OPC 40 | 影山拓斗のブログ

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今更、達也の皿に盛り付けるのもなんだし、ましてや別の皿に盛って綾に出す訳にも行かない。
手っ取り早く廃棄する方法もあるが、果歩さんに見付かったら怒られるのは火を見るより明らかだ。
「ボン、コーヒーまだ?」
「あっワリワリ」
達也に催促されボンはようやくコーヒーを入れ始めた。
店内にプシューというエスプレッソマシーンの音とコーヒーの良い香りが漂う。
コーヒーを待つ間、達也は綾と会話をした。
「そういえば綾、今日は歩いて来たのか?」
「まさか。大高さんに乗っけて貰ったの」
「大高さん?」
「そう。バス待ちしてたら今から飯食いに行くから乗っけよって言われたから」
「大高さん大忙しだな」