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ぎんちゃんの手紙

ぎんちゃん
 ウェルッシュ・コーギー・ペンブローク・男の子 トライカラー(白・黒・淡茶) 永遠の14歳
 新”ぎんちゃん  ラグドール・男の子2008年8月生まれ
いまは ぎんまる(ヒトのオス)が好きに書いてます

こりもせず今年もブレイクして欲しい若手女優をあげていきます(^_^)

 

年明け直ぐに書かなかったのは『CM NOW』の新刊を待ってからと考えたからです。

ですが今年の『CM NOW』は面白くなかったです。

去年から続く乃木坂推しですねぇw

まるで『明星』や『平凡』のようですw

乃木坂46グループやAKB48グループの女の子を乗せれば買って貰えるんでしょうね。沢山載ってます。バックナンバーを見れば、毎月数人載せています。特集も3号連続で組んで有ります。

続くようなら、来年は『CM NOW』買うのを止めます。

他のアイドル雑誌と代わらないもの。

 

なので、私独自にネットで見つけた注目の”売れて欲しい”女の子を書いていきます。

 

今年一番の注目の女の子は9人居ます。9人いたら一番じゃないだろうと突っ込まれそうですが(笑)

 

白石聖(しらいしせい)さん。年齢が今年成人式なので、広瀬すず、葵わかな、平祐奈、福原遥と同い年です。次の年には橋本環奈、永野芽郁、大友花恋、浅川梨奈がいます。ちなみにその下の2000年生まれには東宝シンデレラ・グランプリの上白石萌歌、浜辺美波、久保田紗友がいます。ある意味激戦区の世代です。だからどんなキャラを選択するかで生き残れるか消えるか決まってしまうでしょう。何が何でも主役を望むならば難しいかなぁ。

あと1997年生まれも書いおけば、オスカー・グランプリの小芝風花、飯豊まりえ、杉咲花、桜井日奈子、山本舞香がいます。あと後で書くつもりの今田美桜さん、吉田志織さんも白石さんの同い年に居ます。

白石さんは五年後までに生き残れれば、なんとかなるかもしれないです。でも来年もスポットライトが当たっている保証もないです。厚い世代ゆえに生き残っていればそれだけで価値が出るとも言えます。もちろん演技力、アピール力が有って、無理に主役を狙わないで五年後まで生き残っているのが条件です。

 

石井杏奈さん。そろそろE-Girls卒業してくれないかなー。まだダンサーと二刀流で行くつもりなのかなー。彼女も1998年生まれなので、今年二十歳です。女子高校生役もそろそろコスプレと言われる頃です。社会人(新人)役も、上にあげた女の子たちがドラマ、映画の主役、準主役で狙ってくるでしょう。また将来バイプレイヤーと呼ばれる役者に成りたいと考え、勉強したり表現したりする子も出てきます。役者として活躍するつもりなら、遅れるんじゃないかな。生涯ダンサーとして生きるか、ダンサーとしてステージで出来るまで芸能界にいるつもりというならしょうがないです。

 

吉田志織さん。映画『チワワちゃん』のチワワちゃん役の子です。透明感があって女子、男子に人気が出そうです。プロポーションも良いので、活躍の幅はあります。ただグラビアから人気者に成ろうとすると難しいでしょう。身長が160センチなのでちょっと足りない。泉里香や馬場ふみかのように、男性誌グラビア、女性誌グラビア両方で活躍するようでなければ人気者になり残れないでしょう。

 

岡崎紗絵さん。何となく誰かに似ています。この子も透明感があり、親しみやすさも感じます。テレビバラエティーにどれくらい強いか分かりませんが、面白いと受け入れられれば生き残れます。いくつかYouTubeで動画を見ましたが、落ち着いた雰囲気がいいと思います。25才なので、30代40代になってもイメージは変わらないでやっていけるでしょう。『科捜研の男』がシリーズ化すれば安定確定です。その役のイメージを続けて使えますし、イメージを裏切っても展開できます。

 

