こーすけさんと大井町駅で別れ←
京浜東北線で横浜へ。
うとうとしてしまって、パッと目を開けたら東神奈川。
危ねッ。
新高島駅だっけか?
横浜BLITZに一番近いのは。
でも、横浜駅から誰かが連れて行ってくれるだろうと目論み、
道のりを記憶の奥から引きずり出し、
なんとなぁくの方角へ歩き出した。

……いない。
分かり易く色のついたパーカーとか着てる人が
……いない。
俺の道先案内人どこー?
まぁ、いいや、遠くの建物に、
『BLITZ』って見えたから。
よかったよかった。

ともさんの車に荷物を置き、
身軽な格好に着替える。
特に何をすることもないので、とりあえず物販へ。


シ「メンバーと話すことある?」
ヤ「ないねぇ。」
シ「メンバーに近い人と話すことある?」
ヤ「あきちゃんかな。川上さんとも話さないし。」

(中略)

シ「じゃ。」
ヤ「ちょッ!」
シ「?」
ヤ「ちょっと!ちょっと! 『ぱすぽ』のバッグ!」
シ「じゃぁ、こうして見えなくすればいい?」

掛ける肩を左肩から右肩へ換え、
まるで白いバッグのように見せかける。

開場・開演が新木場・名古屋・高知よりも1時間、
赤坂よりも2時間も早かったらしく、
それほど余裕があるわけでもない。
ダイチさんと再び物販に顔を出す。


ヤ「他のアイドルのバッグを使わないで下さい。」
シ「使ったら、壊れるまで使いたいじゃん。」
ヤ「何そのこだわり?(笑)」


入場者が呼ばれているが、
サイリウム配布の気配がない。
てか、彼らはどこにいる?

まだ車なのかよ!?
開場時刻把握してなかった?
若い番号のみならず、ある程度簡易的に整列が始まっている。
手分けをして配布を始めようと散った直後、
川上さんが会場から出てきた。
加えて、誰だ、あの坊主の人?
どうも話の内容が穏やかじゃない。
話をよそに配ってしまうのも一つの手だったが、
ここはスタッフ側の要求する通り配布を中止する。
千金さんを呼び戻し、
自身の番号に並び直す。




セトリ

「overture」
「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」
「BIONIC CHERRY」
「Believe」
MC(自己紹介)
「CONTRADICTION」
「Z伝説 ~終わりなき革命~」
「白い風」
MC
「LOST CHILD」
「労働讃歌」
「words of the mind」
MC
「キミノアト」
「走れ!」
「ももクロのニッポン万歳!」
MC
「サンタさん」
「Chai Maxx」
「行くぜっ!怪盗少女」
アンコール
「オレンジノート」
「ツヨクツヨク」
「コノウタ」
ダブルアンコール
「未来へススメ!」




もう諦めかけた。
てか、諦めた、俺の中では。
サイリウムの行き先はどうする?
他にできるイベント・ライブはあるのか?
どこで失敗した?
最後の5人目にして……ここまでなのか?
自分にはどうすることもできなかった。

結論から言って成功した。
配布がどこまで回っているのかなんてのは把握しきれず、
開演前のアナウンスでは、
「会場内外で配布されたサイリウムは公式のものではなく、ご使用に関してはお客様ご本人にお任せします。演出上妨げとなる場合はご使用を控えさせて頂きます。」
とも言われた。
配布が完了しても、
会場内の人が賛同しなければなかったことになる。

アンコール開始直前。
ロサさんが2階からメガホンを口に当て、
“何か”を叫んでいる。
俺には残念ながら言葉を聞き取ることはできなかったが、
言い終えた直後から「杏果コール」が始まる。
見る見るうちに開場が緑に染まっていくではないか。

安堵した。
と共に杏果ちゃんの表情を見て、
こちらまで涙を流すところだった。


さて、話を入場後に戻そう。
1階の後方ブロック2列目センター2ズレで、
千金さん、さとちさんと連番。
千金さんと連番なんてどれくらいぶりだろうか。
Zepp Tokyoか?

