「あなたは私にとってかけがえのない人。仕事も恋愛も何事も全力でNe♪」
犬飼玲奈の一筋の涙も乾いて、姉妹ケンカから微笑ましい雰囲気になっていた犬飼姉妹の元へおかみさんがあわてて大声で走り込んできた
「みんな!ゴンタロウが。ゴンタロウが」
「おかみさん何があったんですか??」
「ゴンタロウがいないのヨいつものダイニングでゴンタロウはおとなしくご飯を食べていたのね。目を離したすきにいなくなってしまったみたい」
主人公にも愛らしい表情を見せていたゴンタロウ。みんなのマスコット的存在でFREE FAMILIAの仲間たちにも動揺が広がっていたのだった。
厳格な多和田紳士にも寄り添っていたゴンタロウ。おかみさんがゴンタロウ行方不明のことを告げると、しきりと帽子のつばを触って気持ちを落ち着かせようとしている様子を見せていた。
「ゴンタロウは食事してたんじゃな」
「そうなのヨ。美味しそうに夢中で食べていたから油断したのかなぁ〜」
「お前はいつもおっちょこちょいで少しはよくなったと思ったのにやらかしてしまいおって!!」
「ゴンタロウどこへいってしまったのかしら」
文句を言われながらも多和田紳士の頭の上にもしかしたらいるのではないかと思ってしまうおかみさんはチラッと頭上を見てみたが、やはりゴンタロウはいるはずもなくため息をつくおかみさんであった。
犬飼姉妹も動揺を隠せないでいたのだった。
姉の犬飼杏奈は本で顔を隠しながら、みんなの顔色をうかがうように挙動不審な様子だ
妹の犬飼玲奈は休日のコスプレイベントに備えて準備していたところで、私は無関係といった冷めた表情をしていた。
おかみさんは紳士の言葉もあって相変わらずあわてているようだった
そして残りの重要なキャストである主人公はというと、、、何か割り切れないような悶々とした心境であった
「このままでいいのか。」
そんな気持ちが主人公の頭をよぎる。地図に沿って暗い夜道を当てもなく歩きながら目的の古びた館を探したこと。
物音を頼りにようやくたどり着いた和室は無人で半分絶望感を味わったこと。
更には・・・
おかみさんと出会って若干恐ろしくなったこと。そんな場面場面が鮮明に頭の中に浮かんでくるようだ
複雑な心境の中で主人公は何かが吹っ切れたようにこう叫んだのだった
「まだ近くにいるはずです。ゴンタロウを探しましょう!!」
主人公の思わぬ発言にFREE FAMILIAのメンバーは勢い立った犬飼玲奈がすかさず続いた
「そうよ。みんなで探そうヨLet'sGo」
果たしてゴンタロウは見つかるのか
次週に続く
。。。やっとUechinの出番がやってきたと思ったら、終わりじゃないですかいな。
次週に続くだっておいらもモヤモヤスプリングずだZOI
それではまたね