その時、ドアを開ける音がした。
入ってきたのは達也だった。
「なんだこの嫌な空気は？」
ボンがこの言葉で正気に戻った。
ボンは、この状況下で達也はマズいと直感し、空かさず達也を外に出しアクアに連れて行った。
ちなみにモリーは反応出来ずシーの中に取り残された。
「いらっしゃい！珍しいツーショットね」
果歩さんは、まずないボンと達也のツーショットに驚いた。
「何か突然、コーヒーが飲みたくなっちゃいまして」
ボンがそんな果歩さんに言った。
「いきなり何なんだよボン」
「まあまあコーヒーでも飲もうぜ」
「は～ぁ、誰なんだあの見慣れない男は？」
達也は切れ気味だ。
「どうしたの？」
果歩さんの問いを打ち消すかのようにボンが言った。
「果歩さん、きのこラテ２つお願いします」
「はい！きのこラテねぇ。ん～きのこ？」
「すいません。きなこラテでした」
「イヤだなぁ。私も釣られちゃったじゃないの」
「アッハハハすいません」
なんともベタな遣り取り…