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怒り

なんか評価高いから観てみた。

僕はちょっと合わなかったです。

豪華俳優陣の演技は素晴らしいけど。

画面の中で登場人物が泣いたり叫んだりするほど、

こっちはスーッと冷めていくような感じ。

イニャリトゥ監督の『バベル』邦画版って感じ。

重苦しいだけで内容は浅いと感じた。

妻夫木くんが本物のゲイにしか見えなかった(褒め言葉)

 

 

帰ってきたヒトラー

あのアドルフ・ヒトラーが現代にタイムスリップ。

平和なご時世ではヒトラーによく似たコスプレおじさんとして

あっという間に人気者になります。

しかしこの人は本物のヒトラーなのです。

持ち前のカリスマ性で次第に現代人の心を掌握していきます。

コメディー色にマスクされてますが本当は怖い作品。

移民問題や高齢化社会など、ドイツの抱える社会問題が

日本と似ていて、考えさせられる部分もありました。

 

 

ドント・ブリーズ

愚かな若者三人衆が、あそこの家に住んでる盲目のじじいが

たんまり財産溜め込んでるらしいぜ!っつって

空き巣に入るんですけど、そこのじじいが元海兵隊の超強い

じいさんで、空き巣どもがめためたに痛めつけられるホラー映画です。

設定がまず面白すぎる。

サム・ライミさんはホラーとコメディーの絶妙な境界線を

よくわかってるというか、この境界線上にしかない

エンターテイメント性っていうのがありますよね。

とにかくフレッシュでスリリングな90分を体験できました。

 

 

イット・フォローズ

今デトロイトが熱い!

ということで、ドントブリーズもイットフォローズも

犯罪都市デトロイトが舞台の映画なんですが。

ドントブリーズはスカッとカラッとした映画ですが

こっちは、じっとりじめじめしたホラー映画です。

とはいえ、Jホラーほどの陰湿さでもないけれど。

なぞの存在が、ゆっくり、しかし着実に近づいてきて、

追いつかれたら殺されちゃうんですね。

いろんな解釈ができそうな映画ですけど、

期待したほど怖くもなく、青春映画としての側面の方が

強かったかと思います。

 

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ザ・ギフト

夫婦揃って新居に引っ越したら、引っ越し先で

昔の同級生に再開。なんかちょっと変なやつだけど

近所付き合いも大事だし・・・ってことで仲良くするんだけど。

話が進むにつれていろんなことが判明していくタイプの作品です。

エスターとか好きな人には合うかも。

過激な映画を見すぎたせいか、

オチにそこまでのインパクトを感じなかった。

描写が丁寧なのでわかりやすいけど、

もうちょっとタイトな方が退屈せずに見れたかな。

 

百円の恋 百円の恋
 
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百円の恋

安藤サクラさんが女子ボクシングに没頭していく話。

冒頭を見ると、このぐうたら女がどう転んだらボクシングなんかに

傾倒していくんだと思いますがね。

最初はニートで恋人もいない女性が、家出同然で一人暮らしを始めて

いろんな経験を経て独り立ちしていくという、成長物語でもあります。

主人公がどんどん脱皮していくような、全てをそぎ落としていく感じが

すごく心地よく、勇気をもらえます。

僕はこの映画大好きです。

同じく女子ボクシングを題材にしたミリオンダラーベイビーより、

こっちの方が断然オススメです。

今年のマイアカデミー賞、やるの忘れてたよ!

毎年やってるので、今年も書きます。

もうなに観たのかほとんど忘れてるけども、

覚えてる範囲で。

 

凶悪

ある死刑囚の取材をしていくうちに、想像を絶する悪事が

次々に明るみになっていくサスペンス・スリラー。

死刑囚を演じるのはピエール瀧。

共犯者の『先生』を演じるのはリリー・フランキー。

あまりの『凶悪』っぷりに、恐怖や憤りを通り越して

乾いた笑いのようなものが生まれます。

もっとも恐ろしいのは、この映画実話ベースなんですね。

犯罪ノワールの金字塔的な作品だと思います。

 

