ベンチャー | ポカポカの思いつき日記

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日常生活で思いついたことや思っていることを書き残すメモに近いブログ。

ベンチャー企業というと大学の先生なんかが新しい技術を商品化するために日夜奮闘しているように思っていたが日本の場合そういうのは少数派みたいである。

 

大抵の場合日本のベンチャーは元は大企業のメーカーに働いていた人達がその部署の人間の多くを引き連れて独立しているというのが一般的である。

つまり独立してやることは元居た会社の仕事を回してもらい下請けとしての業務をすることである。

その業務とは定型的で手間が掛かって面倒な仕事のことで能力のあるエンジニアが最も嫌がる仕事であり、例えば回路だったら素子の数を減らしたり、ソースだったらGUIのちょい変やPythonをC#に変更するといった仕事である。特に嫌なのが最近流行のアジャイル開発とか言って毎日発注元と会議を開いて進捗を報告したりしなければいけないというのがある。

 

要はベンチャーを標榜しているが実際には普通の便利な下請けというのが多いという感じである。

こういうベンチャーはインターシップに熱心で高額な日当と待遇で学生を招き、何とか若くて優秀な人材を確保しようとする。

可哀そうなのはそれで釣られて入社したは良いが、仕事は大企業の下請けであり、大抵の場合自分より偏差値の低い大学を出て余り自分の関わっている商品の内容を理解できていない担当者を相手にするケースが多いことである。

 

日本のベンチャーは大企業をから独立した初期のメンバーには株式公開などで巨万の富を得ることが可能であるが、後から入る優秀なエンジニアには仕事内容的にも金銭的にもメリットが余りないことを知っておいた方が良い。