URASUJI | ルノアール日録

URASUJI

24日土曜日、下北沢のザ・スズナリで「敦×杏子プロデュース」の『URASUJI・Ⅲ 寵愛-大陸編-』(作・演出/松村武)を観劇。

夙に評判を聞くこの“URASUJI”シリーズ、筆者は今回が初体験。いやもう、噂に違わぬ歌あり踊りありギャグありの痛快面白エンターテインメント舞台を存分に堪能できた。

とはいえ、筆者の記憶に強烈に刻み込まれたのは、主役と思われる必殺仕事人な“URASUJI4人衆”よりも、西太后に扮した深沢敦の存在&芸の面白さ、及びそれ以上に女忍“紅萬子”を演じた藤田記子の余りに強力なキャラ、コメディエンヌぶり、“前へ前へ”の貪欲なハジけぶり、存在感だった。藤田記子&紅萬子、サイコー!(森三中の黒沢とかぶる、と終演後に誰かが言ってたけど)

“憂国の女傑”を演じた明星真由美は、その演技・口跡の確かさ・ヴォーカルいずれも優れていて、上記とは別の意味でこちらの心を掴まれた思い。

辛亥革命前にえん(字が出ない)世凱を殺してしまうのは、如何なものか(笑)。