクター横倉氏(コヨーテの送り主。詳しくはYouTube「家にいるTV」参照)とぼくとで大阪に行きました。

くーちゃんのところどころ「コブシ」の効いたリードVoは圧巻です。メンバー1小柄なくーちゃんからあのパワフルな歌唱が発せられると鳥肌が立ちます。 
そしてくーちゃんといえば安心安定のコーラスワークです。
これまでも殆どの曲の「ハモり」をくーちゃんが一人で担当してきたわけですが、今回のサビの後半(ForEx : まいまい「地下鉄で〜君に会いに行くよ〜」パート)でのバックのWoo〜Ah〜)コーラスはもうプロ級です。くーちゃんはタレント性がとても高いので歌わなくても売れるに決まってるわけなんですが、やはり「歌」という本分があるからこそ頼れるリーダーなわけです。かっこいいです。

・聴きどころ その④

清井咲希
いつも全員に1曲全部歌わせてからそれぞれの良いところをつまんでパート割ができるんですが今回はあらかじめのパート割を横倉さんが決めてました。
全員ユニゾン(同じパートを同じメロディラインで重ねて歌うこと)になるサビを誰が最初に歌うのかが重要なんですが今回はさきてぃがトップバッター。楽曲の方向性をセンターらしくバシッと決めてくれました。ド頭の1番のAメロの歌い出しも曲の方向性をすぐに示唆してくれていて最高です。また今回さきてぃにはサビでの上パートのハモりも担当してもらったんですがこのさきてぃの「上ハモ」が実に効いています。サビ終わりの「もしかしてUMA あの光UFO」部分はステイからの急なオクターブ上がり下がりで難しい上にちょっとアホらしいラインなんですが笑 レコーディングではニコニコしながら難関を突破してくれました。さきてぃの歌唱の様に「迫力」と「かわいらしさ」を両方併せ持つのは実はとても難しいです。天才です。

・聴きどころ その⑤

春名真依
まいまいの甘い声はただ甘いだけではなくて歌詞やメロディライン、曲調にバシッとハマった時にとんでもない威力を発揮します。
そして「切なさ」を表現するのがとても上手いです。今回は1番と2番のサビの後半のソロパート(「地下鉄で君に会いに行くよ」部分)がとても効いていて楽曲全体の雰囲気を象徴していますよね。さあ全員歌い終った!聴いてみよう!と頭から終わりまで聴いた後まいまいからすみません2番サビの「通り雨 声をかけられても」部分を歌い直したいです!と自己申告がありました。ディレクター横倉氏もぼくも
(´-`).。oO(完璧なのになあ。。。直さなくていんじゃね?)と思ってたんですが更に切なくて何かを訴えかけるような素晴らしいテイクが録れました。クールビューティーなルックスに反して実は熱いまいまい。

・聴きどころその⑥

根岸可蓮
「家にいるTV」を観ていてもわかりますがメンバー中最も情緒が安定していて優しくておっとりしている人格者がれんれんです。個性バラバラのメンバーが一緒にいられるのは実はれんれんのニュートラルさによるところが大きいんじゃないかなあとも思います。そんなれんれんが人格をビーストモードに180度変えてしまう瞬間が2つあって一つはアニメの話をしている時、もう一つは歌って踊る時です。今回の歌詞で2番Bメロ頭に「景気悪くても 笑いに変えていく」という部分があるのですが、この歌詞がぼくは個人的に大好きで、ここはれんれんの「明るい爆発」がとても合っています。れんれん以外に考えられません。ここを聴く度にああそうだよなあ景気悪くても笑いに変えていかなくちゃなあと前向きになれます。れんれんパワー。余談ですがサビの「したり顔や したたか顔」の「したたか」の発音に「えー難しい。みんなようできんなー(´・ω・`)」と苦戦していたのが可愛らしかったです笑


・聴きどころ その⑦

彩木咲良

自分で作詞作曲してギターで弾き語りもするさくちゃんはメンバー中最も「音楽の香り」がする人なのでミュージシャンのぼくとしても一番話しを伝えやすくて一番心配してないので特に書くこともないんですが笑 最初に録音したさきてぃのテイクを聴いて「さきみたいに歌わなあかんかなあ」とぼそっとつぶやいていたのが耳に入ったので横倉さんとぼくとでいやいや!さくちゃんはさくちゃんらしく!と激を飛ばしました。今回はサビにさきてぃの上ハモ、くーちゃんの下ハモがたくさん入っているので、さきてぃ、くーちゃんとはまた違った力強さに溢れたさくちゃんの歌唱がサビの「芯」になっています。完璧です。さすがです。

・聴きどころ その⑧

「ハッ!」

曲中「ハッ!」というかけ声が何度か出てきますが、こういった「ガヤ」の録音はいっぺんに何人かで1本のマイクの前に立ち、息を合わせてせーのでやらないと人数感や迫力が出せないのです。

奇しくもぼくは中学生の頃応援団の団長だったんですが(実話)その経験を活かしてまずは一人一人腹から声出そう!誰からやる!と応援団方式でリハーサルを始めたら意外にもさきてぃが先陣を切って「ハッ!」と迫力ある叫びを聞かせてくれました。全員それに引っ張られて完璧な「ハッ!」が録れました。

・聴きどころ その⑨

松本靖雄

この曲のミックスダウンを誰にお願いするか考えた時に松本靖雄氏しか思いつきませんでした。靖雄氏はFlip Flapロンドンレコーディングや浜崎あゆみ女史の自分編曲楽曲をミックスしていただいたりとかつてはたくさんの楽曲を一緒に作り出してくれていたのですがここ10数年は乃木坂46、欅坂46、吉本坂46、日向坂46、22/7、AKB48、NMB48、SKE48、HKT48、STU48、NGT48、ラストアイドル、IZ*ONE等々秋元康先生関係のお仕事で忙しく、お願いするのは掟破りかな?断られるかな?とビビりつつもダメ元でお願いしてみたところ快く引き受けてくれました。数年ぶりの靖雄氏との作業はとても楽しくてスムーズでした。この曲をラジオで聴く度にああこの印象的な仕上がりはお願いして良かったなあと満足してます。是非ミックスにも注目して聴いてみてください。

7/12(日) 16:30~
ニコ生にてたこやきレインボーが無観客生配信LIVE「CLUB RAINBOW‘20」を開催します。僭越ながらわたくしDJを務めさせていただき、わたくしのリアルタイムメガミックスをバックにメンバーがリアルタイムで歌って踊ってパフォーマンスをします。2018年に行われた伝説の全国ライブツアー「CLUB RAINBOW」が2020年verに進化を遂げ復活!というわけです。たこやきレインボー?名前は聞いたことあるけどなんかおちゃらけたグループでしょ?と思っている方、楽曲派、スキル重視派、ルックス重視派、そういった方々にこそ騙されたと思ってぜひ観ていただきたいです。我が国のガールズグループは今ここまできています。詳細は明日7/8(水)のニコS内にて発表があります。よろしくお願い致します。

画像は大阪レコーディング後食べた大阪らしいしゃばしゃば系スパイスカレー。

おいしかったなー。またすぐ食べたい。

しかし大阪にさくっとは行けないので今日も自分でカレー作ります。