AKB48劇場、「僕の太陽」リバイバル公演 8/12
【僕の太陽キャン待ち当選】
劇場公演にキャン待ちで当選した。モバ枠で、当日朝の事前キャンセル数は25番なので当確。神推しの大和田南那村山彩希が出演とあって、胸躍る参戦であった。劇場は、5月の「ただいま、恋愛中」、AKB関連としては、夏祭り以来である。
AKB48グループ運動会、AKB48感謝祭は、TIF2016と被ったため見ることができなかったので、今夏初のAKBライブでもある。「僕の太陽」リバイバル公演は、USJの【やり過ぎ!サマー】開催に伴い、通常のチーム編成では対応できないため、急造された「僕の太陽」公演の元に集められた夏期限定混成チームである。「僕の太陽」公演は、チーム4、研究生公演などで行われたこともわかる通りフレッシュなメンバー向けの公演であるが、オリジナルは旧Aと旧Kの合同チームであるので、本来の公演のかたちに戻ったということもできる。
【AKB48SHOPに立ち寄る】
当日は、開場の40分前に秋葉原に到着し、AKB48SHOPに立ち寄り、大和田南那グッズを物色する。団扇も、扇子もSOLD_OUTである。夏祭りで買い損なった矢吹奈子の扇子を購入し、劇場に向かおうとすると、メールを受信。メールの送信元は48劇場で「繰り上げ当選」の通知。
【久しぶりの着席観戦】
劇場に到着し、チケットを購入すると、18×番。何となく、良番であるような気がした。前々回は、立ち見、前回は本当のラス(抽選入場では)を引いてしまったので、今回は、悪くても着席観戦をしたかった。いよいよ抽選が始まると、1順は2桁台、2順は190番台、前回の悪夢がよぎると4順目で180番台がコール。前に並んだ人と目をあわせて小さくガッツポーズ。劇場に入ると、2列目の手前側がまだ何席か空いているので、柱の付近を避けてゲット。この席だと、柱がほとんど邪魔にならない良席である。
【なーにゃの僕の太陽】
入場が完了し、暗転すると影ナレが入る。本日は阿部マリアであった。平日の日のご来場ありがとうございますという話であったが、阿部さん、社会人にも夏休みはあるんですよ。
いつも通りOvertureが始まり、1曲目のDreamin' girlsが始まる。なーにゃ(大和田南那)は、どこかと目で追うところからスタート。実は、なーにゃを劇場で見るのは初めて。次世代期待のツートップであった向井地美音が順調にセンターを射止めたことに比べ、ここ最近は干され気味。しかし、選抜総選挙で62位という反撃の狼煙をあげ、秋のシングルでは選抜復帰も視野に入った。とにかく、減量が必須なのであるが、太りやすい体質のようなので、個人トレーナーでも付けて、もとの体形に戻れば、誰もが認めるポテンシャルなのでなーにゃ無双になるはずだ。

出演メンバーは以下のとおり
【出演メンバー】
大和田南那・小嶋菜月・田北香世子・中村麻里子・平田梨奈・相笠萌・阿部マリア・島田晴香・下口ひなな・中田ちさと・梅田綾乃・横島亜衿・飯野雅・伊豆田莉奈・北澤早紀・村山彩希
メンバーの中で総選挙ランカーは、なーにゃただ1人。選挙に出馬しているば、ゆいりー(村山彩希)がランカーとなったであろう。他のメンバーは、古参が、中田ちさと、中堅クラスが中村麻里子、島田晴香の2名と比較的若いメンバーが中心。と言っても、15期以降メンバーを募集していない(本日、16期の募集あり)現状では、チーム8に若いメンバーが集中しているので、相笠萌、梅田綾乃、北澤早紀、村山彩希あたりがすでに中堅クラスと言ったほうが良いかもしれない。
2曲目の「RUN RUN RUN」では、なーにゃゆいりーが揃って正面にきた。1人づつ来て欲しいのであるが、人気ツートップのそろい踏みを眼を凝らしてみた。なーにゃは、ぽっちゃりしているが、TVで見るよりちゃーんと踊っている、ゆいりーは、流石にキレキレである。
【流石の島田のMC】
全体曲が終わり、MCに突入。ここは、ゆいりーが中心となり、島田晴香が牽引するかたち。島田は相当に細くなったので、最初は誰かわからなかった。なーにゃがいるためか、すでに細くなりすぎてネタにならなかったが体重ネタは封印。感謝祭で推しフアンが25人だったので全員の顔を覚えているという自虐ネタで観客を笑わせていた。
【ユニット曲】
次は注目のユニット曲。「アイドルなんて呼ばないで」この公演のユニット曲で最も有名で、前田敦子のユニット曲である。ゆいりー、なっつん(小嶋菜月)、かよよん(田北香世子)、ひらりー(平田梨奈)のユニットである。
「ヒグラシノコイ」
そして、なーにゃがググタスで良く書いている「ヒグラシノコイ」。パートナーは、あえりちゃん(横島亜衿)である。なーにゃは表情が良いので、こちらに来る時を待ち侘びる。最近は、随分と大人っぽい表情になってきているので、この曲にマッチングしてきている。まあ、MCのときに出てくる悪戯を考えている子供のような表情がチャームポイントなのであるが。
【光と影の日々】
ユニット曲が終わるとMCを挟んで、全体曲、アンコールと続き、最後は「光と影の日々」で締めくくる。この曲を劇場で聴けたのは大収穫。そして、恒例のお見送り。ゆいりーなーにゃに声をかけて劇場を後にした。入った頃(研究生時代)のなーにゃは、全国握手会の愛想のなさで、向井地美音と好対照であったが、(当ブログSSA、全国握手会を参照)、最近は、きっちりフアンと向き合っている。この娘が本気になれば、向井地美音とのツートップを邪魔するものはないと思える。15期の向井地美音よりも初期は注目度が高くオーディションに合格した年に、カップリング曲「Party is over」大島優子、高橋みなみ、渡辺麻友を従えセンターに大抜擢されると、2ヶ月後にはチームBに昇格し、ここでもカップリング曲「昨日よりもっと好き」宮脇咲良、白間美瑠など姉妹グループの次世代筆頭を従えセンターと大きな期待を寄せられ、ついに「ラブラドール・レドリバー」で初選抜。ここまでは順調そのものであったが、2年間以上も選抜に呼ばれずに、いつしか選抜総選挙の順位でも同期の込山榛香、後輩の川本紗矢、チーム8の倉野尾成美の後塵を拝してしまった。私が理想とするAKB48の次世代選抜になーにゃは欠かせない。雌伏の時を経て、より大きく飛翔してほしいと思った劇場観戦でした。

欅坂46の2016年初イベントである「新春!おもてなし会」に行ってきた。最終公演である1/17の第二部である。この日の昼は、桜エビ~ず
ファ~ストライブ~出航!もってけ桜エビ~」に参加していたので、デビュー前2組のアイドルグループを1日で見たことになる。「お見立て会」に干された身としては、是が非でも見ておきたいイベントであったので、当選通知が来た時は安堵の一言であった。
さて、乃木坂
46のデビュー前の大型イベントは皆勤であっただけに、欅坂46のお見立て会の落選は、いかに人気が凄かったかが窺い知れる。事実、この「おもてなし会」も、かなりの高倍率であったようである。どのようなイベントになるかは、事前に詳細な説明はなかったが、乃木坂462回目の大型イベントが「乃木坂コンベンション」であったので、ほぼ予想はついた。では、この最終公演の概要をおさらいする。

【開場】
場所は、Zeppブルーシアター六本木、アミューズが所有していたときは、さくら学院がライブを行っていた場所、Zeppになってからは(ソニーが所有)してからは、乃木坂46のアンダーライブやAKB48グループ「アドレナリンの夜」などを行っている。この場所は、麻布十番から急な勾配である坂を登らなければならない。その坂の名前が欅坂の前のグループ名である鳥居坂である。要するに、この六本木ブルーシアターをホームグランドで活動する計画であったのかと思われる。
来場者の年齢層は、ほぼ乃木坂46と同じ。女子も高校生を中心にちらほら見受けられる。乃木坂46フアンをそのまま引き継いだと思えば、大きく外すことはないと思う。席は、16列とやや後方ではあるが、傾斜があるので見えやすい。開演の前には、長濱ねるのひらがなけやき募集のお知らせが流れていた。そして、開演時間の迫ると「謙虚!優しさ!絆!キラキラ輝け欅坂46!」の掛け声がきこえてきた。会場からは大きな拍手である。暗転し、いよいよメンバーが登場である。

【コンベンションを踏襲】
メンバーが揃うと、尾関梨香上村莉菜がMCの位置にたち本日の進行を説明。メンバーが「美術」「音楽」「演劇」「ダンス」「書道」各部にわかれておもてなしをするという趣向である。尾関と上村が放送部を兼務ということである。予想通り乃木坂コンベンションでほぼ同じフォーマットである。あのときは同じZeppでもZeppTokyoでスタンディングで、少々見えにくかった記憶があるが、欅坂の場合は着席観戦とあって快適である。もっとも期待値が高いのは「ダンス」である。やはり、アイドルはダンスを見てみないと評価は難しい。
MCの上村
が、何を思ったか最初から涙目状態(というか、泣いていた)で、ちょっと可愛かった。

【美術】
最初は、美大生の佐藤詩織と実際に部活でやっている小池美波の美術部である。大きな布に1時間をかけて絵を完成させるという。他の部がおもてなしをしている最中もずっと書き続けることになる。小池は見た目通りの妹系アイドル路線になりそうだ。

【音楽】
ここは、歌と楽器の得意なメンバーが選抜されるということは想像がつく。上村のトランペットはネタになってしまっているので、今回はパスであろうと思ってメンバーの発表を待つと、上村の名前があるではないか。
①ルパン三世のテーマ
渡辺梨加菅井友香がピアノ、小林由依がアルトサックスによる演奏
②情熱大陸
上村莉菜菅井友香がピアノ、長沢菜々香がバイオリン
③ちっぽけな愛のうた
小林由依今泉佑唯のギターと歌唱
ここで、尾関が小林、今泉のユニットをダブユイと命名。目立ったのは、長沢のバイオリンとダブユイの歌唱力の高さ。今泉のフロントは間違いないだろう。

【演劇部】
7名が3つのシチュエーションで行う恋愛劇(告白劇)
①教室
長濱ねる(女子役)守屋茜(男役)
ねるの可愛さが爆発
②踏切
原田葵(女子役)渡邉理佐(男役)
③部活
米谷奈々未(女子役)織田奈那(女子役)志田愛佳(男役)
私の趣味からするとアイドルが男役をやるのは、あまり好きではない。女性ばかりのグループで恋愛劇をやるとどうしてもこうなってしまうので、別のシチュエーションでやってほしかった。ねるは役得になったと思う。

【ダンス部】
最注目のパートである。メンバーは、石森虹花、齋藤冬優花、平手友梨奈、鈴本美愉、土生瑞穂。かなり難易度の高いダンスを行っていた。私の推しである平手友梨奈は、センターで踊る場面が多く、思った以上にダンスが上手い、平手がセンターで行くべきだと思った。石森も綺麗でキレもある。鈴本はダンス自体は良いの出るが、ちょっとぽっちゃりしすぎていると感じた。土生は、身長が高く細いが、ひょろっとしたイメージで高身長が生かせれていないような気がした。

【書道】
いよいよ、最後の書道部は、尾関である。ステージの後に目を向けると、絵はすでに出来上がっている。欅の木である。素人目から見ても上手いとわかる素晴らしいできである。ここに、小池と佐藤のサインをいれて、尾関が毛筆で絆という文字を書き入れて完成である。

【私服ファッションショー】
最後は、メンバーが1名づつ会場の出入口から私服を着て登場するファッションショー。本日、一番盛り上がったのではないだろうか。ボーイッシュではあるがオーラが凄い平手の登場がマイベスト。最後は本日MCをした上村に続き尾関が登場して殿を務めた。

【お見送り】
ファッションショーが終了すると本日の感想をメンバーが述べて、ロビーでのお見送りの発表。席順から出口に向かいメンバーのお見送りをしてもらいジエンド。

【総評】
3年前の乃木坂コンンベンションとほぼ同じフォーマット。違いはメンバーの音楽スキルが高いということ。お嬢様度は乃木坂46を凌ぐとみてよいだろう。本日、見た限りでフロントメンバーを選ぶとすれば、平手、今泉、渡辺(梨)、小林、石森。尾関は、MCが切れる場面が多く、上村が事故っているように見えていたが、実は尾関の間の取り方が悪い。従って、欅坂46の課題はトークスキル、指原、峯岸、高橋みなみクラスは望むべきではないが、意外に安定感があり気配りできる桜井怜香クラスは必要に感じる。まだ、緒についたばかりの欅坂なので、これから尾関、上村のトーク力があがるであろうし、新たな人材が発掘できるかもしれないので、あくまで現段階の課題である。
今回異質だったのは、運営が全く顔を出さなかったこと、乃木坂コンベンションのときにはSME社長からのメッセージがあった。メンバー手作りのイベントということで、敢えて一歩ひいたのだろうと思うが、今後の方向性くらいあっても良かった。