ヒメアノ~ル

サイコパスものです。V6の森田君が人を殺しまくります。

アイドルなのに大丈夫かと心配になるほど衝撃シーン満載です。

最初はシュールコメディー路線なのかと思いますが、

中盤から一気に世界がひっくり返ります。

監督作品がどれも面白い吉田恵輔監督が

ついに世に見つかってしまった感があります。

個人的には森田君頑張ってたけど、森田君じゃなくても

よかったかも。

 

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オデッセイ

マット・デイモン主演の、一人火星に取り残されるお話。

絶望的な状況にも関わらず、明るく前向きに救助を待つ主人公の姿に

胸を打たれた方も多いとおもいます。

ちょっと前の作品『インターステラー』ではど畜生だった

マン博士を演じたマット・デイモンですが、今作では

最高の主人公です。

最後のシーンがとにかく好きでした。

 

レヴェナント

レオナルド・ディカプリオが極寒の地で孤軍奮闘するお話。

インディアンに襲われクマに襲われ仲間に裏切られ、

満身創痍でボロッボロのボロ雑巾のようになりながらも

息子を殺された復讐心を果たすため必死に生き延びる。

ただただ壮絶、壮絶すぎます。

ここまでやってアカデミー賞獲れなかったら

何やっても無理だわと思えます。

その甲斐あってやっとこの作品でオスカー獲りましたね。

文句無しの受賞だと思います。

 

マイ・インターン

仕事をとっくに引退した老人が、シニアインターン制度に応募し

採用された会社でもう一度新人として働く姿を描いています。

最初は社内でも老人扱いされるけど、主人公ロバート・デニーロの

人柄がとにかく素晴らしく、次第に周りから慕われていくようになります。

見た後嫌な気分にならない、楽しい映画でした。

 

 

2016年は『君の名は』『シン・ゴジラ』が大ヒットでしたね。

僕はどちらもまだ未見なので、

そのうちレンタル開始したら見てみたいと思っています。

それではまた~。

久しぶりの更新ですが。
INABA/SALASのライブ行ってきました。
会場はzepp東京、3daysの2日目です。
最高すぎて骨抜きにされました。
余韻に浸りたくて、家に帰り着いた今も
CHUBBY GROOVEずっとリピートしています。
 
このCD最初聴いたときはちょっと取っ付きにくいな〜なんて思ったけど、
今や大好きです。ライブのアレンジもすごく良かった。
zeppの雰囲気もすごく良かった。もみくちゃにされたし、
真夏のライブかと思うくらい暑かったけど、それでも超楽しかった。
 
やっぱりライブはガンガン乗れるライブじゃないとね。
僕は今ライブハウスで働いているんだけど、アコースティックメインの
場所だから、ノリのいい曲が少なくて、ほとんどバラードばっかなんだよね。
もう眠いのなんのって。
そんな普段の鬱憤を晴らしてくれるかのようなライブで
もう大満足です。
 
やっぱりエネルギーをもらえるというか、最近ずっと仕事で疲れてたけど
なんか始めようって気持ちにさせられるよね。
音楽って最高だなって改めて感じさせられたし、
参加できて本当に良かったなと思う。
次は是非B'zのライブで稲葉さんに会いたいですね。
今日は稲ソロ『水路』の歌詞について書きます。
この曲では、水の流れる水路を、過去から現在、未来という
時間軸に重ね合わせて表現されています。

テレビのインタビューで稲葉さんは、道を散歩しているときに
「昔ここの道は水路が通っていました」的な道案内を見て
思いついたと言っていました。
道を歩いているとよくありますよね、その町の歴史が
書かれた石碑とか。僕はああいうの全く興味が無いので
簡単に素通りしてしまうけれど、稲葉さんは
ここまで壮大な歌詞を書き上げて、し~まうのか~~って思います。

