舞台「ありのままに生きる。今2024」 (2024年4月28日) | てらひろの徒然日記

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乃木坂46やテレビ番組、舞台、本など自分の趣味について自由に、というか、つれづれと書かせていただきます。
特に永島聖羅さん、寺田蘭世さん、金川紗耶さん、河内美里さん中心にDD風を吹かせてますがご容赦くださいww。

彩の国さいたま芸術劇場小ホールで絶賛上演中の舞台「ありのままに生きろ。今2024」。







 4/5の大阪を皮切りに福岡公演まで6公演を経て4/25から埼玉公演が行われてます。 



 その主演・座長は永島聖羅さん! 

 以前W主演はありましたが単独では初主演。

本来なら早々に観に行くべきなのですが、、、仕事やら先に予定入れてたイベントやらがあるし懐事情もありようやく昨日28日に初観劇となったのでした💦。


 マチネは最後列のB席、ソワレは2列目のS席と振り幅ありましたが、最後列でも観やすくむしろ最初に全体を観れたので良い順番で観れました。 




 ✳以下、若干ストーリー内容に触れますのでネタバレが嫌な方は読まないようにして下さい🙇🙇🙇。 






 STORY ストーリー 


 就職面接、バイト面接、面接試験、
オーディション。
人が人を選ぶことは曖昧で、
そして不確かである。 


 物語の主人公である佐藤しおり、工藤薫、
高橋千夏、芳賀どれみ、
桐山カナはそれぞれが交わることなく
別々の人生を送ってきた。 


そんな5人は
「高学歴なのに、内定が出ないでいる」
「面接官として、誰かを選ぶ立場を任される」
「高校の面接試験が迫る中、本当の夢を言えないままでいる」
「配信者として、常に刺激を届けることを迫られている」
「受かるはずがないと、割り切ってオーディションに参加している」
と、それぞれの日常の中で、
本音やありのままで生きることに直面する。


 彼女たちは、家族や他者と関わる中で
自分なりの答えを見つけようとしていく、
やがて別々だった5つの日常が重なり合い…。 


5人の1週間が描かれる中で”ありのままで生きることとは何なのか”が今を生きる誰かに寄り添う言葉たちで紡がれていく。


 これはありのままに生きることのできない
私たちが、ほんの少しだけ自分を好きになる
1週間の物語。


 ✳公式HPより 


 割と重めの物語で、らりんさん演じる主人公の佐藤さくらは早稲田卒の高学歴でありながら84社の面接に受からず自分に自信を無くし、遂には経歴詐称し他人の体験を自分のことのように話すようになってしまいます。



 他の主要登場人物も自分に自信が持てず、夢や希望に届かない現状にもがいています。


 ですが、彼ら彼女らが周りの人達と時にはお互いに心通わすことで自分を肯定し信じ、前を向いて行く様子が描かれて行きます。 




 この主要5人はそれぞれ違う時間軸の1週間が語られていてこの妙も物語の深みを増していました。 


 つまり、ある出来事で変わった人物が次の時間軸で別の人物に影響を与えて、という連鎖が人と人の繋がりを感じさせ、決して独りでは無い、という作品のテーマをも描いてるように思います。


 かくいう自分も己に自信が無いし、特に最近は色々有って諦めのような感情を抱いてます。

 そういう身には突き刺さるセリフばかりでした。


 肯定したいけど自分を肯定できない思いは痛いほど分かります。 


 それだけに、色々な葛藤をくぐり抜けたラストの「生きる」という一言に心打たれました。


 自分も頑張らないとな、と思わせてくれる素敵な作品です。 





 主演のらりんさんは細かい表情や仕草で、主人公・佐藤しおりさんの心の葛藤、不安、投げやりな思い、そして再生する姿を表現していました。 





 あともう1公演観に行く予定なので、次回もしっかり浸って来たいと思います。