【欅坂46の未来】
今年、本格デビューするであろうアイドルグループでは断トツのブレーク候補である。有力候補としてはNGT48、ばってん少女隊、つばきファクトリー、桜エビ~ず、わーすた、原宿駅前ステージあたりになると思うが、現状ではNGT48も叶わないと見ている。
順番をつけるとすれば、
①欅坂46、②NGT48、③原宿駅前ステージ④ばってん少女隊、⑤桜エビ~ず、⑥3Bjunior、⑦わーすた、⑧LADYBABY、⑨Le Lien、⑩ときめき♡宣伝部、⑪TPD DASH!!、⑫ぷちぱすぽ☆。メジャーアイドルの中でも抜きんでている。今後の活動としては、乃木坂と同じ道を歩むのであれば、デビューの前にもう1回ライブを行う。乃木坂の場合、東日本大震災チャリティーライブであった。そして、4月にメジャーデビューし、全国握手会と個別握手会ということになる。オリコン1位も間違いないであろうし、握手会も大盛況であろう。NGT48との同時発売で、互のフアンを煽るのも面白いかもしれない。
欅坂46の未来はこの上なく明るい。アイドル戦国時代の頂点も決して不可能ではないと思った「おもてなし会」であった。
全国握手会から見たAKB48メンバーの選抜総選挙

【コンサートだよ、全国握手会】
5月23日(土)AKB48さいたまスーパーアリーナ全国握手会に行ってきた。予め断っておくが、AKB48グループのライブには可能な限り行くが、個別握手会(購入はしたことがあるが、行けなかった)は勿論、全国握手会も通算4回目と、初回限定盤を購入しても、握手会の会場に足を運ばないことのほうが多い。個別は乃木坂46のぐるカーのみ。したがって、ほぼ確実に、メンバーから認知はされていない。今回は、①速報の直後であり総選挙開票前であること、②会場までの所要時間が30分程度であること、③第1部はコンサートであること。これだけ条件が揃えばいかない選択肢はない、ということで、『Green Flash』と『僕たちは戦わない』の「イベント参加券」を鞄に入れてSSAに向った。

【ミリオンメドレーに狂喜】
1部は、コンサート。AKB48全国握手会史上「最大規模 & 最高演出」レベルとブログに書いていたことは、偽りなく90分間の本格的コンサート。昨年の夏祭りが神イベントだと後で知って臍を噛んだので、同じ過ちを繰り返さなくて良かったと思う。流石に、神イベとまでは、いかなかったが、ミリオンヒットメドレーは、AKB48のコンサートでも、今後やるかどうかわならないため、貴重であると同時に、チームA~チーム4とチーム別にミリオンヒットを歌うのは、楽しい趣向であった。特に、通常のコンサートとは違い、兼任メンバーが不在なので、チームの純粋な戦力が見て取れるのは、このような機会があればこそである。チームAから順番に、B、K、4の順番。セトリは以下のとおり。
⊿チームA
Beginner、ハート・エレキ、永遠プレッシャー、Everyday、カチューシャ、恋するフォーチュンクッキー
⊿チームB
フライングゲット、GIVE ME FIVE、ラブラドール・レトリバー、Green Flash、さよならクロール
チームA小嶋陽菜、島崎遥香チームB大和田南那、川本紗矢が中心であった。
そして、チームBがはけたあと、岡田奈々、村山彩希、平田梨奈、後藤萌咲、下口ひななが登場し、松井咲子のピアノ演奏で「桜の木になろう」を歌う。北原が後で、前田敦子パートの大サビを歌った。下手でもないが上手くもないという微妙さがつっこまれていた。
⊿チームK
UZA、ギンガムチェック、So long、風は吹いている、前しか向かねえ
UZAは、新AKB48のダンス巧者の田野優花相笠萌のダブルセンター。UZAのダンスは、今でもAKB48の名物。やはり、渡辺麻友がダンスの力量でセンターから外されたというエピソードはついてまわる。また、本日は渡辺麻友不参加のため、麻友のセンター曲がチームKで披露されることになった。チームKはダンス巧者の田野優花が中心。
チーム4
心のプラカード、真夏のSounds good!、鈴懸なんちゃら、上からマリコ、希望的リフレイン
チーム4は、岡田奈々、向井地美音が中心の構成。セットリストだけではなく、演出も緑色の巨大な大玉が出だり、黄色い風船が上から降りてきたり、火が吹き上がったり、レーザー光線も発動されたりと握手会の一部とは思えないお得なイベントであった。
最後に、16名で「僕たちは戦わない」を歌ってコンサートが終了した。

【戦略的にチョイス】
さて、いよいよ第2部の握手会であるが、6枚の握手券をどのレーンに使うかであるが。
今回は、単独レーンを除き、期ごとに分けられている。全部で13レーンあるので、新しい期の8レーンから13レーンまで行く方針を立てた。しかし、混み具合の都合で、14期を結果的にパスすることになったのではあるが。

【愛しい13期】
10レーン 13期
13期の注目は、大島涼花村山彩希。順調に綺麗になった大島涼花が最初、ちなみに、いの一番に駆けつけたため、前は全て優先枠のため、優先枠の直後に並べたため、光速握手会ではなく、比較的時間は多めで、1人1人の時間が確保できた。また、直前が車椅子の方の握手であったため、フアンが移動するのではなく、メンバーが交代して握手する形式で行っのをそのまま継続したため余計に1人1人の顔がしっかり見えた。
さて、メンバーとの会話ではるが、まずは涼花。
涼花には、いけるのではないかと伝えると、「何がですか」という問い、「選抜」と言うと、首を振って、「それは、どうですかね」という反応。アンダーが目標の涼花だから、正直な反応だと思うが、涼花には選抜に入れる素養があると思うので、正直に伝えたつもり。そのあとは、茂木忍。涼花に一所懸命で茂木ちゃんのネタを用意できなかったので、こんにちわで終了。
せっかく、ランクインした岡田彩花には反応できず、北澤早紀あたりも同様、相笠萌は苦手なタイプなので、篠崎彩奈のニコニコ顔で安心した。梅田綾乃はツンとした印象があったが、結構温かみのある感じ。しして、岩立沙穂さっほーは、ヤッホーと来たのでサッホーと返したら、ありがとうございます、とこの娘も笑顔がいい。そして、最後は、村山彩希
今年総選挙辞退した村山彩希は、昨年は複数枚投票した。村山は、「手つな」の初日公演で、手のひらサインをもらって以来の推しメン。ここは、無難にでんでんむちゅおめでとうと総選挙の話題はパス。村山と篠崎は、握手以外のときはじゃれあっていた、まるで女子高の雰囲気そのものである。みーんな優しそうな13期で、緊張しながらも楽しめた13期レーンであった。
【ドラフト生は久しぶり】
次は、ドラフト生の13レーンに行った。この時間帯もまだ混み合う前であったのに、13期ほどではないが比較的ゆっくりした流れであった。
握手順は、田北香世子、西山怜那、下口ひなな、後藤萌咲、川本紗矢、横島亜衿。ここは、最近、身長も急に伸びてスタイルもモデル並になり、綺麗になった後藤萌咲とさーやこと川本紗矢。後藤には綺麗になったことを伝えると、微笑んで「ありがとうございます。」、さーやもニコニコ顔で可愛い。私が、後藤、さーやと名前で呼んでいたが、横島は、すぐには誰だかわからなかったので、「こんにちわ」と言うと、「横島亜衿です」と、自分から名乗った。「亜衿ちゃん?ちょっと、変わったからわからなかった」と言うと、「よろしく、お願いします」と言って、微笑む。感じのいい娘である。この娘には、第一回のドラフトのときに興味のあった娘の1人であった、もっと注目させてあげたい気持ちになった。
さて、ここまでは、比較的早い番号の握手券、次は25,000番台なので、まだ権利のあるレーンはない。ここで、一旦、外に出て、小休止。
【なーにゃの嘘だろうがは、いただきました】
25,000番台が空いたのは18時を過ぎていた。
まずは、向井地美音大和田南那の入る15期の12レーン。
メンバーは、飯野雅・市川愛美・大和田南那・込山榛香・達家真姫宝・谷口めぐ・土保瑞希・福岡聖菜・向井地美音・湯本亜美
ここからは、いつものベルトコンベアー式光速握手会。なんとか、レス&レスポンスできたのは、大和田南那、向井地美音、福岡聖菜、込山榛香
向井地美音に、「総選挙、今年は行けるね」と告げると、「ありがとうございます」とのレス、隣に大和田がいたので、「なーにゃもいけるよ」というと、「嘘だろうが。」と、いかにもなーにゃらしいレス。「川栄か!」と、つっこむ間もなく、他のメンバーとの握手、福岡聖菜には、「ランクインおめでとう」と言うと、きれいな顔で「ありがとうございます」と、好印象。最後は、込山榛香で、「日本史」見てたよ。というと、TVで見る愛くるしさそのまま、「あー、本当ですか」っと、手を離さない。こみはる人気に納得。やはり、印象的なのは、なーにゃ。先輩にも、フアンにも噛み付く感じがわかって、収穫。
【ゆかるん、投げキッスをありがとう】
次は、14期の11レーンに行きたかったが、長蛇の列になっている。ここは、大森美優高橋朱里のいる9レーンに行くことにした。
小嶋菜月は、丁度、イベントに出演中であったので、不在。大森美優、名取稚菜、武藤十夢・・・高橋朱里・田野優花・、平田梨奈・佐々木優佳里が握手会メンバー。大森美優には、「順位をキープしようね」とエールを送ると、あくまで謙虚に「ありがとうございます」のレス。武藤十夢は、いい娘だと思うのだが、何故かかける言葉が思いつかない。朱里も、一瞬で過ぎ去ったが、インパクトのある目を凝視できた。田野優花には、「UZAはやっぱり田野ちゃんだね」と声をかけたがノーリアクション、後でわかったのだが、相当体調が悪かったらしい。平田梨花は、何とか「こんにちわ」をいうのが精一杯。最後の佐々木由佳里も、「こんにちわ」でさろうとしたが、咄嗟に「ハピネス」を言ったら、嬉しそうに「ありがとう」と手を暫くはなさずに、投げキッスのおまけつき。ゆかるん、一票。
【ジキソー、意外に感じが良い】
時間は、もうあまりない。残りの2枚をどう使おうかと迷ったら、7レーンはほとんど人がいない。島田晴香、永尾まりや、中村麻里子、横山由依のレーンである。仲の良い9期のレーンであるが、島田も永尾もイベントで不在。いきなりの中村麻里子に気が利いたことも言えず、「面白い人ですね」とつまらんことを言ってしまった。そして、ジキソーに、挨拶をして終了、一瞬のことであった。
【ラストは、まーちゅんにおねだり】
最後をどこで使おうかと迷ったが、今回はまーちゅんこと小笠原茉由をみたかったので、最年長メンバーのいる5レーンへ。メンバーは重鎮と移籍組。
小笠原茉由、倉持明日香、小林香菜、田名部生来、中田ちさと、中西智代梨
入ったらいきなり、まーちゅんであったので、「小嶋陽菜さん、こんにちわ」というと、AKB有吉共和国で披露している、目がいっている陽菜の真似を間髪入れずにしてくれた。流石、関西人。倉持明日香は、やはり大人の色気、あとは、重鎮たちにご挨拶をして、残念ながら中西には、ギャグを思いつかず、お別れ。全ての握手が終了したのは、7時を大きくまわっていた。6枚全部を使うのは結構しんどいと思いながらも、意外な発見があり楽しかった。

【真面目に握手会と総選挙】
さて、だらだらと握手会のレポートを書いてしまったが、推しの村山彩希の総選挙不出馬により、一から誰に投票するかを決める大事な場であった。
矢吹奈子、大島涼花、向井地美音は投票予定。それに加えて大和田南那、大森美優あたりは何とかしてあげたい。握手会の印象で投票したくなったのが、込山榛香、福岡聖菜、佐々木優佳里、小笠原茉由、後藤萌咲、川本紗矢、横島亜衿あたり。ただ、まだ先々にチャンスのあるドラフト生は、来年で良いかもしれない。ここは、年長組でサービス精神旺盛な佐々木優佳里、小笠原茉由あたりにしようと思う。

【頑張れ本店、でも博多も応援】
総選挙直前の握手会は、もちろん初めてで、各メンバーの意気込みや、逆に、冷静に自分がどこまでの順位は可能かと考えているかが生で見れるまたとない機会。なーにゃなどは、メディアでは、上位予想をされているが、本人的には、それこそ「嘘だろうが」の世界であろうし、佐々木優佳里の選挙にかける意気込みも直に伝わってくる。
こう考えると14期の三銃士+カブトムチュレーンに行けなかったのは残念であるが、これが時間との戦いというやつであろう。
さて、今年の総選挙順位はどうなるであろう。今回の握手会で、島崎遥香と柏木由紀がほぼ一騎打ちの接戦、高橋みなみや小嶋陽菜よりも、ぱるるが人気であったのは、どう総選挙に影響するのであろうか。今回は3強ムードが濃厚であるが、指原対柏木の2強になるのではないかと思う。麻友フアンは昨年の感動で結構満足してしまったと思う。また、ぱるるも、順位をあげてくるような気がする。個人的には、黒い三連星(SKE3人衆:須田、松村、ぼっち)の強襲に、若きAKB48の13期から15期が挑んで勝利してほしい。強力なSKEオタの結束を破るのは並大抵のことではないと思うが・・・。