森七菜さん。今年一番の話題のテレビドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』に出演している子です。このドラマには他にも注目の子が沢山出演しています。その中で森七菜さんは私の注目です。噂では「オーディションにめっぽう強い」らしく、最終選考に必ず残るそうです。「オーディションにめっぽう強い」といえば芦田愛菜や芳根京子の顔がすぐに浮かびますね。その系譜だとすれば、安定した引き立てがあると期待出来、生き残るんじゃないでしょうか。演技も顔もいわゆる”普通の”女の子の役が上手い気がします。といっても、この”普通の人”の演技が達者というのも曲者で、意外とそう言われる女の子は多いです。「普通に居そうだけど居ない」と言われるようにならないと駄目です。例えば市原悦子さん菅井きんさんのように評価されるようになれば良いと思います。

だいぶ年上の女優さんの名前をあげてしまいましたwww

 

今田美桜さん。ドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』からもう一人あげます。顔がとても整ってます。スタイルも良いです。女子から人気があります。ですが「ビッチ」な雰囲気があります。「(顔)可愛いと思ってるけど、アレ、ビッチだから」(笑) これ、去年覚えた言葉で気に入ってます。一般女子が、一般男子に向ける”刺さる言葉”らしいです。ネットでいろいろ有ること無いこと書かれている今田美桜さんですが、間違っても女子から、サセ○とかNTR(AVでも「寝取り」とか「寝取られ」を短縮してこう表現するらしいです)とかネットで書かれたら、完全に燃え尽きて灰も残らないでしょう。

今田美桜さんに限らず、森七菜さんもどなたでも、私生活で遊んでいて、実はパーティーピーポーだったことがばれ、パーティーで乱れた写真や男性とベッド上の写真とか出て日には瞬殺で終わりです。

洒落にならない話は終わりにして、今田美桜さんは、男子にも人気が出ると思います。演技もまあまあです。あとは『3年A組――』を抜きにして、代表作が今年来年にあるかどうかです。

 

竹内愛紗さん。映画『十二人の死にたい子供たち』の主要キャストです。ネット限定ムービーを見た感じだと、演技力はまだありません。素人っぽいところがカワイイと受けている時期です。顔は可愛いです。現在17才で身長が164センチあるので、三年後五年後にドラマのヒロインを狙ってもいけると思います。ライバルに成りそうなのが現在のところは清原伽耶と桜田ひより、木村真那月、あと上にあげた森七菜さんなので…ヒロインいけるでしょう。ただ後に芦田愛菜、本田望結、小林星蘭、谷花音と天才子役の世代がいるので、彼女たちに憧れていた”同年代の彗星”が現れる可能性はあります。

 

古川琴音さん。ネットムービーのの『KIRINJI / キリンジ ー 20th Anniversary ショートムービー『melancholy mellow』などを見ると存在感があります。演技上手いです。顔は普通ですが、胸もお尻もありそうです。聖女、清女から悪女、自堕落な女まで出来そうです。彼女も映画『チワワちゃん』、『十二人の死にたい子供たち』に出演しています。これから売れそうな気がします。

 

田中真琴さん。ネットでいろいろと何度も叩かれている子です。モデルとして存在感はあります。そしてネットで叩かれた分知名度もあります。演技は下手と言う評価ですが、ネット動画でトークを見るとしゃべりが子供っぽいので、たぶんセリフ回しが下手に感じるんでしょう。りょうや本田翼もモデルから女優に移行したときに下手だと言われた。映画やドラマに何度も引っ張って貰ってもらえれば、生き残って「演技が下手」と言われなくなるでしょう。

                         (ときどき敬称略、済みません)

以上 九人です。

 

もっと絞れないかと聞かれれば、三人に絞りましょう。

白石聖さん、森七菜さん、今田美桜さんの三人です。

ただ白石さんのところでも書いたように、白石さん、今田さんは激戦区の世代です。ミスをすれば消えます。高望みしても疲弊して燃え尽きるでしょう。生き残ると言うことは、激戦区の世代から何人か(半分くらい)が代わりに消えるということです。森七菜さんと竹内愛紗さんは同じ2001年生まれです。いまのところ森さんをわたしは買います。しかし竹内さんの演技力がつけば逆転すると考えています。

