最近は欅に対して疑問に思うことが多すぎて素直に応援できないことが多くてつらいです。コンテンツを素直に楽しめなくなったら離れた方がいい、と言われたので今は傍観者になっています。が、疑問に思ったり、悲しかったことを書いていこうと思います。



私は夏の全国ツアー福岡公演に参加しました。

平手は全国ツアー初日の神戸公演から体調を崩しており、その後のフェスも辛そうな様子が映像で伝えられましたが、私は万全でなくてもメンバーが頑張るならライブを見たいと思い、福岡へ足を運びました。


ライブの出来は、はっきり言って思った以上に良くなかったです。

平手は心ここにあらずでステージに立っているのがやっとの状態。他のメンバーには迷いが見られてグループが空中分解してしまうんじゃないか、という印象を受けました。代名詞のサイレントマジョリティー、最新曲の不協和音の披露はない、という寂しい結果にも終わりました。


しかし、ツアー最後の幕張公演では、休養していた今泉の復帰、ダブルアンコールでは平手のソロからの不協和音披露で大絶賛の嵐。地方公演しか行けなかった者として少し寂しさもありましたが、平手やグループが復調しているならよかったのかなとも思いました。

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ツアー終了後は、多くのメンバーがブログやメッセージ、雑誌のインタビューで夏のツアーを振り返っています。ほとんどに目を通しました。「完璧でない中全力を尽くすため頑張った。不完全なものを見せたことは申し訳ない」といった類のもので、暗中模索しながら奮闘したのだと納得していました。


多くの心境吐露のなかでも感銘を受けたのは、ブブカ12月号の小林由衣と渡邉理佐のインタビューです。特に小林由衣のプロ意識はすさまじく「舞台に上がっていたら同じ方向を向いていたい」「ファンの方に見せるライブなのでとにかくファンの方を後悔させないように」「仮に誰かができなくなったとしても自分がちゃんとやっていれば周りもどうにかついてきてくれると信じて」などと力強い言葉が並びました。

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渡邉理佐は「他のメンバーの体調が悪ければ、そうじゃないメンバーがカバーしなければいけない」「ひらがなちゃん(けやき坂)・・・中略・・・このままだと私たちは抜かされるなと思った」「その公演しか来ない方もいるんですよね」と話しました。

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私はこれを読んで、グループがガタガタでキャプテンの菅井がどうしようも出来ないと悩んでいても、きちんとグループと客の双方を考えられるメンバーがいればきっと大丈夫だと思ったのです。


しかし、その考えは平手のインタビューを読んで、脆くも崩れ去りました。

平手の単独インタビューはストリートジャックとロッキングオンジャパンの二誌で行われていますが、なかでもロキノンのインタビューは悪い意味で衝撃的でした。8ページにも渡るロングインタビューなのですが理解出来なさすぎて、吐き気をもよおしたくらいです。

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「不協和音は出来るときと出来ないときがある。ロッキンオンジャパンフェスは勝負にいかなきゃいけない場でもだとわかっていたし、だから今までのツアーではやってこなかった」


「曲順にストーリー性がなかったり、ちょっとしたことでも『だったらやめよう』『出たくない』という人間なので」


「今はほんとに強いです。だから今ライブやりたいです」


 実際に読んでいただければわかると思うのですが、言葉を切り取って揚げ足取りしているのではありません。本当にこういう流れなのです。しかもこのインタビュアーはこの平手を絶賛し、欅を背負っていると言い出す始末です。


完全ではないライブを見せることや、グループをまとめることに関して悩み抜いたキャプテンの菅井をはじめ、小林や渡邉の気概、ツアー中に様々な葛藤を抱えてやりきったメンバー達の想いはどうなるのか・・・そう思うと悲しくなりました。メンバーは平手のこのスタンスに納得しているのか、と。


そして、運営がこの記事を出したことにも疑問です。

平手は、グループは本当に大丈夫なのか、という思いです。


平手に関しては、グループのドル箱で下手に扱えないんだろうなという忖度は抜きにしても、明らかに人間として逸脱しているのではないか、という危機感すら覚えます。1年前は「欅坂というグループを知ってもらうために頑張りたい」と言っていた子です。そんな子がなぜ・・・という悲しみしかないです。


欅坂は、先進のAKBや乃木坂が作った握手ビジネスのフォーマットを踏襲し、ソニーが莫大な資金を投入して、それぞれのクリエイティブが作り上げたプロデュースユニットです。もちろんメンバーの努力もあります。しかし、他のアイドルと差別化をはかったプロジェクトでのムーブメント作りに成功したと考えるのが普通ではないでしょうか。


つまり箱の中身はなんでもいいのです。

それを平手は分かっていない。16歳なんだから仕方ないという人もいますし、私もそう思う側面はありますが、それならば対策を講じるのが大人の役割なのではないでしょうか。


不安定な平手頼みにしてツアーをおろそかにしたり、平手の暴言に等しいインタビューを公表するのが、本当にグループのためになるのでしょうか。


先日、欅坂の紅白が決まりましたが、昨年のような良かったという感情はありません。ただ、内容はどうであれ今年もメンバーは頑張っていたと思いますし、このグループの危機は活動しながら解決しなければ一気に瓦解すると思うので、何とか好転したら、という思いです。