個人的に言えば、杏果の声が大好きで、本人はコンプレックスでもあった様だけど、寧ろあの声が最大の強みだと思うんだけど、折角ブログ再開したのにネタが無くなりそうなのでwそれ意外に色々と考えてみた。

 あの声意外に一番に思い浮かんだのは、やっぱり様々な歌い分けが出来るって事だ。

 それは歌い手によっては善し悪しにもなり兼ねないが、彼女の声は特徴的だからこそ、様々な歌い方をしてもちゃんと一人の歌い手として成立してる様に思える。

 ヒカリの声などの様に、クリーンに伸びやかに歌う時。
 心の旋律などの様に、とても感情豊かにまるで自身の全てを絞り出すの様に歌う時。

 Another story等の様に、力強くぶつける様に歌う時。

 小さな勇気等の様に、噛み締める様に丁寧に歌う時。

 遠吠えの様に、ジャジーに色気を出して歌う時。
 愛されたくての様に、子供っぽくも可愛らしく歌う時。

 他にも裸、教育、travel fantasia、ハムスター等でも全然違ってみえる。

 もっと言えば、ももクロの時は他のメンバーとの差異を作って曲にインパクトや強弱を作る為か、時に過剰な位の歌い方を見せる時がある。

 正直、ソロ活動をするまではももクロの彼女が彼女の歌い方なのかと思った時もあったが、よくよく考えればフォーク村等では様々な歌い分けはしていたし、ももクロの曲の中でも然りだ。

 同じ曲の中ででさえ、ユニゾンの時は特徴的な彼女の声が解り難い事さえある。

 単純にボリュームを調整されてる事もあるだろうが、ももクロのセンターである夏菜子の声と間違えた事があり。ふと気付いた。

 もしかしたら、それが彼女の歌の強みなのかもしれない。
 常に出っ張ってしまう声ではグループには向かない。

 出る時のインパクトは勿論大事だが、時と場合で馴染む事も大事だ。

 あの五色や七色どころか、それ以上に歌い分ける彼女の力は、ももクロで培われソロとなって更に顕著に花開いたのかもしれない。

 だからこそココロノォトを聴いていて、一人の歌い手の一つのアルバムとして成立していながらも、飽きが来ない。
 幅広い曲のジャンルもそうだが、彼女が歌うと何を歌っても同じに聴こえるなんて事にはならない。

 聴けば聴く程、つくづく本当に贅沢なアルバムだなと感じた次第であります。