見えることの向こうに、見えない人の支えや応援があります。
あなたもだれかのために、人知れず祈ったことがあるでしょう。
「あの人の病気が早く治りますように……」
「あの人が試験に合格しますように……」って。
あなたのためにも、きっと祈ってくれている人がいます。
あなたもだれかを人知れず助けたことがあるでしょう。
恵まれない人への献金をしたり、清掃、ゴミ拾いなどのボランティアをしたり……。
あなたのためにも、良いことをしてくれている人がきっといます。
でも、あなたをひそかに助け守ってくれている人の姿は、いま、あなたの目には見えません。
見えないけれど、あなたを見守り応援してくれています。
故郷のお母さんやお父さんはどうでしょう。
遠くにいる家族や友だちはどうでしょう。
なかなか会えない恋人はどうでしょう。
だから、遠くにいるあの人に「ありがとう」
天国のあの人にも「ありがとう」
神様にも「ありがとう」
見えない人に感謝すると、自分がひとりぼっちでないことに気づきます。
あなたもかけがえのない、大切な存在だと気づきます。
「イラッとしたとき やさしい気持ちになれる本 著者 中井俊已」より