「HKT48 指原莉乃座長公演」に見るHKT48のエンターテインメント性

【序文】
4/13、昨日の晴天とはほど遠い4月中旬とは思えない寒さに加えて篠突く雨、それでも、久し振りに見るHKT48の公演の楽しみは膨らむばかりだ。この日のために、HKT48モバに加入して、土日と本日の公演を全て申込を行なった。今までなら、AKB48の姉妹枠での抽選申込を行っていたが、明治座で是非とも舞台から近い席で見たいということで、良席当選確率の高いHKT48モバ枠での申込を行なったわけだ。結果は、たまたま、会社の休日であった月曜日のみの当選、席は、超とまではいかないが、1F8列目なので、まあまあ良席と言っても差し支えないだろう。アイドルのコンサートには、座席指定の場合は開演の10分程度前くらいに会場に到着するように出かけるのが普通であるが、今回は評判のHKT48特製弁当とグッズを調達するために、開場時間の15分程度前に到着するようにした。勝手知ったる人形町の地下鉄を出ると、明治座までの一本道である甘酒横丁に入る。たいやきの名店柳家を横目に見ると、時間帯のせいか客待ちの人数は3、4名。ここでも雨は、止む気配はない。
5分ほど歩くと、もう明治座だ。明治座の前には、誇らしくメンバーの名前の書いてある幟がそよいでいる。いや、正確に言うと、雨に加えて風も強くなってきたため、疾風に翻弄されていると言ったほうがよそさうだ。ここで、幟の写真を納めるために、足を止める。幟を見ると、乃木坂46のライブを思い出すのは乃木坂ファミリーの宿命。ただ、大きさはHKT48の幟のほうが遥かに巨大だ。まあ、明治座仕様ということか。短時間で写真を撮り終え開場を待つ列に並ぼうと入口を見ると、既に400~500名近くの列ができている。雨と風で濡れながら待つこと凡そ20分。やっと、明治座のなかに入ることができた。

【開演前の支度】
開場すると、今回の公演出演メンバーの名前が入った手拭いが配られた。ここも、乃木坂ファミリーの性か、去年の年末に国際フォーラムでの感謝祭を思い出さざる負えない。やはり、こちらも乃木坂46より手が混んでいて、縫製もしっかりしている。まずは、エスカレータで2Fに行くと既に列が出来ているので、案内係の人にきくと、指原神社の写真を撮る列とのこと。まずは、HKT特製弁当を抑えるのが先決と3Fに進むと、特製弁当売り場を探す。グッズ売り場の隣だ。特に並ぶ必要もなく以外とあっさり買うことができた。次にグッズ売り場に行くと既に明治座仕様の団扇と公演パンフが売り切れ。そこで、矢吹奈子の絵馬ストラップを記念に購入。次に、入場時に配っていた手拭いに入れる記念スタンプサービスの列を見つけて並ぶ。スタンプを押したあと、綺麗なお姉さんがアイロン掛けまでしてくれるサービス。やはり、HKT48の至れり尽くせりの行き届いたサービスは、他の姉妹グループより秀でている。まだ、開演まで時間があったので、特製弁当の購入と引き換えにもらったポスタープレゼントの応募用紙に記入するため場内にある喫茶店で煙草を吸いながら珈琲を飲んで待つことにした。

【雰囲気の良さ】
前座が始まるアナウンスがあったので、支払いを済ますためにレジに向かうと、場内から男性の出演者と朝長美桜田島芽瑠の声が聞こえる。急いで、1F席の入口である3Fから入ると、男性の役者がお出迎え。こういった雰囲気はすごく好きである。劇場に入った瞬間から日常空間から異空間に誘う演出は素晴らしい。通路の正面を見ると朝長美桜が、いつものように無防備な姿勢で愛想を振りまいている。着席して、まわりを見渡すと、思っていたより一回り小さい印象。日頃、ドームは別として横アリ、SSA、幕張メッセクラスに馴染んでいる後遺症といってもいいかもしれない。本来なら、人気アイドルグループでも、このサイズで料金を高めに設定したほうが楽しさが倍増し、金額以上の満足感が得られると思った。とにかく、舞台と会場の一体感があり、素晴らしい空間である。前座の舞台に耳を傾けると、歌舞伎では定番の掛け声の作法と練習である。可愛さが売りのみおたん(朝長美桜)に対し、メル(田島芽瑠)は、あくまで独創的。観客も舞台の俳優(男性)の煽りに対応し、穏やかな時が流れていった。

【第一部:博多少女歌舞伎『博多の阿国の狸御殿』】
第1部はお芝居、題名からわかるとおり出雲の阿国からのインスパイア作品。最初は、狸役のメンバーが出てきて自己紹介、そして、「希望的リフレイン」の音楽がかかると現代的な衣装(宝塚の女役っぽい)で、宮脇咲良をセンターに、兒玉遥、松岡菜摘、森保まどかなどが歌い踊る。最初から観客の手拍子が出て期待は高まる。4年前HKT48劇場で見た小さなさくらたんではなく、スラッとした大人の体型になった宮脇咲良である。
さて、出演者は、転籍組の指原莉乃、多田愛佳、1期生からは、宮脇咲良、兒玉遥、穴井千尋、今田美奈、、植木南央、熊沢世莉奈、松岡菜摘、村重杏奈、本村碧唯、森保まどか。2期生坂口理子、田島芽瑠、朝長美桜、矢吹奈子の布陣。超選抜組は、全員出演したものの 兼任の木本花音、神志那結衣、田中美久の選抜組が外れ今田美奈、熊沢世莉奈、坂口理子が入っている。物語の主役は、宮脇咲良指原莉乃、次に露出が多いのが兒玉遥、矢吹奈子、多田愛佳あたりである。
さて、ダンスチーム(阿国一座)のお披露目が済んだあとは、人間に化けている狸の指原莉乃矢吹奈子の掛け合いから始まり、狸側のメンバーも一通り舞台で台詞を発し、一旦、落ちついて鑑賞するモードになる。印象に残ったのは森保まどかの発声の良さ、最初は大人数の舞台なので誰が言っているのかわからなかったが、間違いなく、まどかから発声された声である。観客の反応をよく見ていたのが多田愛佳、さすがベテランメンバーである。他のメンバーが自分の演技に精一杯なのに比べて、生ものである芝居は言わば観客との呼吸が大事であることをわかっている。ほかには、あおいちゃん(本村碧唯)が、舞台の前方によく飛び出してお客さんを楽しませようと意識していること。そして、みおたん(朝長美桜)の棒読みが改善されてしまったことあたりになる。
芝居全般としては、十分にエンターテイメントを意識したものになっており、最初のつかみから、クライマックスの白馬に乗った指原が宮脇を救出するところ、負傷した狸(田島芽瑠)が助かり、豊臣秀吉の許しを得て大円団になるまで飽きさせない。クライマックスシーンは白馬に乗った指原と宮脇が実際に空中に飛び、観客がペンライトで照らすのであるが、明治座もこの空間にはぴったりの演出であった。心なしか、エースの座を完全に咲良に奪われた兒玉遥がどうにか挽回しようと必死であるように感じた。芝居は、約90分、時間的には丁度良い。ここで一旦休憩である。

【HKT弁当】
幕間は、さきほど購入したHKT48弁当を賞味することにした。「博多焼きラーメン」とあったが、サラダパスタのようだった、そして、大きな「からあげ」1つに、「タマゴ焼き」メインは3種のおにぎり(明太子。高菜、たぬき)、そして、デザートはあまおう。量は少なめであるが、美味であった。
第二部のライブに備えて、ペンライトを鞄から採り出しあとは、開始を待つのみ。

【第2部:歌謡ショー・HKT48ライブ「踊る!たぬき祭り」】
いよいよ幕があくときに、酒井敏也から明治座の規則で着席観覧でお願いします、の説明があり、「あれっ」という感じであったが、座りながら盛り上がる方法をさくら学院で学習済みなので、何とかなるだろうと思った。
オープニングは、酒井敏也が昭和の司会者になりきり曲を紹介。(M01)「川の流れのように」で座長の指原ショーである。誰でも知っている秋元康の傑作である。次は、48グループの定番中の定番(M02)「 フライングゲット」。そして、AKB48が所属レコード会社が決まらなかった時期の(M03)「Baby! Baby! Baby!」と(M04)「制服が邪魔をする」の習作期の作品で古くからのフアンには懐かしいラインナップ。
そして、指原と咲良の(M05)「 君の名は希望」である。乃木オタの私には、今回のセトリで最も期待していた曲。どうせなら、16人全員で振りを入れてやってほしかったのが正直な感想。あの曲はやはり、大人数の迫力で「真実の叫びを聞こう さあー」である。続いて(M06)「 今度こそエクスタシー」多田愛佳、兒玉遥がこの曲のオリジナルメンバー。前半最後の曲は(M07)「 風は吹いている」で、どうしても、この曲を聞くと東日本大震災からの復興期を思い出す。そして、MCに突入。
この日は森保まどかにフィーチャー、いつもはツンとしているイメージの森保だが、今日は笑顔もあり、妙に可愛い。メイドの役を練習するためにメイド喫茶に行ったというはなしもあり、実際に「おかえりなさいませ、ご主人様」の台詞をいうと、照れる姿が愛らしい。そして、再び、酒井敏也が登場して、明治座のお偉方に許可をとって、ここからはスタンディングでOKという説明を入れる。じっくりと聴いてほしい曲は前半に入れ、後半戦は盛り上がる曲という趣向なのだろう。ここで、(M08)「 overture」で再開の合図。
(M09)「 スキ!スキ!スキップ」、(M10)「 会いたかった」、(M11)「 桜、みんなで食べた」で溜まっているパワーを発散。このまま、ノリノリでいくと思ったら(M12)「 あなたがいてくれたから」、泣ける曲である。これで本編終了。
そして、HKT、48のアンコール。指原座長公演らしい、(EN1)「 ロックだよ、人生は・・・」、ラス前は、指原総選挙1位で48グループでも終盤でのメイン曲(EN2)「 恋するフォーチュンクッキー」。ここは、まどかコールで、指原が観客を煽る。ラストは、HKT48の伝家の宝刀(EN3)「 メロンジュース」で締めくくる。

【総評】
この明治座という空間、舞台から近い距離、芝居とライブの二部構成、入場から退場まで観客を楽しませる仕掛け、全てが行き届いていて申し分のない公演。約1万円のチケット代も安く感じるほどである。48グループで最も楽しいのライブするのがHKT48である。それは、昨年の幕張メッセで行なったHKT48単独公演から変わっていない、「いかに、フアンを楽しませるか」に力点を置いているからであろう。HKT48の創世期に、人気メンバーの菅本裕子、谷口愛理、そして後にGALETTeのメンバーになった古森結衣、研究生ながら人気にあった江藤彩也香仲西彩佳を解雇(表面上は辞退を受け入れるかたち)したときは、どうなるかと思っていたが、雌伏のときを経て48グループで最もエンターテイメントなグループになった。今回出ていないメンバーでも、秋吉優花、田中菜津美など人を楽しませるのが得意なメンバーがいる、真面目キャラの梅本泉、超絶妹系の荒巻美咲、坂本愛玲菜も控えているし、他にも岡本尚子、神志那結衣、駒田京伽、田中美久、山本茉央、若田部遥、冨吉明日香もいる。AKB48に続く分厚さを誇るメンバーに、お・も・て・な・しの精神が浸透しているHKT48が楽しくないはずがない。それと、私の勝手な憶測であるが、乃木坂46が実施して好評であったものを、HKT48なりにパワーアップしているような気がする。指原莉乃が乃木坂好きで、アンダーライブにも見に行って大いに参考にしているのではないだろうか。途中からovertuneを入れるのも、乃木坂の真夏の全国ツアーで行なった後半戦にいれたovertureを思い出す。HKT48乃木坂46の対バンでもあったら相当に楽しいのではないかと思う。
【前文】
2/7、私立恵比寿中学のFC限定イベント「秘密結社の集い」(幕張メッセイベントホール)に行ってきた。エビ中のライブは、昨年の11/3、東西大学芸会2014「エビ中のおもちゃビッグガレージ」in 横浜アリーナ、12/21の「エビ中 真夏の南半キュリスマス」in 有明コロシアム以来となる。1月の「俺のエビ中ライブ」「俺のエビしゃちライブ」in 日本青年館は落選となったため、今年初めてのエビ中ライブである。俺の藤井で唯一、当選したのが「俺の3Bjr」、アイドルフアンでなくても、2月始めに飛び込んで来たニュースで知る人が増えたが、こうしたかたちで有名になってしまったのが残念でならない。3Bjrのライブでは、これからスタート地点に立った喜びのメンバーの嬉し涙をみに感動した。星くず商事の毎週の放送を楽しみにしていただけに、不幸にも事故にあわれたメンバーには、いち早く回復し、また、元気にライブで笑顔を届けてくれることを祈念してやまない。

