このゴジラ─動くと頬がぶるぶる震えるのが
リアルっぽい。
面構えの角度によって白目に見える。
なんといっても砂浜の中からの出現が・・・
背をゆっくり持ち上げ─この背中具合が美しい
そして身体を揺すって砂を落とす仕草など─
ゴジラの歩き方のポイントである すり足─
「足の裏を見せてはダメ。すり足じゃないと
強そうに見えない。お相撲さんと同じ」という、演じた中島春雄さんの美しいゴジラ歩きが堪能出来ます。
自分のゴジラのイメージは、
この通称「モスゴジ」によって幼少時、決定付けられました。
生き物それぞれに独特の所作があるように
この作品によって
「これがゴジラだ!」というものを目の前に焼き付けてくださった中島さんの演技に
うっとりしてしまいました。
今、スーツアクターというコトバが一般的となり、
ウルトラマン、仮面ライダーしかり、
それぞれのキャラクターのスーツを着込んでも、
その初めに演じた方のお馴染みの仕草や決めポーズによって、その姿がはじめて活きたキャラクターになるように、
中島春雄さんが、海外でMr.Godzilla と呼ばれ(実際、円谷監督もその演技を任せられていたそうですし)、
ゴジラに息吹きを与えた人であり、
“ キャラクターとは単なる外観デザイン(意匠)だけでなく、それを演じた方も
(振り付け師考案の場合はまた別になるかもですが)
キャラクターを創造した者として、法的にも守られるべきではないか ”
と個人的に強く思っています。
この映画の見所は他にも、
ザ・ピーナッツ演じる小美人が歌う、
『聖なる泉』、
星由里子さん演じる純子が、インファント島の人々に訴えるシーンも心を打ちます。
あ、あと後半、モスラ幼虫の糸にがんじがらめになるゴジラ─
あわれ、海に転落する時は
前作のキンゴジスーツに早変わり?が面白かったです♪
さて、
このMr.ゴジラ・中島春雄さん出生の地 : 山形県酒田市で今度、
9月17日(祝)にイベント
『台町夜の文化祭デラックス』が開催され、
この『モスラ対ゴジラ』(1964)の劇場フィルム上映がおこなわれます。
リンク⇒ 酒田市港座オフィシャルサイト
他にも様々な催し物があるそうです。
自分はこのお話しを、いつもこちらのブログを訪問してくださる音楽家のカノンさんから教えていただきました。
【カノンのお稽古帳 弐ノ巻】
あわせてご覧いただければと思います。
ヒメオウギズイセン(姫檜扇水仙)
ヨーロッパで交雑によってつくられた園芸植物で、明治頃に渡来したらしいですが、あちこちで野生化してます。
名前とは違い、たしかにちょいと日本っぽくない雰囲気(笑)
日陰や乾燥に耐えて根を伸ばし、球根を作ってあちこちで増えて野生化してるんですが、
それで従来の自然を脅かすため、
佐賀県では
『佐賀県環境の保全と創造に関する条例』により、栽培や持ち込みが禁止されていると。。。
ビックリ!
でも、そういう花って日本でも色々あります。