OPC 45 | 影山拓斗のブログ

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次の日、シーには何時もと変わらないオヤジが居た。
「おはよう」
有言実行、達也がやって来た。
「おはよう。えらく早いじゃんか」
「遅刻したらマズいからさ」
「そっかぁ!それと昨日は」
「昨日?あっ、いいよいいよ。ボンの料理旨かったし」
「そっそっか、じゃあ良かった」
オヤジは昨日の事を話したいみたいだったが、達也は触れないようにしていた。
「あら、達也おはよう」
起きたて一目瞭然の果歩さんが店に現れた。
「おはようございます」
「おはよう、達也が来てくれたから、こっちは大丈夫だよ」
「何言ってるの!間に合わなかったらどうするの?前科があるのに」
「前科ですか?」
達也が不安そうな声で言った。
「そう!寿司屋で働いてた時に、お客さんが時間通りに来たのにそれから2時間近く待たせちゃった事があるのよ」
「アチャ~」
「嫌な事を思い出させないでくれ」