【チケット到着】
エビ中の「秘密結社の集い」のチケットが届いたのは公演の約2週間前、どきどきしながらチケットに表記してある座席をみると、アリーナEの文字が目に飛び込んできた。アリーナEブロックって、アリーナの後の方?と思って、早速、幕張メッセイベントホールの座席解説を読むと、Eは、正面からみて左側の一番前方のブロック。ただ、5列の○○番という座席は存在しない。これは、規定のパターンと違うなと薄々感じ、ネットで出品しているチケット情報を参考にしようと探したが、アリーナで出品は皆無。FC限定なので、出品はないのだろう。結局、当日会場に入るまではわからないとあきらめ、海浜幕張に30分前に到着するように出発した。幕張メッセに行く時は途中のロッテリアで一休みするのであるが、何と、店内改装で、バーガーキングに変わるようだ。幕張のロッテリアは、なぜか他店より美味しいと思えただけに残念。

【座席の仕掛けに鳥肌】
会場に到着し、アリーナ席に行くために、階段をおり、会場に入って、舞台と座席表をみると、何と舞台はセンター配置、チケットは、入口付近がHで左側へG、F、E、D、C、B、Aと円形状に配置してある。ただ、等間隔ではなく、幅が狭く列が長いブロックと、幅が広く列が短いブロックと、ブロックにより形状が異なる。私は、Eの5列目だったので、ほぼセンターステージの真ん中、通常の奥に舞台がある配置でいうと、中間地点である。5列なので、前から5番目だと思ったら、3列目から始まり6列目で終わっている。つまり、前から3番目の超良席である。いや、後にこの席が神席だということが判明する。
開演の17時に近づくと、Mステのテーマが会場を包み、いやがうえにも盛り上がり、あちこちで歓声があがる。昨日は、エビ中が初のMステに出演し、エビ中ファミリーは、興奮冷めやらぬ状態でのFC限定ライブとあって、期待は高まる。そして、星名美怜のアナウンスがはじめると、いよいよ観客はマフラータオルとペンライトを準備しはじめる。近くのフアンには美怜推しがやけに多い、小職と同じだ。まあ、人気がるからな、と思っていると、「金八DANCE MUSIC ~MステSPヴァージョン~」がかかり、フアンはペンライトを灯し始めた。その瞬間、「あっ」と一瞬にして事態を把握した。私のブロックはピンクのペンライトで染め上げられ、向かいは紫、そして、ブロックごとに同じ色のペンライトで染め上げられている。
そう、推しごとにブロックを振り分けていたのだ。気づいたときは鳥肌ものであった。最初のオープニングは自分の推しメンバーのペンライトを付けるエビ中ファミリーの行動をスタッフは見事に読んでいたのだ。いわば、意図せずに、フアンはこのライブを演出していたのだ。あまりの高等テクニックに、さすがスタダと、感服であった。舞台が丸でなく、八角形であることに気付いたのもこのとき。星名美怜を思う存分見れる舞台装置であるわけだ。金八では、はりきり過ぎた美怜が派手に転ぶ。こちらのほうを向き、苦笑い。続いて「大漁恵比寿節」で、メンバーは八角形の舞台を周回する、他の推しにも披露するような雰囲気。そして「U.B.U.」美怜は、推しの集う場所に帰還し、UBU for YOUで一心に愛情をうける。各ブロックの推しには堪らない演出。続いて、「バタフライエフェクト」で一気に畳み掛ける。

【神はそこにいた】
そして、恒例の自己紹介。ここも、各ブロックで盛り上がりがいつもと若干違う。
「あなたのハートが(ほっしーな!)みんなの声援(ほっしーな!)盛り上がって~(ほっしーな!)360度どこからみてもアイドル!出席番号ラッキー7星名美怜です。と、ほっしーな!の大合唱。ここで、フアンクラブイベントらしいことをしたい、ということで8人のメンバーが自分のソロ、ユニット以外で観客にリクエストをもらい、ソロで歌を披露する試みを提案。すると、各めんばーが自分のポジションに散らばった。何と、ほぼ真後ろのお立ち台に美怜が登っているではないか。後ろにお立ち台があるとは、全く気づかなかったので、びっくり。美怜と小職の距離は人1人はさんでいるだけ。小声でも十分に話せる距離である。実際、ライブ中に美怜がフアンから話しかけられ、応える声も十分に聞き取れる。まさに神席だったわけだ。

【美怜の仮契約に大興奮】
先陣を切ったのは小林歌穂、観客のリクエストは、「またあえるかな」、続いて、中山莉子「一生 一緒 いいっしょ?」そして、真山りかは、廣田あいか「ぁぃぁぃといく日本全国鉄道の旅」ここまでの流れは、歌詞が飛んだり、音程を外したりぐたぐたの流れ。
この流れを切り替えたのは、廣田あいか「キミに39」。リクエストする観客を指名するのはメンバー、スタンドのピンクのペンライトを振っている人をわざわざ指名したので、キミサンをリクエストしてくれという意思があるわけで、見事に、あいあいがキミサンを歌い上げる。真後ろにいる美怜は、小声で自分が歌う時よりも小さく振りを付けて口ずさんでいた。
エビ中屈指のアイドルソングにらしくないぶりぶりの振り付けをあいあいが熱唱。次は、松野莉奈「アンタ」を歌い、いよいよ、星名の番。指名された観客は、まるで観衆の期待に応えるかのように「仮契約のシンデレラ」を選曲。星名の1人仮契約の期待が高まる。美怜は、全力で、一人仮契約の台詞をはじめると、フアンは、美怜バージョンのコール、「LOVE、ラブリー、みれい」で応酬。当たり前だが、美怜オタだらけの小職の周囲で、間近に美怜がいるもの凄い臨場感に血管が切れそうになるほどのハイテンション状態に。そして、お約束のラストの「はーい、おつかれちゃん。そんなー」のズッコケまで、美怜とフアンで作り上げたステージは終了。安本彩花「売れたいエモーション!」、トリは柏木ひなたの「大好きだよ」で締めくくった。全てフルコーラスなので、8人全員が終わった頃には、開演から約1時間半。ここで一旦、メンバーがはけると、中央のスクリーンに、台湾での模様を上映。このムービーは期間限定でFC会員ページにアクセスと見える。

スタンドから未確認中学生X】
「ちちんぷい」の曲がかかると、メンバーはスタンドに登場。これは、予想通りの展開。スタンドの立つ位置はなんと最後列。ビックナンバーの「未確認中学生」「揚げろ!エビフライ」を歌いながらスタンドを駆け巡った。そして、アリーナのお立ち台に戻ると「フユコイ」、「涙は似合わない」を歌う。星名のお立ち台に、松野莉奈が登場。りななんも、みれいオタたちにアイコンタクト。美怜をみつめるのは何だが恥ずかしかったが、りななんの場合は、じっくり表情を観察できた。次は、ひなたでも来ないかなと思っていたら、中央ステージにメンバー集合。ここで、有明でも披露した「チュパカブラ」でステージを回遊。「幸せの貼り紙はいつも背中に」と続く。そして、最新シングル「ハイタテキ!」で盛り上がる。曲が終わり、正面の位置に柏木ひなたが来ると、スタンドから、「ひなた、可愛い!」の声。曲の始まる前であったので、よく声が通ってしまい、ひなたが完全に照れていて可愛かった。「手をつなごう」で会場のちびっこが登場し、ステージを回りながらメンバーと一緒に手を振る。予測ではあるが、児童養護施設の子供を招待したのではないかと思われる。最後はアカペラで「私立恵比寿中学の日常(Epilogue):蛍の光(Demo)」ファミリーも合唱で締めくくった。最後は、メンバーが自分のオタが待つブロックに来て最後の挨拶。美怜は4列目(美怜ブロックでは最後方)のオタと走りながらタッチをするサービス。終わって時計をみると、8:30。FCイベントとしては長めの2時間半。
会場から終了のアナウンス、場内も明るくなったが、しばらくアンコールの声が鳴り止まない。そこで、藤井マネージャーが場内アナウンスで、今日はありがとう、また、こういった機会を設けるので期待してください、と事実上のアンコールは今日はないよ!宣言。これで、諦めたのか、ぞろぞろとフアンは席を立ちだした。小職は、他のブロックが気になったので帰りがけに形状を観察し、何名入れるのかを列と番号から推測した。美怜ブロックは、4列×約50で200名程度、他のブロックもほぼ200であったので、人気メンバーを推しにするほど、アリーナの確率は低いはず。エビ中1の人気を誇る柏木ひなた推しは、スタンドに飛ばされた確率が高いということになり逆に人気薄のメンバーを推しに設定した場合はアリーナの確率が高かったということになるわけである。今回の場合は、センターステージにいる時間よりも圧倒的に推しが待つお立ち台にいる時間が長かったため、アリーナでいることの意義より、推しメンがいるブロックにいることに意義があったわけだ。

【総評】
今回のライブは、フアンクラブ限定ならではのイベント。ステージは特殊効果もなく地味であったが、フアンはそれよりも、メンバーと近い距離であることのほうが重要である。
そういった意味では、かなり嬉しいイベントになったかと思う。事実、フアンは帰り道で、満足度の高い感想をしていた。

【後日談】
美怜のブログを読んだら、オープニングの金八でこけたときに、捻挫をしていたようだ。武道館で落下しても、気丈にパフォーマンスを続けたBABYMETAL水野由結といい、さすがのプロ根性。Mステのエビ中のパフォーマンスが話題になり、何と1ヶ月で2度目の出演を果たした。最近は、妹分のシャチに猛追され、スタダの2番手の地位が危なかっただけに、エビ派の小職には朗報である。ライブレポをさせていただいたが、3月には博品館劇場にて、シアターシュリンプ 第一回公演が控えている。アイドルと演劇は、何も新しいことではない。乃木坂46の『16人のプリンシパル』、AKB48の『AKB49~恋愛禁止条例~』、SUPER☆GiRLSの『超絶☆歌劇団 』最近では、ハロプロの演劇女子部『Week End Survivor』、SKE48の『AKB49~恋愛禁止条例~』(2015年5月)と4大アイドルグループでは、後発に属する。エビ中は、上演前なので詳しい情報はわからないが、これから予定のSKE48の『AKB49~恋愛禁止条例~』も含めて全てミュージカル。あっと、言わせるのが好きなスタダだけに、奇襲攻撃を仕掛けてくる可能性も十分にある。次回は、スターダストのエビ中戦略について考察してみたい。
POP'nアイドル03、美少女の競演

【前文】
11/20(木)に、POP'nアイドル03のイベント情報が入ったのは、さくら学院の公式HP。
11/20日は言うまでもなく平日である。流石に、スルーしようと思ったが、さくら学院のほかに、武藤彩未Dorothy Little Happy、それに何と言っても、℃-uteが出演する。場所は、恵比寿・LIQUIDROOMで開演は18時30分。開場の17:30には、間に合うべくもないが、18:30であれば、前日から仕事を調整すれば行けると思い、チケットを予約し、当日に備えた。当日は、朝は天気が良かったのに、何故か、仕事が終わり会社を出ると土砂降りの雨、やはり、℃-uteのライブには雨がつきもの、傘を持ってきていなかったので、愛理の推しタオルで頭だけ防御。会場の恵比寿・LIQUIDROOMに辿りついたのは、開演10分前。実は、この会場は、何故か縁がなくて、入口がどこかよくわからない。一度、2Fにあがって、1Fに再び降りるという時間をロスしてしまった。無事にライブ会場に辿り着くと、当然ながら後までびっしり詰まっている。会場は、900人収容とあるが、思っていたより小さく感じる。後方もほとんど空いていないので、今から来る人はサイドしかスペースがない。どうせならと思い、比較的前方のサイドスペースに入り込んだ。このサイドスペースは、階段2段分上にあるため、2段あがった場所を確保できれば相当に見やすい良席である。当然、早々と埋まってしまうため、その後ろにもぐりこんだ次第である。48劇場の立ち見を経験したかたならわかると思うが、立ち見の最前列はかなり見やすいが2番目になると、半分程度の視界が遮られてしまう。とは言え距離は、かなり近いため、遅く付いた割には好ポジションをゲットできたと言えよう。

【注目のアイドル】
ほぼ定刻通りに、タワレコ社長の嶺脇育夫氏登壇。さくら学院父兄から”いくちゃん”の名で親しまれているドルオタ社長。先月のさくら学院祭でもみかけたリアルオタ。今日は3時間たっぷりとやるという宣言とともに、雨の矢島舞美いじりとドルオタならではの発言を忘れない。すぐに、本日出場のメンバーが登場。何とも豪華なメンバーである。さくら学院菊地最愛は、一般にはBABYMETALもMOA-METALのほうが有名になったかわからないが、西の橋本環奈とアイドル力を競える逸材。℃-ute鈴木愛理は、アイドルが最も憧れるアイドル、言わばクイーンオブアイドルである。Dorothy Little Happyの富永美杜は、清楚系アイドルの代表格。メンバーが一同に並ぶとさくら学院メンバーの小ささが引き立ち、鈴木愛理のスタイルの良さが際立つ。一通り紹介が終わると、さくら学院だけ舞台に残った。オープニングは、さくら学院の「ハートの地球」

