最初にマイナス点から。ストーリーが弱い。なのでストーリー展開でグイグイ引っ張ってはくれない。でも、、、
 

冒頭から左遷された銀行マンってくだりをまったりと始められたらテンションが落ちてたかもしれない。でもそんなシーンも無く、道に迷っていた香芝(主人公)を車で拾った兄ちゃんとの会話から、香芝の考えが文字になって画面狭しと踊り、突然始まった歌もまた歌詞がテロップされる。この歌がまたJ-POP感覚のキャッチーな楽曲でスゴクいい!
和製ミュージカルと言わず「新感覚ポップエンターテインメント」と銘打っているこの作品、個人的な印象だが、感覚としてはサントラがご機嫌な「トップガン」で、あの楽曲たちをキャストがそのアーチストに劣らない歌唱力でスクリーン上で歌ってる様な感じとでも言えば何となくしっくりくるか、、、
目的地辺りまで送って貰った後の香芝の歩く街並みと誘われる様にして入った金魚屋と目に入ってくるシーンを見ながら、大林亘彦監督の作品イメージが頭をよぎった。

こんな感じで始まる昨日公開された映画「すくってごらん」。 観てる最中から「直ぐにでもサントラが欲しい!」って想いを抱いて観てました。