物語が、始まる
11月29日(月)
渋谷に行こうと思い電車に乗った。
中目黒を過ぎてから渋谷まで歩こうと急に思い立ち、
代官山で折り返し中目黒で電車を降りた。
途中、山手通り沿いのブック・オフに立ち寄る。
川上弘美さんの『東京日記 卵一個ぶんのお祝い。』が目に止まり、立ち読みをした。
これだ!と思った。
最近ブログのネタに困っていたので大変参考になった訳である。
買おうかなと迷ったが650円だったのでやめて、100円均一の川上さんの『真鶴』(単行本)と
糸山秋子さんの『海の仙人』(単行本)を買った。
『海の仙人』は大変好きな作品で何度か文庫本で読んではいるが、
今度は単行本で読んでみたいと思ったのだ。
内容が変わるわけでもないが、まあ気分の問題である。
それにしても最近は本屋さんで小説のたぐいを買ったことがない。
もっぱら100円均一でお世話になっている。
申し訳ないような気持で店を出る。
そして、小説二冊分重くなったバッグを肩にかけて渋谷に向って歩いた。
目黒川の橋上にて