MIYACLETHEATER presents ST.2 「遠雷」 総評 | だんご君のブログ

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千穐楽から4日(早い)経ってしまいましたが

2017年.8.2~8.6(全9公演)におこなわれた舞台「遠雷」の感想的なやつです

ツイッターにも都度いろいろ書かせていただいたのでそれ以外の事を

腕トラさんの「神が鳴る」、桃南さんの「でいご」「GIFT」と素晴らしき劇中歌を聞きながら

 

過去と現在を繋ぐ家族の物語

 

やっぱり初日に見たものと千穐楽では全然見え方が違ってくるものでした

 

嘉数邦義(立花弘之さん)と嘉数恵美子(今橋かつよさん)

 

個人的に好きなシーンがあって、陸代と登志彦が歌うときに後ろで並んで聞いてる2人、陸代が歌ってる時に聞いてるお父さん、最後みんなで食卓囲んでるときに義洋から電話がかかってきた時に2人並んで洋子を見てるとき

 

子供を見守る親の表情と言うか2人とも凄く優しい顔して見守ってるのを見て親が味方でいてくれること、心強いこと、有り難さを感じました

 

嘉数洋子(央花さん)

 

初日と2回目はサイド席から見たんだけど、洋子ちゃんが空を眺めてる時の憂いの横顔がまぁ美人さんなのよw ずっと見ていられるくらいには飽きそうになかったよ

 

洋子ちゃんが歌手になると言ったとき、思いつきだったのかな?ってずっと考えてるんだけど、間違いなく影響受けた将義おじさんのこのセリフ

 

 

きっと、自分も誰かを応援できる人・支えられる人になりたかったんじゃないかなって思ってます

将義おじさんや、喜屋武ちゃんがやってきた縁とも思えるタイミングだったからそうゆう歌手になりたいって思ったのかなって

 

最後の義洋との電話シーンの洋子ちゃんの声が優しくて大好きでした

 

 

嘉数陸代(波崎彩音さん)

 

板の上に立つ時間、セリフが今までの役の中で一番多く、でも一番楽しそうに演じてたのが印象的でした。実際本人もやってるのが楽しいって言ってたし。一番感情を爆発させてたのが陸代じゃないかなって思います

 

喜怒哀楽全部出し切ってたと見てて感じました。歌手を夢見てる女の子で歌うシーンもあったりして歌い方をシーンや感情で上手く表現してたし、役のセリフなんだけど役者の対話だけじゃなく見てる人に向けて発してるんじゃないかってくらい爆発するときがあって凄いなって思いました

 

マネージャーの有田さんと夜に話をするシーンは好きでした

 

嘉数将義(腕トラさん)

 

お父さんの弟のまーさーおじさんの時は気のいい親戚のおじさん然だったし、雷音の社長として喋る時はプロ・大人然とした話し方の使い分けが良かったです

 

寝言によって、有田さんのリアルな秘密がどんどんバラされていくの可愛そうw でも、最高に面白い瞬間でした

 

誰かを応援する雷の音。将義社長に応援されたらどれだけ大変でも頑張れそうな気がしました

 

喜屋武朋美(MAICAさん)

 

初日に見たときは色気が~って思ってました。若くて色気があって歌手でってなったとき、昭和の中森明菜かな?って

僕も世代じゃないですけどねw

 

2回3回と見ていくうちに笑顔が凄くチャーミングな人でそれだけでも華やかな感じなんだけど、お母さんが倒れた時にする雨にまつわる思い出話のシーンでは話の含み方が上手だなーと思ったりしました

 

宴会のシーンで踊る喜屋武ちゃん好きです

 

有田孝也(永岡ゆきおさん)

 

中々に抜けてるところが多々あって、酒癖が悪くて、気が弱くて、人を見る目があって、誰にでも優しくて、成長する幅が一番大きい役じゃないかなって思ってます

支えてくれる人が周りにいるのも大きな要因ではあるんだけど、色々考えて、自分の駄目な部分と向き合って一歩踏み出すそんな背景が見え隠れしてたんじゃないかなって思いました

 

コミカルなシーンも多く見てて楽しかったです。洋子ちゃんが事務所に来た日の陸代を気にしてモジモジする有田さん可愛いw

 

比嘉登志彦(金城憲辰さん)

 

洋子ちゃんに向ける一途な気持ちとか陽気で明るい性格とか、洋子ちゃんが東京行って心配する気持ちとか表情とか、感情表現の演技が上手いな~って印象です。洋子ちゃんに結婚を申し込むシーンは何回も見ていたのに千穐楽の時が一番感動したし熱くなったなー

 

気持ちが先走って早く三越に行きたいとーしーにぃにぃ可愛かったなー

 

宮良博史(宮平もりひろさん)

 

宮良社長のコーヒー吹きかけられる体当たりシーンは毎回笑ったなぁ~シーンもセリフも少ない役だったけど、舞台に出てきて役者さん達を見る眼差しが優しかったなぁ

宮良社長の落ち着いた話し方は一言一言が語りかけてくるようで結構聞き入ってしまうくらいでした

 

若林亮(竹田大将さん)

 

いい意味で毎回毎回雰囲気を壊してましたw 笑いの回数で言ったら若林さんのシーンが一番多かったんじゃないかなぁ~

見た目のイメージだけに、登場シーンの第一印象から終盤の印象が180℃くらい変わる人。意外とちゃんと考えてる・・・とか、意外と良い人・・・とか、「意外」って言葉が付いて回る人だけど憎らしい部分が全然なくて人間関係で付き合ったら絶対に一緒に居て楽しいって思えそうだなぁって思える人

若林さんのセリフは「あ~確かに・・・」とか「なるほどなー・・・」って思うセリフが多かった

 

あとコーヒーを吹いた後に会場にほのかに一瞬香るコーヒーの匂いw

 

鈴木早苗(花崎ちづさん)

 

終始、この人は仕事出来そうな雰囲気が漂ってましたw で、多分一番謎が多い役な気がしてます(年齢含め)

意外と義洋の話を聞きながらも全部分かってるんだけど、小出しに導いてるのかなーなんて思ってたりするんだけどどうなんだろー?

 

 

比嘉義洋(河野将悟さん)

 

物語のナビゲーター的な役割だと思ってます。義洋の印象的なシーンはやっぱり最後の洋子ちゃんに電話するシーンで、あのシーンで舞台を見に来た人はみんな気持ちを柔らかくして帰っていったと思うんだけど。見る側は多分一番自分と重ねられたシーンじゃないかなって思います。義洋と一緒に考えたり、教えられたり、義洋に自分を重ねることで感情移入しやすかったんじゃないかと

 

千穐楽にラストは涙していた義洋ですが、終演後にお話をさせていただいたらあのシーンはほんとは笑っていたいんですって仰ってたのが印象的でした

 

 

 

同じメンバーで再演して欲しいくらい良い作品。舞台でした

僕は計4公演見たのだけど、毎回楽しくて見るのが楽しみでした

演者さんともお話させていただく機会も頂き、より内容に深みが出て大好きな作品となりました

 

ありがとうございました。今後の活躍を楽しみにしてます