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すべての調和へむかって…(ハウプト物語:パート5)

パート5 我が闘争

 

Herz über Kopf 

英訳すると "Heart over head" ”頭より心臓” ”理性より感情” すなわち 【考えるな、感じろ!】
でもこのアルバムタイトルは当初、Mein Kampf って言ってたんだよね。意味は... (各自調べてみてね)
 
...... 出せるわけないでしょ、こんなタイトルで!(わからない人は第2次世界大戦の勉強をしましょう)
 
このあたりがあーりーさんの凄いところです。(褒めてます) 
まあ、『独裁者』をつくったチャップリンほどの度胸があれば別ですが....
タイトル、ここに書くのも憚れるんですよ (ま、書いてあるけどもw)
 
でも、今振り返ってみれば、ハウプトはあーりーさんの戦いの歴史でもある。「白いロック」を標榜し、素晴らしいアルバムを作るも、メンバーがどんどん辞めていってしまう... まあ、普通は心折れるよね。だからこのタイトルでも間違ってはいなかった。倫理的・営業的にはあり得ないが。でも彼はまだ諦めなかった。どんどんと異常なまでのペースで多彩な新曲を発表。その集大成として起死回生ともいえる、ものすごいアルバムを用意していたのだ!
 
(注)当ブログの方向性として、いや、わたしの立ち位置として、あーりーさんをどう扱えばいいのか、悩んでいます。彼は最高のコンセプトメーカーであり素晴らしい音楽の生みの親でありメンバーを集めた人であり辞めさせた人であり罵倒した人であり素晴らしいセトリを組んだ人でありグループを解散させた人だ。(性格的、人間的問題は別の機会に譲ります) 彼に対する私の評価は常に揺れ動いているし、これからもそうだということを、当ブログの読者諸兄におかれてはご理解・ご注視いただきたい。
 
曲目は、こちらだ。
 
01.BUDDY
02.Kidnapper Blues〜人攫いの憂鬱〜
03.パラレルワープ
04.LAST CHANCE(幸福の妨げ)
05.Alice in Abyss
06.yearning(erneutes)
07.トゥー・スウィート・トゥー・リブ
08.きらり
09.シャンパンゴールド・トワイライト・ラグゼ(erneutes)
10.Old Gaffer’s Confession
11.almsgiving
12.assuage his disappointment
13.レディ・ファーイースト(極東淑女)(erneutes)
14.ソプラノ・オーバードライブ
15.春夏秋冬
16.国王

 

一曲目、Buddyです。

わたしBuddyに一つだけ不満があります。出だしのタバコを吸うSEからギターが始まるんですが、ここを切らないでほしかった。(一瞬切れるんです音が) ここは、こんな感じにしたいんです。

 

【タバコに火をつける→吸う→吐く→ステージセットアップの音、お客さんのノイズ→静かにギター伴奏が始まる】っていう流れにしたい。私がDJするときはそうします! 【今日も最悪な一日だったぜ。このタバコとアルコールだけが”生きてる”ってやつだな.... お?ステージでなんか始まるのか?まあどうしようもないバンドだろ?..... ん?なに??】(曲スタート)

 

.... わかっていただけますかね?

不満?なのはそこだけ。まあ、ワンマンの日付とか言っちゃってるからなかなか使いづらいところはあるんだけど、この曲の後半の感情の盛り上がりは半端ありません。毎回泣きます。【音楽を!】とかね... (泣)

 

う~ん、曲目解説始めちゃうと、ほんとに終わんないからやめますw

 

 

 

で、

新アルバムなんで当然販売促進活動があるわけですが...

 

ここでまた、やってしまいます。

 

う~ん、、、またか、というか、なんというか.....

 

最高のアルバムだったんだけどなぁ....

 

 

次回、『 It's time for BED IN 』

 

こうご期待!(なんじゃそりゃ?)

 

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ここで間違えたのかなぁ?(写真はイメージ)

 

すべての調和へむかって…(ハウプト物語:パート4)

パート4 : ひとさらいの気持ち?

