急に、オーストラリア・ケアンズで開催される学会に参加することになりました。なぜそうなったかを説明すると、長くなるのですが…。

もともと、うちの女性職員が参加するはずで申し込んでありました。ところが、彼女は産休明けで乳飲み子を抱えていて、旦那さんも結局休みが取れずに急遽キャンセルすることに。すると旅行代金は返金されるが、学会参加費13万5千円+同伴者参加費5万5千円合計19万円はすでに旅行会社が大会側に払い込んであり返金不可だったため、不参加でも払ってもらわなければ困ります、という事態に。彼女は目の前が真っ暗になったそうです。そして、もし代わりに誰か行く人がいれば、参加費は無駄にならずに済むことがわかりました。日程は7/28～8/1。

僕の日程を見てみると、ももクロの日産スタジアムでのコンサート(^_^)が7/26・27。

7/29～31に大阪のローカルの仕事が6件。

8/2から山陰出張。

大阪の仕事を彼女にまかせれば、日程変更無しに行ってこれます。

「じゃあ、俺行ってくるわ。」

「ホントですかー！ありがとうございますー(TT)泣」

実は、私たちの業界でこの学会を数年後に日本に招聘しようという動きがあり、諸先輩方から「ケアンズは必ず来るように」と言われていたのです。ところが日産スタジアムがかぶったため、もうハナから行く気なくなっていました。そこへ、この状況。勉強もちゃんと行ってこいって、神様から言われた気がしました。

彼女にとっても、産休明けでまだ完全復帰できてない状態だったのが、僕の留守中に大阪の6件を一人で回らなくてはなりません。「大阪は、まかせてくださいっ！　私も、そろそろ一人でやれって、神様から言われた気がします。それに、先生差し置いて私が先にこんな大きな学会に行くのやっぱりおかしいし。」

「実は、もうひとつ偶然あるんだよ。僕のパスポート、3年くらい前に有効期限切れてて、つい先週、海外投資が満期を迎えて、本人証明にパスポートの写しの提出求められて、再発行したところだったんよ。パスポートなかったら、この話全く無理だったでしょう。」

「ひえー、なんかコワイくらいにそういう流れだったんですねー！」

仕事終わりに思い立って、思い出のマーニーを観てきました。

不覚にも号泣してしまった…。

テーマは、あなたは一人じゃないよ。いつも必ず、見守ってくれている人がいるんだよ。です。

冒頭、特急スーパーおおぞらで釧路に向かう。え、こんなにリアルな北海道から始まるの？ と、すでにこの時点でグッと作品世界に引き込まれる。

ああ語りたい。けど謎解き要素があってネタバレになるので書けない。宮崎監督の作品ほど複雑ではないが、ストレートな中にも多くのメッセージやメタファーが込められていて、全部受け取れているのかが気になります。世代や性別の違う人がどのように解釈したのか教えてほしい。ジブリを見るといつもこうなります。

昨日は、昔好きだった人の結婚式でした。とても素敵な旦那さんで、とてもいい関係性が築けていることが見てとれました。準備された余興も心暖まる笑える楽しいもので、素敵な仲間たちに囲まれて、幸せにあふれた、とてもいい結婚式でした。

話を聞いたときは心が疼いて、でも笑って「ええーほんと？良かったね、おめでとう！」って言ったら、「それだけ？」って。「…グサッと来てるよ。ショックだよ。でもあなたには本当に幸せになってもらいたいと思ってるよ。って、ここまで言わすなー！」「うん、ごめん。ありがとう。わかってる。」

ま、以前にそんなやり取りがあったので、昨日はさほど感傷もなく、素直に祝福することができました。特に言葉は交わさなかったけれど、時々目が合って心は伝わった気がしたし。一緒に写真も撮ったし。あふれる幸せのおすそわけをいただいて、元気もらいました。

でもね、ちょっとやっぱりうらやましい。素敵な旦那様と、素敵な仲間たち、素敵な結婚式が、とても羨ましく。純粋にまっすぐに、うらやましかったです。