元スマップの中居正広さんが、「僕個人は(幕引きを)怠った人間であって、『。』で幕引きっていうのができなかったので、その幕引きの経験があったので、どうか滝沢と翼の2人には、ファンの子に、いままで応援してくれた人たちってすごく大事だから」、去年このように言って滝翼の年末コンサートのお膳立てをしたと聞きました。わたしもこの番組を偶然リアルで見ました。当然SMAPの事を頭に入れて聞きました。

今年の初めに嵐が無期限休止を発表したの知り、そして嵐のメンバー五人とジャニーズ事務所とが去年の6月には合意が出来ていたことを知り。「僕個人は(幕引きを)怠った人間であって、『。』で幕引きっていうのができなかったので、その幕引きの経験があったので――』の部分はこの時すでに、嵐の2020年末の活動休止を知っていて、しかもメンバー五人全員がほぼ納得いった着地点に至り、事務所とメンバー五人全員が良好な関係を維持できたことを分かっての発言だったのかな、といま改めて思いました。

三人が「後ろ足で砂を掛けるように出て行った」様にも見えないように、

一人が「急に良い子になった」「一人だけ大人の対応をした」様に見えない”幕引き”が自分たちも話し合って出来たんじゃないかという軽い後悔が、嵐と比較して頭にあったのかもしれません。

 

メンバー五人、笑顔で、各々の未来に付いて語り、「応援してるよ」というふうにエールの交換をして、マスコミを通じてSMAPの”幕引き”をSMAPファンに伝えられたかもしれませんね。

 

まあ、桜井さんの”いま”の話では、嵐は再活動する意思をメンバー五人共有しているようなので、五年後か十年後に復活するのかもしれないです。

口さがない週刊誌の噂では、グループの活動休止を期に何人かのメンバーが結婚するんではないかと、その相手の名前も挙がってもいます。SMAPの木村さんが一人結婚をしているから、他の四人とは思いが違ったとか言われた。結婚して諸事情が変わり、付き合いが悪くなった友達というのも普通にいますから。結婚して五年後の再活動に消極的になるメンバーが出ても不思議はないのかもしれないとは、わたしは思います。だから結婚なんてしないで、という訳にもいかないでしょうし。

 

いろいろ書きました <(_ _)>

1年に一度の割合くらいでしかブログを書かなくなってしまって…(^^)ゞ

今年注目の女の子は来月に書きます。

もう、有安杏果と廣田あいかについては書きません。

あっ、でも ぁぃぁぃのYouTubeはUpされれば見ています。

ももかのツイッター? は見てません。

 

あと世間ではNGT48の件が問題視されているようでが、

「悪名は無名に勝る(より良い)」が信条の一つ

であろうAKB48プロデューサーの秋元康氏ですから。

山口真帆さんが今回の事件・スキャンダルを乗り越え、どう利用して人気拡大につなげるかでしょう。全国に顔と名前を覚えて貰えたら――さしこ、須藤、川栄のようにね――さらに陽の当たる場所に”鉢植え”を動かしてくれるんじゃない。利用できないならば、山口さんの卒業まで

静観するでしょう。

天邪鬼なわたしはそう見てます(笑)

不起訴に成ったファンとされる男二人の証言を、メディア(週刊文春でも)が載せたら、もっといろいろなことがはっきりするのにね。

当日の山口さんとの会話とか、山口さんへの男二人のアクションとか、事件現場に呼ばれたメンバーとかスタッフとか、山口さん以外に接してた(握手会などで)メンバーとの会話とかね。

被害届取り下げるから黙っててくださいなら、NGTの運営がそう男たちに言ったとしたら、その上で山口さんの訴えを無視しようとしたのなら

ブラックカンパニーだねぇ

 

もし今月中に、18年度に卒業したアイドル、解散したアイドルグループの雑感を書けたら書くかもしれません。

 

書いて推敲するのが面倒になってきて、ブログを書くのが不真面目ですみません <(_ _)>

前回のHEAVENのコンサート演出の提案で、書き忘れた事があったので補足します。

カナコがリヤーカーに乗って歌いながらステージを回っている場面では、残りのシオリ、アヤカ、レニを含めた6人は普通にパフォーマンス(踊って)していれば良いと思います。カナコのソロ曲があるとかソロパートがあるという演出ではありません。

