松岡を思う

過去の記事を見てもらえば分かるが、私は松岡のファンだった時期がある。調べてみるとなんと140も記事を書いていた。この5、6年でAKB本体の記事は1000近く書いてるから、松岡のことを相当好きだったんだな、と思う。

松岡というカテゴリも作ったが、最後にそのカテゴリ記事を書いていたのは15年の総選挙の結果だった。それを最後に私は2年近く好きだった松岡を離れた。

なぜ離れたのか、という理由は、自分で書いてあった。

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バーニングハートになれ、というダサすぎるタイトルで、総選挙のことをお祭りと称し、楽しみたいと言った松岡のことを嘆いている。私は随分とアツイファンだったらしい。

上昇志向というものは人それぞれで、どこにいても輝く人はいる。その輝きに魅せられてファンはついていくので、おおざっぱに言えば、総選挙は何位でも構わない。しかし、その人そのもののスタンスが好きにならなければ、ついていく理由はない。

いろいろと思うことはあったが、この総選挙がきっかけで松岡への熱が冷めたのだと思う。その春に755のウォッチ数を競って写真集を出すという企画があり、松岡も参加していたので、私は昼夜問わず励んでいた。みごと松岡はその後写真集を出すのだが、私は購入していない。人間というものは、熱が冷めるとこうも興味をなくしてしまうものかと愕然とした。

その後、松岡はチームのキャプテンとなったようだ。松岡はパフォーマンスに関し、実直な人だと思うので適任だろうと感じていた。しかし、今回の件で、ファンの方を記事をみると、松岡の755のコメントが記載されており、少々がっかりした。

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1枚目は総選挙後にメンバーを食事に誘ったという話。2枚目はシングルの選抜発表の際。

はっきり物言いをするところが、松岡の良いところだと思う。しかし、ファンに対して、このような発言を未だにするところが、松岡が伸び悩んでいる理由だと思う。

私はキャプテンとは滅私奉公ではないと思う。しかし、チームの顔になれば、チームを立てた発言をすることは多くなるはずだ。もちろん、松岡はそのような機会をたくさんこなしているのだろう。この発言だけで揚げ足をとるような…と思う人もいるかもしれない。

この２つの発言は、キャプテンとしての立場を放棄するようなものだと思う。それはチームアイドルのメンバーとしての立ち位置を理解できていないのか？と思わざるを得ない。

もちろん、松岡が心でこう思っていても、誰も咎めることは出来ない。が、それを公にしかもファンに発信してしまうことは、ファンを混乱させてしまうことになる。

問題だと思うのは、デビューして5年間の蓄積があるにも関わらず、松岡自身がメッセージ発信に伴う自己プロデュースが出来ていないことと、それを制するマネジメントができてないことだと思う。

今回のプライベートアカウント流出騒動は、起こるべくして起こったことなのだと思う。

SNSだらけの現代でアイドルもプライベートアカウントを持つことは大した問題ではない。しかし、この騒動には２つ問題点があり、１つはHKTが過去のメンバーのプライベートアカウント流出騒動を受け、メンバーにアカウントを持つことを自粛させていること、そして２つ目は流出した内容である。

松岡と思われるアカウントの内容には、SNS禁止を自覚しているコメントもありながら、あえて実行するというもの。そして、グループの活動に対する不満などがあった。

その内容はさしたる問題ではない。それを外に出すという意識が問題なのだと思う。

不満があればチラシの裏にでも書いてビリビリに破ればいいし、誰か信頼できる人に話して発散してもいい。それを敢えて禁止されているプライベートアカウントを作って書くという稚拙さ、それが芸歴5年ものアイドルがするということが果てしなく絶望なのである。

私は、松岡に対してプライベートアカウントを持つなとか、キャプテンとしての自覚を持てとか、アイドルとしてどうこうなどとは思わない。騒動に対して、松岡を批判するつもりもない。

別に外野が言うことではないと思う。

しかも私は外野ですらない傍観者。

ただ、この騒動を見て、私自身、他人や物事に対して誠実でありたい、と感じた。