 
【悪モニー】なんかもたまに挟みつつ、ハウプトハルモニーは精力的に活動していきます。7月のワンマンに向けて『ご新規さん獲得活動』です。外から見れば、一番人気のセンターシンガーがいなくなり、よくわからない子(りこ、ななみ、りおん)が3人も入るという不安定期。でもこの頃、ライブ中のファンの盛り上がりがヤバいと(ちょっとだけ)話題になったことがありました。とにかく楽しい!というのです。私は同時期に【絶叫する60度】も見ていたのですが、盛り上がりは同等、絶叫はちょっとヤバい、危険な感じ。ハウプトはヤバい、楽しい❗️って感じでした(個人の意見です。) あ、断っておくけど私絶叫大好きだから!
 
でも、何かが欠けていた。普通に踊れる曲はあるのですが決定的なパンチがないのです。そう、核弾頭みたいなキラーチューンが。
 
そしてついにそれが投下されたのです。【Kidnapper Blues 〜人攫いの憂鬱〜】(キッドナッパー ブルース〜ひとさらいの ゆううつ)これは本当にヤバい曲で、イントロのドラムがメチャかっこいい。そして畳みかける曲展開。バンドの興奮する様子がものすごくよく表れている。曲中の主人公の興奮して陶酔する気持ちそのもの。特に歌詞がイっちゃってるんです。何しろ【Rape me again someone disgrace me face me and then... 】って未成年のアイドルに叫ばせるんだよ。私はこの歌詞を作ったやつ(=あーりー)もヤバいと思うけど、それを歌うアイドルもものすごいと思う。この曲は死と犯罪と愛欲と性と暴力と自傷の感情に満ちている。こんな曲を、こんなかわいい(幼い?)アイドルに歌わせるか?【こんな老婆を抱いて満たされるほど安くはない】と低音を効かせて珠乃ちゃんが歌うんだよ…
 
ねぇ?みんな本当にわかってる??これって、、、、
【人さらいの気持ちを歌った歌なんだよ】
しかも幼女趣味の人さらいだよ.... 性的陶酔がヒドイ危ない犯罪者の。
 
........... それに酔いしれる俺らって、何??
 
まあ、表の意味も裏の意味もあるだろうし、遊びもジョークも入っているだろう。歌詞の内容も取り方によってはただのおふざけだ。でも、決定的に違うことがある、
 
『狂気』だ。
 
この曲には、狂った考え、生き方、愛情、固執する怨念なんかがあふれている。
それを、珠乃はじめメンバーがトランス状態になりながらパフォーマンスする。
 
    もう一度レイプして....!
    私の顔を汚してょ...!!
 
こっちは、その狂った様について、実際に見たり聞いたり体験したりしてきた人生があるから、どうしようもなく引きずり込まれるのです。不完全ながら、それができている.....  これは凄いことだ。
 
 
 
 
そんな爆弾を毎回のイベントで投下してフロアを狂乱におとしいれる中、この曲のPV撮影がおこなわれました。5/15 Chelsea Hotel。午前中はメンバー、スタッフのみでPV撮影(多分珠乃ちゃんのバーのシーン)その後エキストラ(ウチら)を入れてライブシーンの収録。その成果は出来上がったPVを見て欲しい。(私も映ってます)
 
 
大好きな冒頭shout部分
【Wasted ! Busted ! Once again !   *Rape me again someone disgrace me face me and then (*repeat)】
 
この日メンバーのひとりは40度近い熱だったにもかかわらず素晴らしいパフォーマンスを魅せました…珠乃ちゃん、鬼気迫るパフォーマンスで…
本当に楽しい、夢のような時間だった。
 
これは、絶対売れると確信しました。
 
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パート5につづく…σ(^_^;)
 

すべての調和へむかって...(ハウプト物語:パート3)

パート3:認知と酸素

 

楽しいアイドル生活を送ろうと思って、前回ハウプトのファンミーティングに行き、あろうことかメンバー脱退の話し合い(というか説明会?釈明会?)に出くわしてしまったワタシ。これからワンマンに向けて現メンバーで突っ走っていきます。さあこれから売れますよ!というあーりーさんの力強い?コメントを信じ、1,2週間?経って次の現場に行きました。開場は渋谷milkyway。そう、チェルシーホテルのビルの3Fです。(ちなみに1Fはスターラウンジ)

