舞台「水月鏡花-龍馬夢双-」 | だんご君のブログ

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6/7~6/11まで行われた舞台「水月鏡花-龍馬夢双-」を見に行ってきました。だいたい舞台の感想はツイッターで3~4ツイートでまとめてしまうんだけど、個人的に今まで見てきた舞台の中でも特に印象が強く残る舞台だったので、これはどこかに吐き出さなくては!って感じで久々にブログ更新となりました(-^□^-)

 

おそらく長文になりますので暇な時にでも~

月組回しか見れていないのでそちらの感想です

 

 

舞台は幕末、坂本龍馬を中心とした、たっぷりの史実とちょっとのファンタジーでできたお話

 

 

 

才谷梅太郎(佐藤弘樹)

 

梅太郎の成長が、舞台始まりの頃と終わりではほんとに別人のようだった。梅太郎の強さも弱さも優しさも悲しさも嬉しさもほんとによく伝わってくる演技でした。表情とか引き出し方、表現の仕方が上手かった

亀弥太が亡くなった後の手紙のシーンは見ていて心が痛かった

 

 

 

坂本竜馬(中谷智明)

 

とにかく殺陣がめちゃくちゃカッコ良かった。流れるような動きで見ていて楽しい殺陣でした。真面目な話の演技と砕けた笑いの演技の切換えが瞬時に変わって凄いなぁと。一瞬で空気が変わるのが分かった

竜馬と同じ舞台に立つと他の役柄も不思議と引き立つんですよね

 

 

勝海舟(井上貴々)

 

勝海舟のイメージをよくこんな風に崩したなぁと思いました。多少ふざけつつも自分の志にまっすぐで、人を引き付ける魅力があって、どこかゆるさもあって。探せばいそうだけど、見つからない。キャラの立て方が上手いなぁと思いました

 

 

 

桂小五郎(斎藤雅樹)

 

地蔵で出てくる所は舞台中で一番笑ったかもしれない。あのシュールな面白さはほんとにズルかったw

薩長同盟での西郷さんとの喧嘩シーンとか、桂さんのシーンでは真面目さよりも笑ってる方が多かったかかも

 

 

 

西郷隆盛(河合国広)

 

スタイリッシュでカッコ良くて、誰もが思い描く西郷隆盛像に近かったんじゃないでしょうか?薩摩弁とか凄く自然だったし

一目で認識できるのって大事だと思う。あんまり弱さを見せないイメージなので、庭で犬に話しかけるシーンは個人的に好きな所でした

 

 

 

土方歳三(風間庸平)

 

新撰組鬼の副長で知られる土方さんの第一印象は優しそうだなぁ~でしたw 沖田総司との絡みのシーンではわりかし柔らかい感じ多かったし。逆に殺陣のシーンではしっかりと緊迫感が出ていて誠の羽織が似合ってるなぁって印象でした

 

 

 

沖田総司(坂口和也)

 

沖田さんの自然体な感じがそれっぽいなぁ~って感じました。殺陣のシーンではめっちゃ刀振り回して斬りまくってるなぁってw

見ていて気持ちいいくらいに動いていたので楽しかった。鳩の件のゆるい感じから羽織を着るときの「だって、これを着ていれば人を斬れるってことでしょ」のセリフで狂気を出すシーンはカッコ良くてちょっと鳥肌立った

 

 

 

佐々木只三郎(真下祐一)

 

まさに役人って感じの役作りで、登場するたびに話の本筋に戻るような感じだなぁと。気持ちを引き締め直して舞台を見ることに集中できたなぁと思います

 

 

 

中岡慎太郎(松田裕)

 

梅太郎を庇って斬られるシーンは悲しかった・・・。今回の舞台では脇役のようなシーンが多かったけど、土佐勤王党とか真面目なシーンでの日本の行く末を願って行動するシーンは背筋がすってなる感じでした

 

 

望月亀弥太(鳥谷部城)

 

長州藩邸前での切腹シーンがほんとにつらかった・・・。そうゆうシーンがあるのを知ってる2回目の方がめっちゃ泣きました。2回目の方が我慢できませんでしたw

なので竜馬解放シーンで亀弥太復活した時、大分嬉しかった

 

 

 

坂崎柴蘭(皐月梨早)

 

乙女姉さんに「私も戦いたい」って言うセリフがこの時代の悲しさを表してるような気がして、あ~つらいってなった。物語の語り部として、ラストシーンでは、もっと大切に生きなきゃなぁって思わされる。気持ちがジーンとした。土佐勤王党のシーンで梅太郎に詰め寄るシーンが可愛かったなぁ

 

 

 

千葉さな子(八坂沙織)

 

殺陣もあってしっかりと刀を振れてるのが凄いなぁと。対複数の立ち回りとかしっかりしてて男性陣の殺陣とあんまり見劣りしなかった印象です。袴姿が似合ってて良かったです。スーパーガールでいじられてるのちょっとおもしろかったw

 

 

 

坂本乙女(木内海美)

 

乙女姉さんは安心と信頼で出来てるようなw 舞台上でわりと大きな存在だなぁって思いました。梅太郎とか柴蘭とか支えて導く感じがカッコいいなぁと

 

 

楢崎龍(根岸愛)

 

セリフ一つ一つが言霊でした。どのセリフからもおりょうさんの気持ちが伝わってきて、舞台見終わったあとは特に印象が残ってたかなぁ~

ダンスシーンとか華やかで見れて良かったなぁ。祝言のシーンではほんとに幸せそうで和みました

 

 

 

楢崎光江(波崎彩音)

 

竜馬と桂さんの地蔵のシーンからの大阪で女郎に売られそうになるシーンでは、前のシーンに引きづられそうで大変そうだなぁって見てましたw このシーンもだけど、池田屋事件の時の知らせに来るときとか、緊迫感を出すシーンは流石に上手いなぁって思いました

 

 

 

月照(矢花イサハル)

 

物語の後半に月照さんが出てきて、ファンタジー性が増したなぁ~ってw 終盤に向かうにつれてだんだんとキャラクターが変わっていくの面白かったですね。竜馬に諭されるシーンとかは人間味があってよかったなぁ

 

 

 

 

舞台の冒頭からいろいろ見どころがあって、笑えるシーンも多かったし、泣けるシーンもあったり、考えさせられるシーンもあったり、ダンスシーンや殺陣のシーン、映像やBGMや照明などなど、楽しむために色々盛り込まれていて幕末時代を生きたなぁ~って思えるくらい沢山の仕掛けに楽しませて貰いました。

 

再演があればまた見たい!