今泉佑唯「修羅雪」配信開始に思うこと | アントニオ(教授)のブログ

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ライブや芝居や映画などのレビューを書いていきます。かなり偏ってますが(笑)

以下、一ファンの戯言ですが、言いたいことは「ずみちゃん、良かったね」ということなので、どうぞお許しを。

 

TBSの某オーディション番組に出演したときの動画をたまたま見つけたのが、ずみちゃんを推そうと思った一番大きい理由でした。「あっ、この子は本気で歌手になりたいんだな」と感じました。「応援したい」と思いました。

 

だから、「センターになりたい」と思うのは当然のことだろうと思ったし、個人PVでの「ゆいのうた」も嬉しかったし(PV撮影地の部原海岸へは聖地巡礼しました)、ソロ曲には本当に「おめでとう」という気持ちでした。

 

ところが、卒業が決まってしばらくすると、「これからはもう歌は歌わないと思う」という発言が増えてきました。「なぜ?」という思いでした。どうしても卒業と併せて考えてしまって、色々と勘ぐってしまう自分がいました。あんなに好きだった欅坂を嫌いになりつつある自分も嫌でした。

 

でも、「本当は、歌いたいんじゃないのかな?」とずっと思ってました。

 

「熱海殺人事件」への出演の報道は、私の35年以上にわたるアイドル推し人生の中で2位に入るサプライズでした。つかこうへいの舞台は多く観てますし熱海も観たことがあります。あそこにずみちゃんが立つということは、全く想像すら出来ませんでした。「本当に女優になるのかな?もう歌は本当に歌わないのかな?」そう思いました。

 

大阪での熱海殺人事件の初日を観た時は衝撃を受けました。私が知らない舞台女優のずみちゃんがそこにいました。この子はやれる、そう確信しました。他の演技も観てみたい、そう思いました。その後、ドラマや映画への出演があり、岡村さんに再度呼んでもらえた(あずみ)時、「あぁ、もう大丈夫だ」と思いました。

 

でもねでもね、正直に言います。ずみちゃんが女優を選んだのは、消去法な気がしてならなかったんです。「女優になりたい」ではなくて、「歌手はやらない、だから女優」という。この先、本当に女優だけでやっていく覚悟がどれくらいあるのか、そこがずっと心配でした。才能だけで女優をやっていても早晩壁に衝突するときがある。その時に乗り越えられるのか、そして何より、本当に歌を諦めきれるのか、そこが心配でした。

 

「修羅雪姫」で三度岡村さんの舞台へ出演することとなりました。しかも今回は初演です。脚本は熱海、あずみと共演してきた久保田さんです。「修羅雪姫」という選択、久保田さんの脚本、いずれも、ずみちゃんに対する愛を感じます。みんな、ずみちゃんの女優としての可能性、人柄に惚れきっているとしか思えません。

 

そして河本さん。歌に関してはカブトムシ選手権から御世話になっている河本さんが、主題歌を書きおろし、ずみちゃんに歌ってもらうというじゃないですか!

 

舞台の記者会見では、歌を歌うことについて、歌わなかったことについての発言もありました。やっぱり、本当は歌いたかったのだろうな、と思いました。

 

主題歌「修羅雪」は河本さんの愛がたくさん詰まって完成し披露されました。これにファンがどれだけ涙したかは、いつか「今泉さんを囲む会」にて本人の前で語り尽くしたいですね。

 

さて、配信が決まった「修羅雪」ですが、配信されたそれを確認したら、クレジットが「鹿島雪」ではなく「今泉佑唯」となっているんじゃありませんか!これには本当に猛烈に感動感激しました。劇中歌や主題歌は、役名でクレジットされることも多いので。でもこれで、正真正銘の、今泉佑唯としての楽曲が世に出たのです。それも、とにかくずみちゃんに惚れまくった周りの方達が、ずみちゃんに演じて歌ってもらいたいという方達が、その一途な思いで完成させた楽曲です。

 

歌を歌うことに後ろ向きになっていたずみちゃんに前を向かせてくれた河本さんはじめ「修羅雪姫」の座組の方達には感謝してもしきれないです。「修羅雪(今泉佑唯)」は、「歌手・今泉佑唯」としてのまさに生まれ変わりの楽曲となりました。

 

そして、何より、11月23日のブログ。

 

「心の奥底にあった夢が叶いました」

 

なんだ、やっぱりそういうことじゃん!(涙)

 

ずみちゃん、良かったね。ほんとうにおめでとう。