やっぱり気の合う身内との連番はいいね。
千金さん、最近の曲のしおりんパート知らないから、
横から合図を送ってみたり。
なんだかんだで、さとちさんとの連番もここ最近多い気がする。

まずは「overture」ではなく、1分間の黙祷から。
「overture」直後、前方ブロックではモッシュが起こり、
もう前へだけでなく横へ斜めへもみくちゃじゃん。
引っ張り合い、掴み合い、殴り合いでのもみくちゃに比べたら、
まぁ平和的だよね。
前方ブロックの隅にはエスタシオンが待機。
仕事は一切してませんでしたけどね←

ある時、一人の男が、別の男を外へ連れ出していたが、
何があったのだろうか。
知り合い同士で体調不良で合ったようにも見えないし。
暴力沙汰ですかね。

それに比べ後方ブロックはなんと平和なこと。
モッシュなんてほとんど起きず、
足を誤って踏んでしまっても難癖付けれられず。
お陰さまで自由に跳び回っていた。
視野は挙げられた幾多もの手や腕で良好ではなかったが、
時間が経つにつれて、
手や腕の高度も下がってきたのか、
まぁまぁ観えないこともなかったから良しとしよう。

また位置的にも後ろにはカメラがあり、
加えて昨日の握手会での言葉が脳裏に残っていたので、
(脳内で)レスを貰うのは容易でしたね←


この春で卒業・進学を迎えるメンバーから各々の新年度の目標をば。
学業や個人の目標を掲げ、新年度に臨む。


百田さんが「サイリウムがクリスマスのイルミネーションみたいだね。」と、
台本に書いてあるだろう曲の振りへ、と。
「サンタさん」よか、俺は「きみゆき」が聴きたかったよ。

「行くぜっ!怪盗少女」の口上時、
俺が後ろを向いたのは円陣を組みたかったからじゃない。
ひょっとしたら俺の後ろの人たちは勘違いしてるかもね。



で、アンコール。
百田さんの合図により、誕生日のお祝いに会場全員で歌う。
ゆうきさんの犠牲のお陰で“今”があるよ。
杏果ちゃんから先の目標とは別に、
もう一つこの場で新たに目標が告げられる。
『自分の身の周りに緑を増やす』

一面の緑。
もうこれで仲間外れなんて思わないで。
彼女に見せたい景色、自分たちが見たい景色が現実となった。
安全な橋ではないが、
結果オーライだったんじゃなかな。
客観的で楽観的かもしれないし、他人事のようだけど、
本番で対立などのいざこざがなくて本当に良かった。

れにっきの「緑を振って下さい。」にもなんだか救われた気がするし、
杏果ちゃんの「(緑だけだと)落ち着かないから、自分の(推しの色のサイリウム)持っていいんだよ。」って、
おい、俺持ってねぇよ(苦笑

ダブルアンコールとなれば「あの空へ向かって」なのかと思いきや、
そういや今までセトリに入っていなかった「未来へススメ!」。
個人的には高知で「あの空へ向かって」は観たから、
「未来へススメ!」でも充分満足。
案外、「未来へススメ!」の振りコピできる人っているんだね。
過小評価していたようだ。

全てが丸く収まったとは言えないが、
結果論としては成功したから良いじゃないか。
お疲れ様。


ところで開演前の注意事項に「極度に高いジャンプ」とあるが、
どうやら俺のジャンプは「極度に高いジャンプ」には該当しないらしい。
以前のように警告に怯えて、
軽く、背伸び程度のジャンプをしていたのではなく、
この場でできる力の限りのジャンプを、
ツアーの千秋楽と言うことと、
ひょっとしたら俺が参加できる最後のライブかもしれないから、
何の恐れもなく、何度もしていたが、
誰からも何の忠告がなかったところを見ると、
まだあの高さはセーフなんじゃないかな。


横浜で、はらけんさんも交え、飯を食って、
小岩に泊まり翌日、ゆっくり帰宅。