今年の総選挙開票、フジテレビで選抜のみですが、見入ってしまいました。メンバーが心根を吐露する様子はやはり引き込まれます。昔とは変わったと思いつつも、現状にかけるメンバーの想いを感じずにはいられませんでした。
心に残った場面を話しますと、
横山総監督の7位、とても嬉しかったです。
スピーチもしっかりしており、昔の頼りなげな様子を見ている私は親族のような眼差しでたくましさを感じました。
メンバーでありながら、総監督という役職につく。それはプレイングマネージャーという厳しい立場でもあります。頑張る姿勢だけでなく、総選挙7位という箔がつくことで、また光り輝けるものがあると思います。東京ドーム、道のりは厳しいと周りの多くは言うのでしょうが、初期のAKBもそうでした。邁進するのみですね！
珠理奈と咲良にとっては壁を再痛感する結果になりました。この2人はいつまで次世代だと言われることもあると思いますが、現世代がいなくなるまでは、永遠に次世代なのです。ここは、偉大なる先人を讃え、自分たちはさらなる高みを目指してはどうでしょうか。幸い、2人ともやる気満々といった感じなので、グループを引っ張っていってもらいたいです。
17位のみーおんは選抜から外れとても残念でした。しかし、AKBが純粋なAKBでありたいと願う様は、まさに復活の狼煙ではないのでしょうか。17位という順位に甘んじず、純AKBとして引っ張っていってほしいです。
岡田奈々は話し方もしっかりしており、真摯な姿勢に感動しました。何でもありを楽しむ風潮にあるAKBでは真面目が割りを食う場面も多くあると思います。しかし、岡田奈々は推されに推された三銃士から1人生き残り、しかも兼任、新天地での船頭を任されています。まさに若頭。総監督の横山と一緒にAKBを盛り上げてほしいです。風紀委員長…よろしくお願いします。
須田は、もはや貫禄すら覚える風格でスピーチも明瞭、頼もしく感じました。異端児として名を馳せていた須田ですが、大人の落ち着きも感じます。須田の良さを失わず、ベテランとしての立ち位置を期待したくなりました。
そして、麻友。
卒業を発表しました。
私はアイドルは王道が頂点に立つべきだと思っているので、麻友が真ん中にいないのがとても悔しいと思うこともありました。それでも最後まで王道として卒業を発表できたことに安堵しています。あつゆう時代のファンの私にとって、麻友は永遠の妹のようなキャラクターであり、その麻友が卒業してしまうというのが、感慨深いです。
これから、スペシャルなセレモニーやキャンペーンで送り出してあげれたらいいな、と思います。
最後に須藤です。
結婚発表するメンバーが、未来を嘱望されていた須藤で驚きが隠せません。
正直にいえば、この場で発表するべきではなかったと思います。文春に先んじたければ、文春から通達があった時点で総選挙を辞退して、その場で会見でもしたら良かったのではないでしょうか。
悲しいかな、この須藤の発言で、その後の何人かのメンバーのスピーチがかすんでしまいました。須藤は自分の考えを通すために他のメンバーやファンをないがしろにしたように見えてしまいます。このスキャンダルのために、周りのメンバーの意気や、これまで多大な貢献をしてきた麻友の卒業発表が薄れてしまうかもしれないということが悲しいのです。
アイドルを応援するということは、アイドルに夢を見て、希望を見出すことだと思います。なんでもありのAKBだからと言って、そこに生々しい現実を突きつける必要があるのでしょうか。もしかしたら、多大なお金をつぎ込んでいるアイドルホリックと化したファンを目覚めさせるいい機会になるかもしれません。しかし、それはグループにとっては営業妨害です。
おそらくゆるゆるであろう、AKBグループの発言や交友関係のガイドラインを見直す必要があるのではないでしょうか。この状態であればAKBグループは悪意のある1メンバーによって吹き飛ばされる可能性だってあります。
と考えてしまいました。
須藤は好きでしたし、これから担っていく人材だと感じていたので残念です。
放送の最後に、全順位のリプレイがありました。そこには各グループのフレッシュな顔ぶれがありました。その輝く笑顔や涙を見ると、まだまだAKBグループも明るいと感じます。
順位がついた子も、つかなかった子も、様々な想いがあると思います。
嬉しい、悲しい、悔しい。
でも、これはファンがプレゼントしてくれた順位です。順位の優劣を振りかざして内部で争っているヒマはないと思うのです。本当の戦いは、自らの能力をあげた作品やアピールにかかっています。それで外に戦いに出なくてはいけないのです。
総選挙は個人戦です。しかしグループとして団結しなければ本当の上には行けない。この総選挙で終わりではなく、これから始めるつもりで、頑張ってください！
今日はメンバー、スタッフ、ファンのみなさんともにお疲れ様でした！