 

いつものように最前上手(客席から見てステージの右側)に陣取り、メンバーの登場を待ちます。

すると、、

なんか不良少女コスをした子たちが入ってきた。

 

これ、ハウプトハルモニーじゃなくて ”ハウプト悪(ワル)モニー” なんだって。不良少女のカッコをして、傷メイクや血糊なんかもつけちゃったりして激しい曲ばかり投下。こっちも珠乃ちゃん真ん前だからこぶし上げて叫んで応戦。がっつり盛り上がりました。

あ~たのしかった、ということでさあマルクト(=物販:お金を払いチェキを撮ってお話をしたりします)だ!!と会場の物販ブースを探す(出演したアイドルごとに物販をやる場所が違うので、ライブ直後のヲタは、自分の行きたい物販の場所(テーブル)を汗だくだくで呼吸困難な状態で探していち早く並ぶのです。) これに遅れると長~いチェキ待機列ができてしまい非常に時間がかかります。ここの動き出しはライブ本番より重要な場合があります。

 

で、物販会場を探すけど....... ない。

 

あ、そうか入り口周辺かな?

 

物販をやるアイドルが多い場合、会場の中だけでは対応できないため、入り口周辺も使うことがあるのです。

そしてこのmilkywayという箱は、3Fの入口前にちょっとしたスペースがあって、そこで一組物販ができます。

あ、ということはそこか?と入口に向かう。

 

そこもすごい混雑で。昨今のアイドルライブはライブそのものよりも、この物販なるものが重要視されているんです。いや、そういうきらいがある。まあ、好きなアイドルとの疑似恋愛を楽しむことが第一と考えると、それも致し方のないことなんですが、私はやっぱり、すごい音楽とすごいステージを見たいんです。言ってしまえばそのあとの接触(こういいます)なんて行かなくっても「おなか一杯」になるようなパフォーマンスを求めています。

 

この日の珠乃チャンはそれに近いものがありました。絶叫して踊りまくっていて、最後のほうはふらふらしていました。こっちも酸欠?でふらふらしてたけど。

 

しばらくするとあーりーさん(P)が現れました。『ライブ頑張りすぎてみんなぶっ倒れてる。少し待ってください』と。

え?動けないほどなのか....

 

と思って待っていたら裏からメンバーが来たのですが、なんと...

 

【這って出てきました!】

 

ライブハウスの入口で、衣装のまま、決してきれいとはいえない床を這いつくばって出てきたアイドル、って生まれて初めて見た。こんなのマンガでしか見たことないよ...

しかもみんな裸足。... 死にそうな顔をしてる。

 

私はまたしても最初に並んでいたので、最初の一人として珠乃チャンのところへ。

まだしっかり歩けない彼女は、私と一緒にmilkywayの階段を2階まで下りて二人っきりでお話をします。

 

珠 『...ハア、ハア、ハア...』

ヒ 『大丈夫だった?大変だったね』

 

珠 『...ハア、ハア、ハア...』

ヒ 『少し休んで』

 

珠 『...ハア、......... だいじょうぶ』

(チェキをとってそれにサインをしながら...)

 

珠 『きょうはありがとう、ひろなっくすさん』

 

.... え?

 

 

珠 『.... 今日は”悪モニー”だったから。違う日がよかったんじゃない?』

 

いや、え?  いまなんて??

 

 

彼女はなんと、前回一回だけチェキを撮ったときに一度だけ聞いた私の名前を覚えていてくれたのです。

これをヲタク用語で 【初回認知】 といい、非常に珍しいことなのです (ウソw)

前回のファンミーティングだって、ファンはそれなりにいましたよ。チェキも結構並んでました。

 

それを、一回だけ名前を言っただけなのに...

彼女はそれを一度だけチェキに書いただけなのに...

 

これをヲタク用語で 【神対応】 といいますwww

 

 

これは、好きにならずにはいられないよね。

(ヲタクちょれー!)

 

 

 

パート4につづく

 

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【ハウプト悪(ワル)モニー】の『寺田 “呪” 乃』