【さくら学院見納め】
「ハートの地球」は、9/27の「夜公演ファストパス争奪戦 秋学期試験」で初披露した曲で、チアリーダー風の振り付けがメンバーの可愛さを堪能できる曲である。8月のTIFから公開授業も含めて毎月参戦していたさくら学院も、12月の神奈川県民センターのチケットが取れなかったため今年で見納めのステージになる。由結、最愛に関しては、BABYMETAL「APOCRYPHA - S」で再び見ることができるのが救いではある。次の曲は「負けるな! 青春ヒザコゾウ」、組体操と頭を撫でる仕草が壷、ここ最近のライブでは定番の曲。そして、3曲目には「ベリシュビッッ」を持ってきた。今日は王道路線で来るようである。続いて、「Jump Up~ちいさな勇気~」、「School Days」とメジャー曲を持って来て、ラス前に「夢に向かって」。通常はラストの曲であるが、今日は武藤彩未を意識してか、「FRIENDS」で締めくくった。いつもの通り菊地最愛を中心に見たが、ダンスもスキルフルであるし何よりも動きが可愛い。アイドルは、顔やスタイルだけではなく、声、体の動きや仕草、話し方の総合値である。そういう意味では、菊地最愛は東日本を代表するアイドルと言っても良いだろう。何とも可愛かったのは、こうした対バンの場合、出場順は観客には知らせないもの、にもかかわらず、これから、武藤彩未ドロシーリトルハッピー℃-uteの順で登場しますので楽しみにしてください、と言ってしまった。まあ、多方の人が、その順番だと思っていたので、全く問題はなかったが・・。
また、水野由結の驚くべき幼さもさくら学院の誇れるものである。来年は高校生だと思うと、他の生徒と隔離してあげたくなってしまう。その水野由結の紹介で次は武藤彩未のステージ。

【分の悪いソロ、武藤彩未】
武藤彩未は、初のライブイベント、セカンドライブイベント、ツアー(渋谷eggman)、赤坂blizsと4ステージを見ているが、ここ最近はライブに参加していないので、オリジナル曲よりもカバー曲の印象が強い。今日は、全てオリジナル曲の披露となった。代表曲の「宙」で会場の雰囲気を掴むと、勝手知ったるさくら学院のフラッグの多さに安心したのか、得意の彩未ワールドに誘う。曲は、「交信曲第1番変ロ長調」「とうめいしょうじょ」「A.Y.M.」「RUN RUN RUN」「Seventeen」と続き、初のオリジナル曲で1stライブでも披露した「彩りの夏」で締めくくった。

【神曲『STARTING OVER』でドロシーワールド】
賑やかで、ワチャワチャ感いっぱいのさくら学院ワールドから、スタイリッシュ系のドロシーの登場で、会場の雰囲気が変わる。「My Darling」でアダルトな歌詞と曲で、他のドルオタに名刺替わりのキレのあるダンスを見せると、「2 the sky」で聴かせに入る。息継ぐ暇もなく、ドルオタなら誰でも知っている「デモサヨナラ」で『オレモー』コールをうける。この曲で完全に場を支配すると、これぞ清純派というべきナンバー「ストーリー」で押してきた。MCは、タワレコのキャッチ「NO MUSIC, NO LIFE.」で広げようとしたが、ぐたぐたに終わってしまったのは、打ち合わせなし?のアドリブだったのか。新曲「インマイライフ・フォーライフ」などを披露し、『最後の曲、「STARTING OVER」』というと、会場は静かに固唾を飲む。高橋麻里の切ない歌声と富永美杜の美しいダンスが印象的なこの曲はドロシー屈指の名曲。十分にドロシーを堪能し、愈々、トリの℃-uteの登場を待つ。

【℃-uteは貫禄のステージ】
モノトーンのドロシーのステージから煌びやかな衣装を纏った℃-uteのステージになると、会場はまさに女王を迎える市民のように息を飲む。「都会っ子 純情」で幕を開けると、これでもかというほど、迫力のあるダンスを見せつける。当然だが、鈴木愛理に釘付け。その後も新曲を挟んで「哀しきヘブン」を披露し、℃-uteワールド全開。「世界一HAPPYな女の子」、「大きな愛でもてなして」で、緩急をつけながら、後半戦は、「Kiss me 愛してる」「ザ☆トレジャーボックス」、「いざ、進め! Steady go!」「Danceでバコーン!」で℃-uteのお家芸である殺人セットリスト。「Stedy go」と「ダンバコ」の連続技には度肝を抜かれたが、対バンでこのセトリを持ってくるのが℃-uteらしい。ラストも、「JUMP」で圧巻のステージを終えた。曲数は、13曲とさくら学院、武藤彩未の7曲のおよそ2倍。まさに、現役アイドル最高峰と言われる貫禄のステージであった。


【総評】
対バンに出演する4組が4組とも程度の差はあれ、参戦したいアイドルということで、躊躇なく見に行った。ただ、さくら学院武藤彩未は、現役とOBで、実質的には3組と捉えたほうがわかりやすい。フアンの比率で言うと、このイベントでは、さくら学院+武藤が6、℃-uteが3、ドロシーが1の割合くらいであったと感じた。前方は、さくら学院Tシャツ、フラッグで埋め尽くされていた。今回のイベントが実質3組だとしたら、あと1組くらい加えたほうが良かった。アプガあたりが良いが、アップフロントで被ってしまうので、ここは、Cheeky ParadeまたはGEM、ダークホースとして東京女子流。というのも、さくら学院色が強いイベントになってしまったからか、℃-uteの声援が今ひとつ。後半の殺人セットリストで、掛け声を返すフアンが半分程度。ダンパコは、やはり会場全体で「ダッダッダッ、ダダダーダッ」である。アプガフアンであれば、℃-uteマスターも多いし、乗りの心配はいらない。さくら学院フアンはAKB48系との相性がいいのであるが、ハロプロ勢との相性はいまいちではないかと推測する。ただ、個人的には十分楽しめたラインナップとセトリでもあった。思えば、第二回目の「POP'n アイドル02」は、さくら学院Negiccoぱすぽ☆、バニラビーンズ、BABYMETALBerryz工房の6組。ここでも、さくら学院とBABYMETALはさくら陣営であるが、地方組のNegicco、ハロプロのBerryz工房、プラチナムパスポートのぱすぽ☆に、バニビを加えたメンバー構成になっている。今回は、ぱすぽ☆のような存在がなかったのが、若干、物足りなかった理由かもしれない。また、前回はZepp Tokyoで祝日で規模は今回のおよそ3倍(収容人数)で、Berryz工房のときに℃-uteが登場し、Berryz工房×℃-ute(ベリキュー)で「超HAPPY SONG」を披露した神イベントでもあった。忘れてはならないのが「BABYMETAL」、今や、世界のBABYMETALも、この頃はブレーク前の習作期。「pop'n02」が神イベ過ぎたと言ってよいかもしれない。


【POP'nアイドル04出演アイドルを勝手に予測】
さて、嶺脇社長も、来年もpop'nを行いたいと言ったが、また、Zeppクラスの会場でやってほしい。勝手にメンバーを予測すると、
①さくら学院
2回連続で、現役とOBのW出演であるが、菊地最愛の卒業が鍵。新生さくら学院の餞に敢えて出演のオファーを送るかもしれない。
②地方組
Linq、Negicco、Dorothy Little Happyとくれば、ひめキュンフルーツ缶がセオリー。それとも橋本環奈率いるRev.from DVL、十分選択肢になりそうだ。
③アップフロント
スマイレージ、B工房、℃-uteのあとは、juice=juiceが濃厚。モー娘14。の奇襲もなくはない。アプガやポッシの参戦の可能性もある。
④アイスト
1回目にスパガ、女子流とぶつけてきたが、ここ最近は、自らイベントを主催する側になっているので、エイベ提携先のPartyRocketsを送り出すか?
⑤スタダ
可能性ほぼ0
⑥プラチナムパスポート
Paletあたりをステップアップの場として提供するか、奥仲真琴抜けた後の新生paspo☆をアピールするか。
⑥T-Palette枠
バニビ、Negiccoが01と02に出演。03は、この枠を使っていないが、04は使う可能性が十分にある。恐らく、〈NO MUSIC, NO IDOL?>の広告塔に決まったひめキュンか、アプガが本線。対抗はアイドルスネサンスかリリスクあたりになりそう。
⑦その他
つりビット、乙女新党、夢アド。夢アドは対バンにあまり積極的ではないので、どちらか一方でもせれば面白そうである。

【最後に】
ということで、今回は、参戦からか日の経ったレポになってしまった。
11月は、早稲田祭の乃木坂46、横浜アリーナの「エビ中おもちゃビッグガレージ」と、今回のpop'nの3回のみ。12月は、有明コロシアムの乃木坂46「X'mas Show」昼夜、同じ有明コロシアムで行われた私立恵比寿中学の「真夏の南半キュリスマス」、豊洲pitでのBABYMETAL「APOCRYPHA - S」、そして今年の締めは、国際ホールAで行なった乃木坂46大感謝祭であった。紅白落選によって、乃木坂46が今年のライブ納めになった。アイドルブームも昨年から若干、下降気味ではあるものの、優れたコンテンツに対しては、まだまだ需要がある。あと一歩に迫った乃木坂46の紅白出場、ワールドクラスになったBABYMETALと推しグループの活躍は素直に嬉しいが、来年以降も混沌としたアイドル戦国時代に終止符が打たれることはないだろう。
【TIF2014概要】
最近はすっかり夏の風物誌となったTIFに今年も参戦してきたので、レポーとをお届けする。
夏のアイドルフェスは、アイドル横丁夏祭りがTIFの前哨戦として先陣を切り、本番のTIFがあって、IDOL NATIONで締めくくるというのが、一昨年から続く流れであった。今年は若干、様相が異なり、アイドル横丁が、従来に比べて注目アイドルの参戦が減り、IDOL NATIONiIDOL Street色が強くなり、その代わり、新たに夏の超大型アイドルフェスとして、@JAM EXPOが開催されることになった。@JAM EXPOは、屋内アイドルフェスとしては、過去最大級となり(100組)TIF非参加組のSUPER☆GiRLSCheeky Paradeのアイスト上位層や48グループから参戦のJKT48が注目株。さて、今年のTIFの出演組数は過去最多の138組と拡大路線を走っているが、一昨年のZepp DiverCityや昨年のZepp Tokyoを使ったメインステージと比べると少々見劣り感がある。HKT48やスマイレージの参戦が開催日の約2週間前に決まるまでは、大物不在という事態になるところであった。目玉としては、橋本環奈Rev.fromDVL、蛸虹こと、たこやきレインボーぐらいしかなく、ももいろクローバー真野恵里菜SKE48が参戦した過去に比べてみると物足りない構成であった。前述した通り、昨年に引き続きHKT48の参戦とスマイレージのオープニングアクトによって、世界最大のアイドルフェスの面目を保った格好だ。

【不参加組と解散グループの増加が懸念】
昨年参加組で今年不参加なのは、SUPER☆GiRLSCheeky Paradeに加えて、、解散したBiS、KAGAJO☆4S、みにちあ☆ベアーズ、bump.yと9nineとソロの後藤まりこ、小川真奈、一昨年からはヘッドライナーのSKE48に加えて、私立恵比寿中学チームしゃちほこE-Girs、ひめキュンフルーツ缶、nanocuneと解散したTomato n PineYGAとなる。解散は、アイドルグループの宿命としても、第一回から参加していたSUPER☆GiRLSあたりは、エイベックスのa-nationの事情、私立恵比寿中学チームしゃちほこは、明らかに、スターダストのTIFの位置付けを表している。独力でフェスを開催できるAKB48グループや単体でも抜群の集客力を誇るスターダスト勢、ハロプロ2014夏期間であるハロプロ陣営、そしてa-nationの盛り上げ重視のアイスト勢とTIFの空洞化が懸念される。但し、どのプロダクションもフジとの関係で簡単に袖にするわけにはいかず、48グループは今年もHKT48を差し出し、スタダは蛸虹アップフロントはハロー本体のスマイレージと非ハロのアプガポッシボーLoVendoЯ、エイベはGEMを参戦させた。尤も、48グループのHKT48以外は、事務所との思惑とも多少は一致しているので、戦略的な範囲での参戦は継続していくだろう。

【上位グループは独自の囲い込み】
また、TIFも含めた主要アイドルフェスに参加していない主要アイドルグループは、AKB48グループからはAKB48SKE48NMB48乃木坂46となる。昨年はAKB48、SKE48はともにIDOL nationに参加していたのが今年は、IDOLnationが縮小した影響だろう。スタダでは、ももいろクローバーは、夏のバカ騒ぎが定例化しているし、私立恵比寿中学は、昨年から同時期にライブを行ううようになった。チームしゃちほこも、既に全国区になりフェスに出ても得るものが多くないのだろう。ハロプロでは、モー娘'14℃-uteB工房、juice=juiceがメジャークラス。ほかには、LDHのE-Girls、visionのフェアリーズ、ガールズバンドのSirentSirent、そしてさくら学院の部活であるBABYMETAL。この中では、やはりFairiesの特殊性が顕著である。このグループは、対バンでもフェスでもお目にかかれない。ちなみに、単独ライブが渋谷AiiAであったのでチケット予約をしようとしたら追加公演も含めて完売であった。TIFを必要としないアイドルグループなのであろう。 ながーい前置きになったが、今回もアイドル好きのN君に登場願って回遊記を始めることにする。