この曲の歌詞、最初はよく意味がわかんなかったです。
しかし今の自分の境遇と重ね合わせてみると、
すっごく響く歌詞だったんですね。だから今日は語りたいと思います。



long time ago
この小径沿いに
水の流れがあったという
緑溢れ木陰は黒い宇宙
ポケットの中手をつないだ

一時の安らぎに身を任せて
どこまでも溺れてしまえば

流れるこの時がもう二度と
戻ってこないなんて
思わないだろう
一寸先の光
それもすぐ思い出になる
過去を変えたいなら今を重ねるしかない

long time ago
この先のどこか
命を捨てた人がいたという
自分の中潜む獣に
飲み込まれてしまうのか

掴みきれぬ不安に身をこわばらせ
目を閉じて耳を塞げば

流れるこの時を綺麗なままで
止めてしまえるなんて
哀しい勘違い
見知らぬ世界へ
放り出されてみればいい
明日を手繰り寄せる今を始めるしかない

流れるこの時が見えなくなって
消えてしまっても
誰にも奪えない
見知らぬ世界へ
放り出されてみればいい
明日を手繰り寄せる今を始めるしかない


↓こっから解説
むかしむかし、この道には水路が通っていたらしい。
でも今は緑あふれる綺麗な小道になっていて、
恋人たちも幸せそうに歩いている。
(木陰は黒い宇宙っていう表現も美しいよね)

一時の楽しい時間や快楽に身を任せて日々の生活を送っていると
当たり前のように流れているこの時間が、もう二度と
戻って来ないなんていう、そんな当たり前のことを感じることも無いよね。
ちょっと先だと思ってる時間だって、あっという間に過ぎ去って
思い出になってしまう。
『過去を変えたいなら、今を重ねるしか無い』

この「過去を変える」って部分に関して。
僕なりの解釈ですが、それはきっと、現在を変えることで
過去の見え方というものも変わってくるという意味だと思います。
「今」を一生懸命過ごしていれば、たとえ後悔した過去が
あったとしても、それすら意味があったと思える日が来ると。

僕自身の話になりますが、東京に来て、今とても充実した日々を
過ごしています。しかし僕は過去、人生をさぼっていた時期があり、
履歴書でいうところの空白期間というものが存在します。
面接などで突っ込んで聞かれるたびに
ちょっとした後悔を覚えてしまいます。

しかし現在僕は東京に来て、素晴らしい人たちと出会い、好きな
環境で働くことができています。
それを踏まえると、僕の辿ってきた過去も、少し見え方が変わってきます。

どんな人間にとっても、過去はひとつだけです。
ああしていれば、こうしていればと後から考えるのは、
無い物ねだりと同じなのです。
「結果よければ全てよし」じゃないですが、
今を素晴らしいと感じることができれば
過去もそれでよかったのだと、思えるようになるんじゃないか。
つまり、過去を変えることはできるんじゃないかと、僕は最近思うのです。
この『水路』の歌詞は、それに近いことを言ってると僕は思うんですね。

『過去を変えたいなら、今を重ねるしかない』
受け取る人次第だとは思うのですが、僕はこの部分は
とてもポジティブなメッセージなんだと思います。

後に出てくる『明日を手繰り寄せる今を始めるしかない』
この部分も、素晴らしい明日を迎えるには
今を一生懸命生き抜くしかないという前向きなメッセージだと思います。
つまり、今を変えることで、過去も未来も変えることができるということ。
「今」が大切な僕にとっては、すごく響く歌詞でした。

というわけで、今日は『水路』の歌詞について考察してみました。
明日もバイトだ~~~!
なんとなく毎年やってるので今年もやります。
この賞は私が2015年に観た映画の中から面白かった作品に対し
勝手に賞(賛)を贈らせてもらうという、どうでもいいコーナーです。


KINGSMAN / キングスマン(初回限定版) [DVD]/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

キングスマン
『礼節が人を作るで賞』
『キック・アス』のマシュー・ボーン監督作品です。
ハリーという男の背景、半グレ主人公エグジーがスパイになるきっかけ、
往年のスパイ映画のようなオマージュ的小道具。
どの要素も男心をくすぐる少年漫画のような熱い設定ばかりです。
そして常に紳士的であるカッコよさ、エレガントさに僕はもうメロメロでした。
最先端のスパイ映画といった感じで、アクションも非常にスタイリッシュ。
ハリーが教会で暴れるシーンのカタルシスたるや!
文句無しの娯楽映画でした。