もう一つ、全員で客席に下りてパフォーマンスする提案は出来るだろうと思ったからしました。私が見た回でもシルヴィア・グラブさんと妃海風さんがマネジャー役として、通路に登場してから中央のステージに上がって行きました。9人から4人を通路に下ろすのはセキュリティ的にも難しいと考えたかもしれません。私が観た当日のお客様はほぼ全員は紳士淑女でした。騒ぐとかメンバーの触ろうとする人は居なかったので大丈夫だったと思います。

普段のももクロのライブでも、観客に近い場所に下りてパフォーマンスする4人(去年まで5人)に、過度に接触しようとするファンはいません。想像よりはモノノフは節度ある人たちだと思います。

 

もう一つ、本広監督に不満を思い出しました。もしかしたらキングレコードかな?

今度5ヶ月連続で配信される楽曲、これまでに『Re:Story』『あんた飛ばしすぎ!!』『天国のでたらめ』が配信されてます。あと残り2曲も含む5曲全部をミュージカルの中で聞かせてもらえるだろうと期待して楽しみにしていました。

それが期待に反して、第二部のクライマックス直前に「今まで聞いたことがない楽曲だな…」「ミュージカル書き下ろしの歌かな?」という楽曲を4人が歌いました。「これが噂にあった、新曲『天国のでたらめ』かな」というふうに感じながら聞きました。『天国のでたらめ』だと確信したときには終わっていました。もっとちゃんと聞きたかったです。もう一度くらい『天国のでたらめ』を聞かせてもらえたら良かったです。『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』は何度も聞きました。『天国のでたらめ』が一回だけだったのが残念です。

 

褒める箇所を書く約束をしましたので書きます。

ヘンな書き始めですけどwww

 

かなこちゃん、しおりん、あーちゃん、れにちゃんは前回の『幕が上がる』の映画や舞台、また各々が芝居の舞台を経験してきたので、わざとらしい演技もなく良かったです。また逆に、普通を意識しすぎて手足が伸びず縮こまったりせず、のびのびしていたのでステージを安心して観られました。

歌に関しては、ももクロの歌を上手く使ったので、ミュージカル特有の「歌うようにセリフを言う」または「セリフを歌いながら」という箇所がほぼありませんでした。10年かけて上手くなった歌声を改めて評価するかしないかでしょう。

口さがないアイドルファンば、もっと歌の上手な子はたくさんいると言うでしょう。慎ましく評価すれば、4人とも10年前よりかなり歌がうまくなったと止めるのが、謙虚でいいんじゃないでしょうか。

シルヴィア・グラブさんと妃海風さんを褒めたらキリがないです。もっとお二人が歌って踊るシーンを増やしても良かったかもしれません。

が、そうなるとお二人以外にも歌って踊って見せるパフォーマンスシーンがあれば、もっとミュージカルの出来が良かったかもしれません。

となると、ももクロが主役のミュージカルの雰囲気が薄まり、ももクロの負担を軽くすれば軽くするほど、ももクロの4人いらないんじゃないか成りかねないです。悩む話じゃないんだけど、悩ましい。

 

全体のシーンも褒めます。

第一部の『サラバ、愛しき悲しみたちよ』は素晴らしかったです。

いやー、宝塚歌劇の現代物の楽曲に通じました。思わず宝塚歌劇の公演の一部を観ている錯覚を見ました。特別ゲストとして、階段から男役トップの方が颯爽と下りてくるじゃないかと期待してしまいました。

『オーディション』も面白かったです。アメリカのミュージカル『コーラスライン』をイメージしているんじゃないでしょうか。オーディション参加者がダンスを徐々に合わせてゆき、最後には転生してきたダンス部の4人を含むオーディション参加者(男性も女性も)全員で一つのダンスを完成させて終わる。かなり感動しました。普段、ももクロのダンスは奇抜なだけで、そんなに難しくない大変じゃないと思われています。なのでももクロ4人のダンススキルも実は大したことがないと思われています。(特にオオカミ山方面から)