【夢アドは間に合わず】
前日は、山口県まで出張していたので、東京に戻ってきたのは、夜の10時ころ。つまり、目玉の多い土曜日は参戦できず、泣く泣く日曜だけのTIF巡りになった。N君とは10時にテレコムセンターで待ち合わせをした。ちょうど、10時に携帯に着信が入ると、N君である。何故か、東京テレポートと勘違いしていたようだ。ここで待ってても仕方がないので、リストバンド交換所で待ち合わすことにした。交換所でリスバンドを付けて喫煙所で待っていると、またN君からの電話、何でもチケットを忘れて当日券の購入列に並んでいるとのこと。意外に当日券購入者は多いので時間を気にしたが、待つしかないので本日のスケジュールを確定させる作業に入った。そうこうしているうちに、30分が経過し、やっとN君が現れた。煙草を吸い終えて、最初に見る予定であった夢みるアドレセンスがいるマイナビステージに向った。予想以上に辿り着くのに時間がかかり、断念。会場が広すぎるため移動に時間がかかる。HOT STAGE(メインステージ)で行うGEMを見る予定であったので、その前のDoll☆Elementsから入場することにした。運良く前のステージのしず風&絆の入替えで席に座ることができた。

Doll☆ElementsはN君好み
「君のハートに解き放つ!」がランク王国のオープニングテーマに採用され、愛乙女★DOLLの3期研究生から独立したくらいしか知識を持ち合わせていない。要するにあまり興味のあるグループではないため、大人しくまわりのフアンの邪魔にならない程度に声援を送っていた。後で、N君に感想をきくと、好きなタイプのグループらしいことがわかった。そういえば、メンバーにN君の好きだった元YGAのメンバーがいたことを思い出した。

【GEMはダンススキルとアイドル力が両輪】
本命のGEMは煌びやかな10色の衣装を纏って登場。オープニングは名刺替わりのダンスを披露。「Just!Call me」のアッパチューンから横丁夏祭りでも歌った「StarShine Story」'から同じみの「We're GEM」」と Do You Believe?」を熱唱し、会場をGEM劇場に染めていく。ラストは定番の「オネガイMoonlight」。GEMのワクワクするようなステージは好みである。特に、村上来渚の力強い歌声はGEMの宝と言えよう。GEMは、Cheeky Paradeほどのトリッキーなダンスではないが、体のキレの良さが小気味よい。最もエイベらしいグループと言えるかもしれない。アイドル性も個人的にはE-Girlsより上位だと思うがいかがであろう。次は、Dream5であるが、ここで、このステージに別れを告げなければならない。なぜなら、千年に一人の逸材のステージがFESTIVAL STAGEで行われる。

神様ぁ~仏様ぁ~環奈様ぁ~!
N君にアイコンタクトをして、HOT STAGEから退出しFESTIVAL STAGEに向かうと既に通路まで人が溢れかえっていた。場内整理の係員が何度も立ち止まらないように注意していた。lyrical schoolが始まったときは、人でびっしり。lyrical schoolに改名していなければ今でも「tengal6」でヒップホップユニットアイドルとして活動していたことになる。メンバーの年齢は後で調べてわかったのが、一人を除いてO-20であったのは意外であった。lyrical schoolのステージが終了すると、リリスクフアンが去ったスペースに多くの橋本環奈目当てのフアンが殺到した。私とN君も何とか観戦場所を確保した。会場に緊張感が走ると、Rev. from DVLの登場、そして橋本環奈がオーラをまといながら観衆に微笑む。「LOVE-arigatou」「逢いにきんしゃい」で完全に観客は環奈の虜と化していた。動きから、喋り方、少しハスキーな声も含めて完璧なアイドルである。また、変に遠慮してないのも良い、かと言って出しゃばり過ぎない、絶妙の匙加減げ自然にできるのであろう。誰にも太刀打ちできないアイドル性の高さである。AKB48グループでは、大和田南那、向井地美音という逸材がいるが、橋本には叶わない。唯一対抗できそうなのがポニシュの頃の渡辺麻友ぐらいか?・・・と思いながら見ていた。N君はさほど感動した様子はなく、それほど良いとは思わなかったという感想。Nくんは基本、ミドルティーン趣味なのだが、気の強そうな娘はだめなようだ。
【橋本環奈とRev.について考える】
ここで、N君に「Revは橋本環奈に注目が集まり過ぎてグループとしては厳しいと思わないか」と聞くと、N君いわく「橋本クラスを入れれば良い」と、千年に一度の逸材をぶち壊しにする発言。大谷翔平でさえ、百年に一度である、千年に一度の逸材がそう易々現れたら、甲子園で160kmの速球を計測しても、ドラフトに選ばれなくなる。では、Revは、アイドルグループとして橋本環奈を擁しながらどのように戦略を立てれば良いのかと考えてみた。
一人に人気が集中しているアイドルグループが成功することはないというのは、現在、トップクラスの人気を博しているアイドルグループを見れば明らかだ。AKB48は以前は神7、現在は、渡辺、柏木、島崎、高橋、小嶋、SKE48はW松井、NMB48はさやみるきー、HKT48は1期のはるっぴさくら、2期のめるみお、3期のなこみくと常にライバルを時には意図的であれ醸成してきた。Revの場合は、コントロールの範囲を超えた急な橋本人気にグループ全体が恩恵を受けながらも、先を考えると決して楽観できないはずだ。では、どうすれば良いかであるが、

【Rev.とアイドル業界盛り上げ戦略】
①橋本環奈を交換留学生としてメジャーアイドルグループに出す
交換留学は、AKB48グループ松井玲奈と乃木坂46生駒里奈で有名になったが、それ以前にもぱすぽ☆玉井杏奈prediaルミナが交換留学した例がある。ぱすぽ☆とprediaはプラチナムパスポートの同じ事務所、AKB48と乃木坂46は秋元康プロデュースといわばファミリー内での異動。橋本環奈の場合は、AKB48グループやスターダストのアイドルグループ、またはハロプロ内アイドルグループクラス、しかも各グループのエースクラスが前提である。候補として面白そうなのが島崎遥香、AKB48の次世代筆頭との交換はRevにもメリットがあり、話題を提供することを重視するAKB48にはうってつけである。AKB48フアンは、サプライズになれているので、他のアイドルグループフアンより免疫力があるのもお薦めの理由である。
その点、スターダストのアイドルは、ももいろクローバーにしろ、私立恵比寿中学にしろ、個人よりもグループとしての色付けが濃いため、48グループほどのメリットは少ない。起爆剤として必要なのは、ハロプロであるが、個人として有名な嗣永桃子のBerryz工房が無期限活動停止で事実上の解散となれば、アイドルフアン以外で知名度の高いメンバーがいないので交換要員を捻出できない。思い切って、まだアイドルを続けたい嗣永をRevに渡し、橋本をモー娘。'14に入れたらハロプロが再び脚光を浴びる可能性もある。ただ、ハロプロフアンの激昂は想像に固くない。

②九州選抜の結成
九州にはHKT48を始め、福岡のLinQ、HR、I'S9、GALETTe、流星群少女、青SHUN学園、QunQun、大分のCHIMOなどがある。HKT48以外で九州選抜を結成し、Rev.のメンバーを複数送り込む。意図的に橋本環奈以外のスターを育成するのが目的だ。他のグループにも橋本環奈人気を取り込むメリットがあるし、特に瑞稀もえを失ったLinQは高木悠末、坂井朝香を選抜に入れてLinQの再興を狙う。

③スターダストとの提携
九州に拠点にあるAKB48グループ、iDOL Street、また拠点づくりに興味のないハロプロとは異なり、東名阪の次は、いよいよ九州制覇を予測できるスターダスト。スタダにとってみれば、自前で一からグループを作るより効率的だし、アクティブハカタ(Rev.)にとっても、スタダとの提携によってプロモーションなど得るものは大きい。具体的には、Rev.のグループ名をめんたいこ○○やたらこ○○などに変更し、極力、橋本環奈個人の仕事を抑え、グループでの出演をメインとする番組で他のメンバーも全国区にする。

【中盤戦はHOTSTAGE】
一通り妄想を終えたところで、これからのスケジュールをおさらいすることにした。
プガさくら学院Passpo☆のHOTSTAGEを見るためには、Dorothy Little Happyの始まる前には最低でも並ぶ必要がある。丁度、Negiccoのステージが半ばのところで並んでみたが、午前中とは異なり、長蛇の列ができている。列のフアンのお目当てはどのグループかは、Tシャツやマフラータオルで一目瞭然。ピンク一色、つまりさくら学院フアンが過半数を占めている。
Dorothy Little Happは音だけ
Negiccoのステージを終えても出ていく人は100人にも満たない。Dorothy Little Happyのステージが始まったが、音だけは聞こえるがステージは見えない。野外のため熱さ対策も必要になってきた。持参のタオルで頭部を直射日光から遮って何とか、凌いだが、アプガまで、この状態だとちょっときつい。Dorothy Little Happyが終了し、列が少し進んで何とかステージを見れるところまで辿りついたが、会場に入れるほどの退場者はなく、立ったままでのアプガ観戦となった。

【アプガの新井の透明感と武士道精神】
幸いなことに、アプガの推しメンである新井愛瞳が比較的見える位置。最近は、アイドル誌でも単体で取り上げられるようになった透明感のある美少女だが、アプガらしく鍛えられた動きでアスリートのようだ。スマイレージやjuice=juiceにいたら、どうなっていたかは全く想像できない。アプガのステージが終了し、愈々会場内に入れるかと思ったら、豈図らんや、後30名のところでストップしてしまった。場外からのさくら学院の観賞となってしまった。
【さくら学院はOB参戦】
今日は、由結と最愛は出演しないが、まだ転入生を見ていないため近くで見たかったのだが・・。さくら学院が登場すると、由結最愛のビデオレター、そして由結最愛の代わりに助っ人が参加するという振りがあり、卒業生の堀内まり菜飯田來麗が登場。余談であるが、同じ卒業生の佐藤日向は、堀内とともに、今どき妖怪ch(Web)という番組で、あの島ゆいか、とPocky 4sisters!の金井美樹と共演している。伝説の「可憐Girl's」の中元、武藤、島の共演が旬の今、見てみたい衝動に駆られる。目当ての転入生は、倉島颯良岡田愛だが倉島のほうに、よりアイドル性を感じた。セトリは、「チャイム」、「負けるな!青春ヒザコゾウ」「ベリシュビッッ」「FLY AWAY」、「Hello!IVY」、「マシュマロ色の君と」、「Magic Melody」、「夢に向かって」マシュマロは、さくら学院の名曲中の名曲だが、どうしても中元すず香を思い出してしまう。私の隣に20台後半から30代前半の外人2名(欧米系)いたのだが、2人ともPasppoフアン(パッセン)であったが、1人は周りのさくらオタ(父兄)の振コピにびっくりしながらも、馴染んでいたが、もう1人は、何故、こんな小中学生におっさんたりが熱中するのか訝しんでいるようであった。完成されたPasppoは、外人好みということか。
【Paspp☆はパッセン向きのセトリ】
さくら学院が終了すると、やっと会場に入ることができた。まあ、炎天下野外なので日陰であることのメリットが一番大きい。さあ、父兄モードからパッセンモードに変換するため、マフラータオルをさくら学院からPasppo☆に変更し、クルーの登場を待つことにした。
openingSEのあと、「ウハエ!」「Cosmic You」を挟んでMC、「キャンディー・ルーム」のあとには、パッセンが最も喜ぶ「Pretty Lie」。そして、「WANTED!!」「STEP&GO」で最後は新曲の「向日葵」で締め。今日も初心者を寄せ付けない攻めのセトリ。ガールズロックバンドになってから、麻琴とみおの可愛さ封印してきている印象だ。次は、電波であるが、昼食をそろそろ食べないとバテそうだ。N君に電波見る?ときいたが、あまり乗り気でないので遅い昼食をとることにした。

【DaisukIというアイドルグループに遭遇】
Diversityのレストランは人集りで席が空いていない。やっと席を確保すると、何故か、隣の席も続けて空いた。得てしてこのようなものである。すると、空いた席に、中年男性1名と派手な服を来た中学生くらいの女子2名が着席した。どうみても、アイドル風なので、背中を見るとDaisukIの文字、最近、TVで見たことのあるグループだ。すぐに携帯で検索すると、どうやら年少組の秋元畠山の2名ではないかと思われる。アイドルを横目で見ながら、冷やしうどんを食し、次の目的地をN君と打ち合わせをした。久しぶりのTPD(東京パフォーマンスドール)を見ることにした。目指すは、「DOLL FACTORY」と決まった。DiversityからDOLL FACTORYを向かう途中で、アイドルを発見&すれ違う。Tシャツに高橋優里花の文字、隣は田尻あやめ、Tシャツはレプリカが販売されているが、どう見ても本物、まあTIFでは決して珍しい光景ではないが、N君に耳打ちだけはしといた。

【後半戦はバテ気味】
熱さで、いくら水を補給しても、体が水分を欲するので、途中、自販で缶ジュースを購入し一気に飲み干し会場に向かう。ここでも、入場制限、愛乙女★DOLLで足止めを喰らう。20分程度待つと、公演が終了したのか、愛乙女★DOLLのTシャツを着たフアンが会場から出てきた。吉川友のステージから見ることになった。正直、ソロでやっていくのは、吉川クラスでも厳しいと思いしらせる観客の数。ガラガラというわけではないが、知名度からするとちょっと寂しい混み具合。吉川が終了すると、TPDの登場。暫くみないうちにオタができたのか、あらたなコールが出来ている。そこそこのオタの数であるが、まだZeppクラスのライブは厳しい数。披露したのは、メジャーデビュー曲の「BRAND NEW STORY」と初代TPDの曲の「ダイヤモンドは傷つかない」。名曲「DREAMIN'」が聞きたかったのに残念。15分という短い時間では致し方ない、アイドルの参加数が年々増加したせいで、どのステージでも1組に費やす時間が少なくなっている。メジャークラスで30分、それ以外で15分、特メジャーのHKT48さくら学院で40分構成だが、メジャークラスなら40分、それ以外でも20分はないと、じっくり鑑賞することができない。TPD終了後は、どうしても、東京女子流を見ないとTIFに参加したきにならない私は、N君の同意を得て「SMILE GARDEN」に行く。勿論、缶コーヒーを飲んでからだ。

