2019年発行の作品。
死者との再会を願う者との間を取り持つ使者が主人公、それをとりまく様々な物語。
2011年の「つなぐ」の続編という体裁だが、その作品より深く複雑。伏線とその回収もいくつもある。
気持ちの描きかたが丁寧で繊細、一気に読み進めるのが勿体ない。
その 描き方は2018年に本屋大賞をとり、私もここで紹介した「かがみの古城」に通じるものがある。