ミュージカルの舞台を複数踏んでいる出演者の方々と、ほぼ同じレベルで魅せた4人は格好良かったです。

 

第二部の『HAPPY Re:BIRTHDAY』も感動しました。

この楽曲ではシルヴィア・グラブさん、妃波風さんも一緒になってパフォーマンスします。

『HAPPY Re:BIRTHDAY』では観客も誘い巻き込んで、会場全体で歌うところは良かったです。ミュージカルを分かってるなーと思いました。

(今までもかなり、私、何様のつもり!? で書いてますが。「分かってるなーと思った」て、本当、何様つもりでしょw 天狗野郎ですねw)

本当に、あそこは会場全員で歌って楽しかったです。感動しました。

 

以上が天邪鬼な私の、ももクロのミュージカルを観た感想です。

 

本広監督はこの後も、ももクロで映画か舞台をやりたいと考えているらしい、

と情報が、なんとなくあるので(笑)

思いっきり期待して待ちたいと思います (^_^)

ももクロのミュージカルの感想をの続き。

 

第二部が始まりました。頭から『HEAVEN』の物語です。

第一部の終わりにオーディションがあり、合格した9人の女の子たちで活動を始めています。アイドル活動は初めから不思議と順調です。

ももクロをイメージして路上から活動を始めたアイドルグループHEAVENは一気に人気者になります。すぐに日本青年館、中野サンプラザなどのホールをいっぱいするほどに成ります。

 

細かいシーン割りを書けば、3シーンに分かれます。

○ 路上から日本青年館

○ 中野サンプラザから横浜アリーナ

○ さいたまスーパーアリーナから国立競技場(もしくは東京ドーム)

という感じです。たぶん…

最初のコンサートシーンの後、9人が7人なります。

次のコンサートシーンの後、7人が6人になります。

三回目のコンサートシーンで6人が4人になります。

 

正直に感想を書けば、HEAVENはももクロをイメージしているかもしれませんが、もし7~8年前にももクロで無くHEAVENだったら私は7年前から彼女たちを応援していません。スルーしています。

コンサートシーンはももクロのコンサートの演出として、振り付けや演出を面白く見られました。が、ももクロとはダブって見えなかったです。

 

コンサートシーンは半分で良かったと思います。プログラムを見ると9曲から10曲パフォーマンスした訳ですが、3曲ずつシーン3回の9曲を見たと思います。

これ4曲か5曲でいいです。その分、シオリ、アヤカ、レニの内面に迫って欲しかったです。

 

最初にHEAVENのメンバーのうち2人が抜けます。そのうち1人が「自分は普通の女の子の生活に戻りたい。田舎に帰って平凡な主婦になる、嫁入り修行をする」と卒業する理由を語ったときに、シオリの胸の裡にザワザワするものが起きるはずなのに、何も動揺をセリフとして語ること無くメンバーと別れてしまいます。HEAVENの活動を「楽しい」と続けます。第一部の感想でも書いたように、イヤイヤ結婚されるのを逃れきたとしか思えない。

「もっと輝ける、胸が躍るような人生が私にはあったはず。結婚して妻になって、子供を産んで母に成って、老いてゆく人生なんて嫌」みたいなセリフを何度も第一部からシオリは繰り返し言いますが、それはマリッジブルーというより、もっと手前の「私の人生はこんなはずじゃない」とか「私の価値はこんな物じゃない」のような不満じゃないだろうか。

 

また、レニがホスピスの看護師だった設定だったのなら、コンサートで数万人を笑顔に出来るのは嬉しいけども、(例えば)田中のお婆ちゃんはピュアな人で曲がったことが嫌いで正直に接してくれる人じゃないとダメで誤解されやすところもある、木村のお爺ちゃんは女性とみればすぐに体を触ったり、胸やお尻をギュッと掴んだりするけども実は小学生の男の子のような人で寂しいだけなんだとか思い出して語り。年をとり終末の時期に差し掛かった二人を、置き去りしてきたような、見捨ててきたような気持ちがしてイライラするとも語り。「数万の人を”同時”に笑顔にすることは素晴らしいことだと思う。けど、身近な人を悲しい思いをさせているかもしれないと思うと嫌なの」と言って、元の世界に戻りたいと言ったほうがもっと良いと思います。