【ベイビーレイズの直向きさと虎ガーの礼儀正しさ】
「バニラビーンズ」「ベイビーレイズ」「THE ポッシボー」、「PASSPO☆」「東京女子流」のラインナップ。バニビは、トークが面白いのだが、今日は歌に徹していた。「ベイビーレイズ」は、ステージよりも、AKB48やももクロのコンサート会場付近でよく会うアイドル、今年のAKB48「リクアワベスト200」のSSAでティッシュを貰った仲である。可愛いトラのTシャツ「頑虎(絵)一徹を着た虎ガーとともに前方に場所を移した。虎ガーは意外と言ってはなんであるが、ぶつかると謝ったり、ライブ終了後は、別の虎ガーはあたってませんでしたかと気を使ったり、礼儀正しかった。実は、今回のベイビーレイズのライブで、無銭エリアで大騒ぎ、悪乗りした連中がいたため、ベイビーレイズの運営は注意されたようだ。私が見る限り、騒いでいた連中は虎ガーではなく、ただの目立ちたがり屋の集団であったようだ。
ベイビーレイズは一発目は、「暦の上ではディセンバー」でメジャー感を打ち出すと、「ぶっちゃけRock'n はっちゃけRoll」「充電満タン~サタデーナイト」と続け「チャリンコアイドル」で可笑しみを出すと、懐かしい「ベイビーレイズ」を披露し「タイガーソウル」を歌って終了した。この熱さなので5曲でも相当体力がいるはず。メンバーの腹筋が美しく輝いている。良いグループだと思うので武道館著名1万人達成できることを祈りたい。次は、ポッシであるが、あまりの熱さで体力がきつくなったので、後まで下がって缶ジュースを飲みながら聞くことにした。約200m後方に下がっても、ガンガンに響いてきこえる。全力バンザーイ!が夜空に響き渡る。こうやってきくと、なかなかいい曲でノリやすい。でも非ハロでは、アプガの締まった肉体と研ぎ澄まされた精神のほうに魅力を感じる。

【本日2度目のPasppo☆】
PASSPO☆」は、今日二回目であるが、また前方で見ることにした。セトリは、「夏空HANABI」に始まり、皆さん振りコピ好きでしょうと言って「マテリアルGirl」をぶち込んできた。「くちゃLOVE」の後は恒例「LA LA LOVE TRAIN~恋の片道切符~」最後は新曲の「向日葵」で終了。私たちの大トリは東京女子流。フェスに欠かせない4大アイドルグループが、アイドリング!!!、アップアップガールズ(仮)、Cheeky Paradeと東京女子流。共通点は単独ライブに行ったことがないが、通算すると相当な時間をライブで共有していること。Cheeky Paradeの場合、フェスに加えてスパガのライブでも妹分として出演していることもある。アプガは、ほとんどのフェスに参加している猛者である。アイドリング!!!も何かと呼びやすいのか参加率はかなり高いのではなかろうか。東京女子流は、巡り合わせか、ここ最近見ていないので猛烈に見たかったのである。以前はあまりに子供過ぎて興味はなかったが、メンバーがダンスも含めて魅力的になってきていると感じているためである。

【女子流のセトリは初期の曲が中心】
パッセンが引き上げたが、女子流のフアンとともの、さらに前方に向った。皆、細いピンクのペンライトを複数本持っている。女子流フアン必須のアイテムだろう。オープニングの「Count Three」でキレのいいダンスを見せると、「Overnight Sensation」、つまりTRFのナンバーで盛り上げる。そして、初期のナンバー「おんなじキモチ」でほんわかしたあとは、元気ソングの「頑張って いつだって 信じてる」最後は、ごめんなさいの「Attack Hyper Beat POP」で締めくくる。何故か、初期のナンバーで押してきた。個人的には、「LolitA☆Strawberry in summer」をきいてみたかったが、「頑張って いつだって 信じてる」をやってくれたので満足だ。N君に女子流も大人っぽくなったね、という話をすると、どこをどう勘違いしたかわからないが、20歳ぐらいに思っていたそうだ。N君からみると老けて見えるようだ。
【今回のTIFはどうだったのか】
さて、長丁場のTIFの会場からそろそろ引き上げる時間がきたようだ。
そろそろ総括しなければならない。

出演陣と見逃した~ry
出演陣の豪華さは昨年と一昨年がピーク、こうした傾向は大幅に規模を縮小しiDOL Street祭りと化したa-nationLoVendoЯ(田中れいな)の出演が唯一の材料で大幅に中堅層が抜けたアイドル横丁夏祭りにもいえることだ。今回のTIFで見たかったのに見れなかったのは1日目にしか出演しなかったHKT48、たこやきレインボー、スマイレージのTIF招待クラス。そして、タイムスケジュールがあわなかったX21、夢みるアドレセンス、palet、つりビット、乙女新党、BELLRING少女ハート、全て少なくとも1度は見たことがあるグループである。未見ではソロの吉田凛音の実物を見たかった。
回遊適正
会場と会場の距離が遠いため、移動が大変で、しかも、入場規制があるから動き回ることが困難である。
今後のTIF
今年、新たにHOTSTAGEに格上げになったアイドルグループは何組もいるが、中堅が力をつけてきたというより、上位陣の不参加と時間短縮によるところが多い。中堅層を充実させると同時に、未参加(Fairies)のアイドルグループの出演も実現してほしい。

 完

AKB48劇場、チーム8観戦記

【前文】
2014年8月12日(火)のチーム8「PARTYが始まるよ」公演に行ってきた。
48劇場で公演を見るのは、一般枠でのキャン待ちを2回挟んで、あの東京で大雪が降った2月以来のこと。今回は、モバ枠でのキャン待ちではあったが、1桁であったので、前日には当選メールが届いた。さて、AKB所属のメンバーであれば、100%顔と名前が一致していた小職もチーム8の新設で、47人を一気に覚えるのは至難のわざということで、半ば諦めかめていたところに、劇場からのお誘いで、少しは学習しようと、AKBINGOのVTRを何度か見直した。横道侑里の元気さと、永野芹佳の顔とキャラのギャップ、山田菜々美山本彩似をインプット。

尚、この日の出演メンバーは以下の通り。この中でAKBINGOの出場者は赤字にしてある。
吉川七瀬(千葉県)・藤村菜月(愛知県)・横道侑里(静岡県)・服部有菜(岐阜県)・山本亜依(三重県)・橋本陽菜(富山県)・北玲名(石川県)・長久玲奈(福井県)・近藤萌恵里(長野県)・永野芹佳(大阪府)・太田奈緒(京都府)・山田菜々美(兵庫県)・山本瑠香(和歌山県)・大西桃香(奈良県)・濵咲友菜(滋賀県)・人見古都音(岡山県)

【まずまずの抽選結果】
抽選では、7番目くらいに呼ばれたので、3列目の半分くらいまでは埋まっていた。どのみち、最前列席以外は、柱の影響で全体が見えないので、敢えて、4列目の舞台からみて右隅を選択。前方をみると、何故か、1列目に外人の家族が優先的に入場していた、おそらく要人なのであろう、桜の花びらを聴いたらスケジュールが詰まっているのか帰ってしまった。

【推されは誰だ】
注目の影アナは、関西弁の永野芹佳。トヨタの申し子で推され決定である。顔のクールさと比べて話し方は幼い。年齢が13歳なので、当たり前と言えば、当たり前である。セトリは以下の通りである。

overture
PARTYが始まるよ
Dear my teacher
毒リンゴを食べさせて
スカート、ひらり
クラスメイト
あなたとクリスマスイブ
キスはだめよ
星の温度
桜の花びらたち
青空のそばにいて
(アンコール)
AKB48
スカート、ひらり(アンコールver.)
桜の花びらたち(アンコールver.)
(Wアンコール)
メドレー
・言い訳Maybe
・ポニーテールとシュシュ
・ラブラドールレトリーバー
恋する充電プリウス
47の素敵な街へ

【センター争い】
さて、注目のセンターであるが、永野芹佳横道侑里。47名中16名での出演でのセンターなので、PVに出ている「恋する充電プリウス」の坂口、倉野尾、中野そして、今回も出ていた山田菜々美当たりになるだろう。永野芹佳はオープニングからラストまでMCを任せられたが、緊張からか、何度も話すことを忘れる場面があった。これは13歳らしく減点材料にはならない。そして、山田菜々美は、かなりの強心臓の持ち主。関西弁でつっこみを入れるところなど、山本彩二世確定。そして横道侑里は楽しそうに大きな振りのダンスで、満面の笑顔、まるで西野末姫を見ているようだ。面白そうなのが、山本亜依近藤萌恵里、この二人はバラエティ班を狙えるかもしれない。ノーマークであったが、最年長の太田奈緒、写真よりも可愛らしく表情も良い。橋本陽菜は、眼鏡を外したほうが良かった。

【アキバ初陣は高評価】
公演自体の評価は、まさに初々しさが随所に出て良かった。自己紹介の時の観客の声援に対するレスのタイミングを掴めないのはご愛嬌だし、MCのぐたぐだ感はむしろ好印象。ダンスはとにかく一生懸命というだけであったが、この時期に完成度やフォーメーションを求めても仕方ない。皆、自分を覚えてもらおうという必至さが伝わってきただけで良い。
事件以来、ハイタッチがなくなったのは残念、その代わりと言ってはなんであるが、今日出演したメンバーのプロフィールをスタッフが配布していたのは、48グループならではの良さだと思う。
今日は、きっちりチーム8のメンバーを見るのは初めてなので、この程度しか書けなかったが、今回出演していないメンバーも見て、もう少し深くメンバーについて触れてみたい。
BABYMETAL凱旋帰国はTSUTAYA O-EAST

【今回も酸欠必至の生誕祭】
LADY GAGAのツアーでオープニングアクトを飾ることで話題になっているBABYMETALのライブに行ってきた。3/2の「黒い夜 LEGEND “DOOMSDAY” ~召喚の儀~」(武道館)以来なので、約4ヶ月ぶりの参戦である。武道館では、スタンド席であったので、体力の消耗度は低く言わば無傷の状態で家に辿りつけた。今回は、2012年10月6日(I、D、Z~LEGEND“I”)で激しく消耗したO-EASTの祭儀が蘇る。当時のBABYMETALは、さくら学院の父兄以外ではほぼ無名。従って、ほとんどの門徒は父兄の系譜をひく。しかしながら、ライブでは、父兄の姿は消え、凶暴なモッシュメイトに変身する。今回は、さくら学院の流れをひく父兄に加えて、メタルから入ってきた(非さくら系)暴徒も多数参加する。筋肉痛も覚悟しなくてはならない。意を決して、会場に向った。

【O-EAST周辺はBABYMETAL一色】
渋谷駅を降りて、道玄坂を登り、O-EASTに向かうと、既に人集りが出来ている。BABYMETALのT-シャツに身を包んだ多くのフアンが開場の合図を待ちわびていた。物販は、開場前に行うので、購入するために長い列に並んだ。既にタオルはSOLDOUT、仕方なくTシャツだけ購入した。まだ、開場に若干の時間があるので、近くのファミリーマートでアイスコーヒーを飲んで開場時間を待つことにした。O-EASTに一番近いのがローソン、表通りにはセブンイレブンファミリーマートがあるのだが、どこのコンビニもBABYMETALフアンが占拠している。周辺はまるで、BABYMETALジャック状態である。
開場時間の15:00になったので、店を出て、O-EASTに再び向った。意外にも、番号を呼ぶのが早く、私の整理番号はもうすぐだ。AKB48の襲撃事件以来、身分証明と持ち物検査に時間を費やすため、ここ最近のライブではほぼ定刻通りに入場を開始している。チケットと召喚状のチェックが終了し、ドリンクをとって、モッシュシュピットに入る。既に1Fの半分近くが埋まっている。どうせなら、正面が良いと思い場所を確保。まだ、開演まで30分以上もあるので、スマホで時間を潰す。開場は冷房が効いているため、それほど熱くはない。BGMは、勿論、ヘビメタ。およそ、10分を経過して後方を見ると人でびっしり埋まっている。この人数が、ライブが開始すると、こぞって、前方に圧力を加えると思うと、想像するだに恐ろしい。BGMが一瞬大きくなり、暗転すると、場内の左右のスクリーンに地球儀が反転して、欧州のライブ模様が映し出される。最初はフランス、そしてドイツ。いかに、BABYMETALが海外で受け入れられていることがわかる映像である。この地でのYUI-METAL、MOA-METALの誕生の祝い場面も映し出された。圧巻はイギリス、SonisphereFestivalのライブ。ガチガチのメタラーに対して堂々としたパフォーマンス。場内は、映像を見ながら大歓声、10分程度のビデオが終を告げると、「BABYMETAL DEATH」の前奏が始まり、後方の人間がどっと前に押し寄せる。開始直後で濃縮モッシュ状態。愈々、BABYMETAL登場である。