横道世之介 [DVD]/バンダイビジュアル

横道世之介
『胸をえぐられるような切なさで賞』
横道世之介君の大学生活を淡々と描く作品。
何か特別なことが起こるわけでもなく、それでいて
上映時間も長いので、人によっては退屈に思う人も
いるかと思います。
しかしこの映画、最後まで見ると、もう胸を掻きむしるほどの
切なさで満たされてしまいます。
詳しく言うとネタバレになっちゃうんで言えないですが、
なんですかね、諸行無常って言うんですかね、
時が経って色あせたはずの思い出にも、
当時は涙を流すほどの思いが確実に存在していて、
長い月日が経って忘れていても何かをきっかけにその片鱗を
一瞬でも脳が呼び起こした時に、とんでもない切なさを
呼び起こすことってあると思うんですよ。
その瞬間というのが後半のある場面で、
ものすごく繊細に表現されてるんですね。
そのシーンを演じるのは吉高由里子さん。
この映画の吉高由里子さんは神がかっています。
圧倒的可愛さです。
お嬢様キャラがこんなにハマる女優さんだったとは。
間違いなくベストオブ吉高由里子です。
他の出演作はほとんど見てないけどあえて断言します。
もちろん他の役者さんも素晴らしいです。
大好きな映画になりました。


WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~ DVDスタンダード・エディション/東宝

WOOD JOB!~神去なあなあ日常~
『元気が無いときのカンフル剤になるで賞』
高校を卒業し、大学受験に失敗した男の子が
かわい子ちゃん目当てに林業の世界に飛び込んだ!
『スウィングガールズ』『ハッピーフライト』などで知られる
矢口史靖監督作品。
矢口監督らしく、題材となるお仕事を丁寧に描いており、
勉強にもなるわコメディーとしても良質だわで、
とっても面白い作品でした。
観たあとすごくハッピーな気分になれる、明るい映画です。
こういうポジティブな映画っていいですよね。
元気を出したいときに観たい一作です。

机のなかみ [DVD]/あべこうじ,鈴木美生,坂本爽

純喫茶磯辺 [DVD]/メディアファクトリー

机のなかみ & 純喫茶磯辺
『しょうもない男と女で賞』
この二作は同時に鑑賞し、
監督も同じ方なのでセットで受賞とさせてください。
昨年、映画『さんかく』で(僕の中で)鮮烈なデビューを飾った
吉田恵輔監督。
せっかくなので他の作品も観てみようと鑑賞したのがこの二作品。
どちらも『さんかく』と同じく、男女のしょうもなさが
リアルに表現されていて興味深かったです。
『純喫茶磯辺』の方がコメディー感が強く、
ポップな作品なので気軽に楽しめます。
仲里依紗が異常に可愛いです。
さっきから女優を可愛い可愛いばかり言ってるので幻滅されそうですが、
本当に仲里依紗が輝いています。
写真を撮ると言われて「えー・・もう」とふてくされているのに
誰よりもちゃんとポーズを決めるシーンが最高でした。

『机の中身』の方は『純喫茶磯辺』よりもヘビーです。
中学生の女の子と家庭教師の男の物語です。
家庭教師を演じるのは芸人のあべこうじ。この映画のあべこうじは
もうしょうもなさすぎてヘドが出ます。
ダメ男の描写もダメ女の描写も女子中学生の描写も
リアルすぎます。特にあべこうじの彼女役が
無茶苦茶リアル。笑っちゃうくらい声が低く、ぶっきらぼうだけど
実は一番いい女かもしれない。
映画『さんかく』の元になってるようなお話でしたね。
男女の関係ってやつは、はたから見るとこんなに滑稽なものかと
思わせられるような一作。

最近も色々観たし、面白かったけど、全然印象に残ってない。
『セッション』は面白かったなあ。
『ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション』もなかなか。
でもあと一歩の所で受賞には至りませんでした。
2015年は前半が暇でアホみたいに映画を観たので
そのときの感想はコチラを覗いてみてください。