 

少しずつカナコが作り出した平行世界から3人の気持ちを離れさせるシーンがもっと欲しかったと思います。

 

カナコにしても、ダンスの全国大会の舞台に立てなかったのが未練だったのなら、アイドルとして順調にサクセスしていっても未練を解消出来てないんじゃないかな。

これはももクロではないのだから、HEAVENは「日本レコード大賞」の大賞にノミネートされてる設定に最後はしたらどうだろうか?

(レコード大賞が、現在はそれほどの価値がないだろうとは思いますが。誰にでも分かりやすい、平行世界の全国大会と同じ意味にとれる大会としてレコード大賞は便利ですw)

ももクロはレコ大の新人賞は当然にして、あらゆる関連の(”噂”では日本音楽事業者協会主催の)賞にノミネートされた実績はありません。(ゴールディスクとBlu-ray大賞と、MTVのミュージッククリップ(ダンス部門)大賞は貰いました)

再びAKB48のようなグループとレコ大のステージに並んで立っていることにして、HEAVENはレコード大賞受賞を逃す。

そしてカナコ、シオリ、アヤカ、レニの思い出の場所、通っていた高校の体育館の裏に再びジャンプして、

「満足した。4人で大会の決勝の舞台に立ってパフォーマンスして…大賞は貰えなかったけれど、4人でやり切ったと思えた。もう思い残すことない」とカナコが最後に告白して、

「転生の鍵」を番人に返して、ついにカナコも成仏するといったクライマックスが良かったんじゃない。

 

それでも少し不満が、最後にあって。

4人ともが平行世界の前と似たような世界に転生したようになっているけども、シオリは結婚したのか結婚しなかったのか、レニは今もホスピスで働いているのか別の仕事に就いたのか、アヤカは俳優をしているのか、演劇関係の別の裏方になったのか、カナコは結局どんな幸せを大人になって手にしたのか、語られも見せられもしませんでした。

 

そしてカナコは、シオリ、アヤカ、レニに気づいたけども、3人は同じ場所でおのおの誰かを待って偶然集まったけれど、他の3人には気づかずにまた別れ別れになろうとする。そこに気づいたカナコが「すみません…」といって3人を引き留め、終幕になりました。

「精一杯生きよう!」というテーマさえ語られればいいと考えるなら、

劇の中で何度もカナコが言っているので十分なのかもしれませんが。

好きなことを精一杯して、楽しく生きようがテーマじゃないでしょ。

平行世界でダンスから離れても各々が精一杯生きている姿を見せて、カナコが”何”かを酌み取って、成仏・転生したカナコは声をかけるんでしょ。

ならシオリ、アヤカ、レニも気づいて、また第一部の最初の頃のようにシオリ、アヤカ、レニの3人を見つめるカナコの元に集まって、

「初めまして…あの、どこかで会いましたっけ、私たち…」という終幕の仕方が良かったんじゃない。

 

あとさぁ…、この劇唯一のセットが第二部ぼHEAVENのコンサートシーンで、中央のせり上がりから出てくるのだけれど。白い大きな二段重ねのクリスマスケーキのようなセット、唯一のセットらしいセット。

アレならいらないでしょ。最後まで空舞台でいいでしょ、背景は全部みなさん想像してくださいといた方がスッキリしたでしょう。

じゃなければ、小道具としてリヤーカーだけ、最初のコンサートの一曲目で使うとか。カナコがリヤーカーに立って乗って、メンバーの一人が引っ張って、もう一人が後ろから支えながら押す演出を入れるかとか。

ももクロらしい演出を考えるなら、観客席の前後に大きな通路の導線があったので、その通路にメンバーの9人全員か、6人か、4人を下りて行かせて、一曲観客の中でパフォーマンスさせる演出なんかにしたほうが良かったんじゃない。

 

不満ばかり書いてしまった(^_^;

褒めが少ないと思う…… つづく