短編?物語 | 亀の甲羅

亀の甲羅

最近は小説投稿が主。

彼女つくらないとヤンデレが…おっとこれ以上は

          クーナさんのお怒り
    ※プレイヤーは喋る設定です。


〜アークスシップ。とある場所にて〜

プレイヤー(以下  プ)「(ぐぅ〜)……(腹減ったな…)」

アフィン(以下 ア)「おっ、よお相棒!なにしてんだ?こんなところで。」

俺「ん、ああアフィンか。…いやな、ナベリウスのザウータン討伐から帰ってきたんだが、どうも腹が減ってな…」

ア「ああ、もしかしてさっきからずっと受けてたおすすめクエストってやつか?」

プ「まあそうだな…」

ア「おすすめクエストって普通のクエストと同じだよな?クリア後の報酬が美味いだけで。」

プ「まあ」

ア「あんなの受けても道中一緒だし大した事ないって!それよりさ相棒、飯食いに行かね?」

プ「急だな、どうした急に。」

ア「へへっ、聞いて驚くなよ?なんと!あのクーナさんが俺たちを飯に連れてってくれるんだとよ!」

プ「…クーナって、あの?」

ア「そう!クーナさん!あ、でも他にも何人か来るって聞いてるぜ。」

プ「へえ。他に誰が来るんだ?」

ア「さあ、それは来てからのお楽しみ、だそうだ。…しっかし、クーナさんと飯だなんて、俺たち幸せもんだな!な?相棒?」

プ「そ、そうだな(アフィンってクーナのファンだっけ…?)」

ア「とりあえず、先に俺ら3人がいって、他のメンツと待ち合わせするみたいだぜ?」

プ「そうなのか?なら…」

ア「なら早速準備しなくちゃな!相棒!俺ちょっと行ってくる!」

プ「…アフィンのやつ、いつもよりテンション高めだったなあ…」


〜惑星ナベリウス。とある場所にて〜


ア「…クーナさん、遅いなあ…もう着いててもいい頃なんだけど」

プ「クーナも忙しいんじゃないか?たまにライブとかやってるって聞いたし、その準備とかじゃない?俺はまだ、見た事ないけど。」

ア「え?相棒、クーナさんのライブ見た事ないの!?勿体ねえよ…。」

プ「そうなのか?アフィンは見た事たるのか?」

ア「そりゃもう!何回も観たさ!クーナさんのあの歌声凄い素敵だよなあ」

プ「そうなのか…(やっぱりこいつ…クーナのファンだったのか…)」

ア「それにしても遅いなあクーナさん…約束の時間過ぎちまってる…」

プ「…ん?なあ、クーナの衣装って青だっけ?」

ア「はぁっ!?」

プ「いや、向こうから青いアークスっぽい人が走ってくるから、もしかしたらあれかなって」

ア「んん〜?いや、ありゃただのアークスだろ?しかも衣装ゼルシウスだし」

プ「ゼルシウス?」

ア「知らないのか?ゼルシウスってのは衣装の事だぜ?」

プ「へえ、今はそんなのあるんだな。…てかそのゼルなんちゃら衣装のアークス、こっちに近づいて来てるんだが」

クーナ(以下 ク)「ごめんねー!待たせちゃって!っていうか、こんなカッコでごめーん!」

プ&ア「えええええぇぇぇ!?」

ク「2人ともどしたの?変な声出して……あ、もしかしてこの衣装?この衣装いいでしょー?仕事上この衣装動きやすいんだ」

ア「し、仕事上って?」

ク「あー、それは言えないかな。色々な面倒事に巻き込みたくないし。」

ア「…そ、そうですか…」

ク「あ、でもこの衣装だと他の人が来た時に変に思われちゃうか。」


〜5分後、ナベリウスにて全員集合〜


ゼノ (以下  ゼ)「いやあ悪ぃ悪ぃ。ちと立て込んでてな。エコーがトロいもんで」

エコー(以下  エ)「なによ!いいじゃない!せっかくよそ行きなんだから服ぐらい選んでも!」

ゼ「その判断が、戦闘では生死を左右するんだ」

エ「べ、別にいいじゃない服ぐらい…」

ゼ「にしても、この飯うめえな。フィッシュレーションより断然うまいぜ」

ク「でしょー?あたしが作ったんだよー」

ゼ「へえ、クーナも料理出来るんだな。」

エ「ちょっとゼノ、失礼じゃない」

ゼ「あ、いや…すまん」

ク「いーのいーの。…さってと。キャンプシップに飲み物置いてきちゃったから取ってくるね!」

ゼ「おう」
エ「はーい」

ア「…なあ相棒、クーナさん料理も出来て、アイドルも出来て…凄いと思わないか?」

プ「(モグモグ)…ん、そうだな…」

ア「…てか、相棒ってそんなにたくさん食べるやつだっけ?」

プ「さっきから腹減ってたんでな。そりゃこんなに食うさ。おっ、これも美味そうじゃん」

ア「あ、相棒それh…」

プ「(モグモグ)」

ア「あー…食べちまった…」

プ「ん?なんかまずかった?」

ゼ「…あれ、お前まさか…クーナの分も食っちまったのか?」

エ「うっそ!?本当に!?うわー怒られるわよ…」

プ「えっ…」

ア「食べ物の恨みは怖いって言うしな…。」

プ「クーナは優しいからこんな事じゃ怒られることはないと思うが」

エ「いやいや。自分の食べ物を取られた時の女の怒りってのは恐ろしいわよ〜?私だって経験あるもん」

プ「そうなのか?」

ア「と、とにかくだ相棒、知らずに食っちまったって言えばクーナさんも許してくれるよきっと…」

ク「…私の分…食べちゃったの…?」

ア「うわぁ!?」

エ「ひっ…」

ゼ「うお!?」

ク「私の分食べちゃったの…?ねえ?何で食べちゃったの!?私だって自分で作ったの楽しみにしてたのに!うううう…」

プ「いやその…クーナの分だって知らなくてだな…」

ク「私の席の場所にあったでしょ!?普通は食べちゃダメってわかるでしょ?」

プ「いや、その…すまん」

ク「全く…次からは私の席の分は食べないでよね!わかった?」

プ「め、面目ない…」

エ「クーナちゃんこっわ…女の怒りは恐ろしいものよ…?」

ア「相棒…今度から人の飯は食わないようにな…」

ゼ「そうだな。今度からクーナの飯は食うなよ?」

他4名「えっ…」

ゼ「ん?」



〜その後、ナベリウスにはとてつもなく凍える風が吹き、やがて凍土になったとかそうでないとか…。真相は不明である〜


    〜クーナのお怒り〜…end