【パワーアップしてた生誕祭】
BABYMETAL登場に合わせて、フォックスサインでお出迎え。いつものように、YUI、MOAは観客を煽る、それ以上に観客はレスポンスで返す。壮大なミサが始まった。YUI、MOAさくら学院のライブで今年に入って3度、うち1回は最前列で見たが、SUは、武道館では遠目でしか見られなかったので近距離で見るのは久しぶり。既にさくら学院時代のSUは遥か彼方へ。
一曲目が終了すると『ド・キ・ド・キ☆モーニング』の陽気なイントロ。リンリンリンでいつものように振りコピをして楽しい時間であったが、圧力はさらに強まっていく。SU『悪夢の輪舞曲』で小休憩。と、言ってもモッシュの中の小休憩である。さらに、YUI、MOA『4の歌』で会場はカオス状態。右に左に人が移動し、ついに、ベルトコンベアーよろしく、何人もの人が後方から前方に運び出される。水が降ってくるのは、まだ良い方で、何本ものドリンク入りのボトルが頭上に落ちてきた。既に危険水域に入ってきた。『メギツネ』では、さらにパワーアップして、巻き込まれたひとのなかには、眼鏡をなくしたひと、床には腕時計が落ちていたりと、2年前のO-EASTよりもパワーアップ。『イジメ、ダメ、ゼッタイ』のダメダメジャンプの時は、ブロックを分ける柵につかまり、迫り来る危険を避けるのが精一杯であった。この錯綜した状態をSU、MOA、YUIは、みんな元気だな!と思って見ているのか、最近、過激度増したんじゃねえの。と思って見ているのかはわからないが、最後の曲を終えると、『We are BABYMETAL』の連呼でいつものように盛り上げ、最後は決まり文句の『See You』で締めくくる、実にクールだ。

【We Want More・・】
メンバーが去ると、「We Want More」の西洋式アンコール。『ヘドバンギャー!!』。ボーカルは今回の主役であるYUI-METAL。やはり、声が可愛すぎる。既に体力の限界をとうに超えているのだが、ここで尻尾を巻くわけにはいかない。そして、『ギミチョコ』。可愛い歌詞にはつりあわない、フアンの激しいぶつかりは頂点に達する。そして、超濃密な1時間を越すライブは終了。

【BABYMETALの可能性】
つい最近までは、よほどの、アイドル通か、音楽通しか知らなかったBABYMETAL。最近では、びっくりするほど知名度を高めている。特に女性への浸透度は予想を遥かに超えている。レディガガのオープニングアクトは、それほどインパクトが強かったようだ。
来年は、YUI、MOAのさくら学院卒業で、音楽活動はBAYMETAL一本になる。さくら学院重音部で活動してた頃は、ここまで成功を修めることは、当のアミューズも予想しなかったことかもしれない。既に、アイドルと枠に収まらないグループになってきて、世界で通用する日本発のコンテンツになろうとしている。秋の幕張メッセでは、追加公演が決まり、日本でもBABYMETALの快進撃は続いている。SU、YUI、MOAの最強トリオが日本の芸能界に一泡吹かす日は近いかもしれない。
アイドル戦国時代2014春 概況 ~スターダストの巻~

前回に引き続き、アイドル戦国時代2014春の概況である。今回は、スターダストプロモーションの3Bjuniorの動向について書いてみることにする。

【第一部】メジャーアイドルグループの動向
2)スターダスト3B&3B junior
4大アイドルグループの中で堅調な推移を見せているのが、ももいろクローバーZ私立恵比寿中学チームしゃちほこを擁するスタダ勢。昨年は、関西地盤のたこやきレインボー(たこ虹)の1stシングル「オーバー・ザ・たこやきレインボー」もリリースし、東名阪が整備され、全国制覇へ一歩近づいた。スタダグループの特徴は、他のグループに比べて、ライブでのグループ間交流が少ないことが挙げられる。AKB48グループは、本店、支店と言われているように、ライブは勿論、人材交流も活発である。握手会もSKE48HKT48の合同握手会が4月に行われるなど挙党一致の性格が強く、中央集権型アイドルグループである。
組織としての団結力は、ハロプロ軍団はさらに強く、テレビ番組でも、夏冬のハロコンに代表されるように多くの時間をメンバーで過ごす、同じ釜の飯を食った仲という雰囲気が伝わってくる。IDOL Streetも同様に、SUPER☆GiRLSを中心に、ライブではCheeky ParadeGEM、スト生が結集する機会は多い。スタダの場合は、以前は年2回のスタダ祭りがあったが、近年は年始のスタダ祭りに一本化されてきている。各グループのマネジメントの独立性が強いのが見て取れる。ももクロ、エビ中、鯱は同じスタダとは言え、チケットシステムから違う。ハロプロのようにフアンクラブは統一されていないのは当然にしても、AKB48のような先行チケット販売の姉妹枠さえ存在しない。従って、モモクロはAngelEyes、エビ中はブラックタイガー、鯱はEしゃち本舗に入会しなくてはならないため、ハロプロやAKB48グループのようなカートン推しはしにくい。
ももクロのコンセプトは、「いま、会えるアイドル」、エビ中は、「永遠に中学生」であるが、鯱の場合は、「名古屋自慢」「名古屋名物」、そして極めつけは「人間50年アイドル5年尾張名古屋にしゃちほこあり」と名古屋愛がテーマになっている。ついでに、たこ虹のキャッチフレーズは「スターダストの最終兵器」と、AKB48のような統一コンセプトがない。4大グループのなかで最も緩やかな連合といってよい。それだけに、今年の年始に行われた俺の藤井は前橋まで駆けつけても見るだけの必然性があったわけである。まさに、スタダ3Bjuniorの祭典ともいうべきで、大将格のももクロ、副将格のエビ中、中堅の鯱、先鋒のたこ虹に加えて、孵化器の役割を果たしている”みにちあ☆ベアーズ”、今公演限定のチームホタルイカ、期間限定でこの日を以て解散のチーム大王イカKAGAJO☆4Sのそろい踏み。スタダの場合は、期間限定のグループが多すぎて、他のグループに比べてわかりずらい。この期のスタダのトピックは、長いことアイドル養成所の役割を果たした”みにちあ”の解散である。KAGAJO☆4Sの後継である私立輝女学園にみにちあから芽奈が入学したが、他のメンバーは女優の道に進むのか不明である。前述したKAGAJO☆4Sの解散と私立輝女学園の発足も注目に値する。

①国民的アイドルの呪縛に打ち勝てるか、ももいろクローバーZ
昨年は、冬の西武ドームでももクリを行い、ももクロらしさを見せてくれた。何故か、入場者に”モモクロのロゴ入りの紙のおしぼりを配っていた。理由は今もって不明であるが、深く考えないほうが身のためである。対して、1週間前、AKB48では横浜スタジアムで大握手会、配っていたのは、防寒対策にもなるサンタ帽とAKB48ロゴ入りのホカロン。あまりにも、両グループの持つ性格が出ている。国民的グループの呪縛にあるAKB48は、安全を考慮するあまり大島優子の国立競技場での卒業式を延期してしまった。確かに、雨と強風の国立競技場は、観客側の階段も滑りやすく危険であることは間違いない。ファミリー層が大挙して押しかけるようになったAKB48のライブではなおさらである。これが、ももクロであったら、挙行している可能性は十分にある。冬の西武ドームでライブをする感覚を持ち合わせているからである。最近は、ももクロのライブでも家族ずれを多く見かけるようになり、国民色が強くなっているのが心配材料である。アイコンとしてのももクロは確かにファミリー受けするし、ももクロ自体もファミリー(子供)を意識しているのは、見て取れる。これが過剰になると安全面や演出面での規制が入り、急速に堅苦しいものへ変貌し、ももクロの面白さが失われることが危惧される。AKBの場合は、それでも48劇場という最強のコンテンツがあるので、コア層はブレることなく応援し続けるであろうが、ももクロの武器は、握手会でもなければ、ましてや総選挙でもなく、一発勝負のライブである。国立競技場のあとは、日産スタジアムの2daysが決まっているが、収容人数が日産のほうが多いが、国立の達成感のほうが強かったと推測できる。夏のバカ騒ぎの盛り上がりは、今まで以上に熱くすることがどうしても求められる。ももクロの公演は、「春の一大事」、「夏のバカ騒ぎ」、「ももいろクリスマス」の3大ライブ、昨年から始まったフアンクラブ限定イベント「誰でもカモ~ン!~ただし(ry」と春・秋ツアーが中心になる。CDは、リリースが極端に間隔があいたり、ライブ会場限定版があったり、ももクロらしさを発揮している。間違ってもCDの売上枚数でAKB48グループを抜き去ることは考えれれない。もし、万が一、ももクロが握手会を実施しても同じこと。チーム8を入れると300名を越すAKB48グループに勝てる理屈が見つからない。

②絶好調のエビ中に転校も追い風
愈々、エビ中が長い雌伏のときを経て本格化してきた。昨年9月から行われた「オータムデフスターCOMECOMEツアー(ry)からSSAの「年忘れ学芸会」、そして、今年の「Luck To The Future」の観客人数を考えると、首都圏では1万人規模の動員力のあるグループになってきた。昨年の冬に、杏野なつ、瑞季、鈴木裕乃の3名同時転校が発表されたときは、驚きであったが、エビ中自体、転入と転校を繰り返したグループであり、新陳代謝はある程度、必要な時期であった。新メンバーの発表は、「俺の藤井」終演後の号外の配布というのが、いかにもエビ中らしい。チーム大王イカから小林歌穂、中山莉子が加わり、新エビ中体制の骨格がはっきりした。CD枚数こそ、AKB48グループは当然のことであるが、E-Girls、ハロプロ老舗グループ(娘。B工房、℃)の後塵を配しているものの、SSA、武道館、幕張メッセと半年間にライブを実現できた実績は、堂々のランクAである。

③鯱も武道館に到達
鯱の快進撃は凄まじい。ももクロは勿論のこと、エビ中もメジャーになるには多くの時間を要した。昨年の夏は、日比谷野音を成功させ、今年はついに、武道館に辿り着く。鯱の成功は、秋本帆華の類まれなキャラクターによるところが大きい。声、話し方がおっとりしていながら、フアンを煽る様子はシュール過ぎてくすっとくる。これは間違いなく癖になる。CD売上枚数は、ハロプロ5騎、S☆Gは疎か、チキパにも負けているが、これはスタダのお家芸でもある。人気は既に、一線級になってきたといえよう。俺の藤井の盛り上がりを見ても関東の知名度・人気は浸透してきている。

④関東進出が待たれるたこ虹
現在は、地盤の関西を中心に活動しているたこやきレインボー。結成時のメンバーは、堀くるみ・彩木咲良・奈良崎とわ・春名真依・根岸可蓮新井まりあ・小池優花の7人で構成されていた。文字通り7名での活動であったが、後に新井まりあと小池優花が卒業し、代わりに清井咲希が加入する。7という数字のために、フアンを蛸虹家族としてメンバーとして数合わせをしている。関西地盤を固めたあとは、是非、関東にも来て欲しいグループである。

⑤Sスパイシー
俺の藤井非招待組で、当初は女優のもメンバーであった。しばらくは、栗田萌のソロで活動していたが、KAGAJO☆4Sから松尾寧夏が加入し、2名で活動している。先日、アリオでイベントが行われたので見に行ったところ、お姉さんらしい安定したパフォーマンスと熱心なフアンが印象的であった。3Bではあるが、ちょっと異質ではある。

⑥その他
みにちあが解散したのは、AKB48で言えば研究生が突如いなくなったようなもの、ハロプロでいえば研修生、アイストで言えばスト生である。この役割を果たすのが、私立輝女学園になるのかは推測の域である。3Bが新たにアイドルを募集しているので、何がしかの仕掛けはしてくるのは間違いない。

☆スタダの強みと課題
ハロプロ、AKB48が築いてきたアイドル文化に、スタダは見事に、ももクロを成功させ、続くエビ中、鯱を有力アイドルグループに育て上げてきた。他のグループに比べて地方分権色が強く、いわば地方自治を貫いているのが特徴である。また、女優志望者が多いというのもスタダならではの特徴で、ここの舵取りが一番難しい。エビ中転校3名も揃って女優の道に進む。エビ中を先に転校した宇野愛海は、ドラマ「なぞの転校生」に出演し初陣を飾った。また、スタダ系のメンバーは良くも悪くも、いまっぽくない。典型的なのはももクロメンバーで、すれていないから飛び出すとんちんかんな発言が好意を持って受け止められる。現実的なのがAKB48のメンバーで、より現代的である。スタダの強みは、多くの人材リソース(アイドル志望ではない人材)を持っているところ、各グループの自主性をもって独自の戦略が打てること、所謂スタダクオリティと言われるエンターテイメントブランドであることなどが挙げられる。逆に弱みは、他のグループに比べて養成基盤が脆弱なところ。みにちあ解散でさらに、一時的ではあるが弱体化している。いずれにしても、AKB48に対抗できる一番手であるスタダの次の一手に注目である。